1つ前にクソゲーを掴んだ反動もあり泣けた。
というか、桜に良い印象を持ってれば泣けると思う。雰囲気と彼女の健気さで。
シナリオはまぁ中の上と言った所かなぁ。
「どんな理屈でもいいから桜を存在させて一緒に卒業させて欲しかった」という個人的願望があったので、それがなければもっと評価出来たかもしれない。
正直、そういう淡い願望を持っていてそれが打ち砕かれた自分には客観的評価が難しい。
設定としてはある程度すっきり終われるだろうが、「ハッピーエンドのようなバッドエンド」?「設定上ハッピーエンド、恋愛上バットエンド」?と言った感じで枷がほぼ確実に残る。
誰も幸せになれたようでなれてない。
桜以外の4人は最終的に主人公が死人として扱われるのでまだマシかもしれないが、桜のみは桜が死人として、しかも終盤は存在が終わった者として扱われるだけに桜が好きな人にはショックもでかい。
卒業なんてほったらかして、桜と主人公が死んだ世界で幸せになるみたいな展開の方がまだ良かった。
過去作品や今作のシロクマのシナリオを見ても、ライターは展開に力を入れ過ぎてるのか登場キャラの幸せはあまり考えてないのかもしれない。
ここ数ヶ月に出た作品の中でトップクラスの出来なのは間違いないんだろうけど。