共通部分が楽しい
プライマルハーツをプレイしてからすっかりブランド買いをするようになったままれ作品。
個人的にはこのお家に帰るまでがましまろですもかなり好きな作品でした。
共通部分はかなり長くて、行き倒れている主人公をヒロインが拾うところから始まり赤字経営で潰れそうな洋菓子店をヒロインと協力して再建していくという流れになります。
自分たちが考えたことを少しずつ試していって、その度に改善点を見つけて次の一歩に繋げていくという流れが読んでいて楽しかったです。
主人公も鈍感すぎるところはありますが有能だし、なんでもない日常のエピソードもヒロインだけじゃなくサブキャラもちょくちょく登場してくれて、飽きずに読み進められました。
ただ、主人公が学校に通い始めた後朝からお店を開けるためにローテーションで休みを取りながら学校に通うような描写がありましたが、いつの間にかその描写がなくなり当たり前のように全員学校に居たりお店で全員集合してたりして、あれ？お店どうしてるんだ？と思う部分も無くはありません。
個別部分に関してはまぁ萌え抜きゲーだなぁという感じです。
ままれ作品はエロに力を入れている感じですし、実際回数も1ヒロインにつき７～８回(うち2回はアフターストーリーとしてクリア後にクリアしたヒロインの分が開放)と非常に多いのでストーリーよりもHシーンのシチュエーションの為に動いてる感が否めないかなぁという印象がありました。
ただ、Hシーン自体は非常にエロいです。
ままれ作品はプライマルハーツ辺りから汁まみれになりながらレイプ目になってるヒロインと朝までHするシーンが全ヒロインに完備されているのですが、今作ではそれに加えて一部のヒロインでシックスナインの体勢のヒロインを主人公目線で見たシーン(カットインで咥えてるヒロインの顔が出る)があり、非常にエロかったなぁと思いました。
ただ、システム面には少し不満な点があって、今までのままれ作品でもありませんでしたがこの作品でも次の選択肢までスキップという機能が付いていません。
この作品には選択肢が3つしかなく、しかもルート決定のための選択肢は1つだけなので不要なようにも思えるかもしれません。
しかしどの選択肢もヒロイン分ちゃんと用意されていて、ちゃんとそれなりの量の差分が用意されているため、できれば次の選択肢までスキップという機能も欲しかったように思いました。
ただのスキップで飛ばすにはテキスト量が多すぎますし、スキップ自体もそこまで早くありません。
また、スキップした箇所に関してはシーンジャンプできなかったり、バックログを開いている間音声が止まって解除すると止まっていたところから再生される、バックログをマウスホイールで解除する場合何もないスペースで最後の文章を上まで流し切らないと解除できない、という辺りはずっと同じUIなので仕方ない部分はあるのですが、他のゲームをやった後だとどうしても不便に感じてしまいます。
各々のヒロインに関しては全員可愛らしくて良かったなぁと思うのですが、特に良かったのは汐お姉ちゃん。
基本的におっぱい星人な自分には幼児体型のヒロインが刺さることはあまりないのですが、お姉ちゃんらしく甘やかしてくれるシーンもあれば容姿通りに子供っぽく甘えてくれるシーンもあり、授乳手コキまでこなすバブみを感じさせるシーンまであったりと魅力に溢れたヒロインだったなぁと思います。
お店を中心にヒロインと一緒に過ごすゲームというのはそんなに珍しくないですが、ましまろのようなふんわり優しい雰囲気のなかでヒロインと一緒に頑張るようなゲームが好きな人には是非プレイして欲しいです。
かなりボリュームのある作品ではありますが、時間をおいてまたプレイしてみたくなるような素敵な作品でした。