いろいろと突っ込み所はあるけど、安心してまったりプレイ出来る作品だと思う。
他の方が言ってる様に個別ルート部に入った時点で、同じ時間軸の話で敵キャラ自体同じなのに敵の狙いがシナリオによって異なるのはどうかとか、他のシナリオとの整合性を考えると、このヒロインって別ヒロインルートではこのイベントが起きない事でそのうち死ぬんじゃね？とか色々突っ込みどころは多い。
悪役を2キャラ程度用意して使い分けるとかすれば良かったのかも。
また一夫多妻制とかいいつつハーレムエンドが無い、エンディングが２つ（ノーマルとTrue）ある意味が良く分からない、後日談がちょっと短い気がする、某サブキャラもそうだけど、おまけ要素（おまけシナリオとか）がなくてさびしい（FD出すのかな？）とかこっちでも突っ込みどころはあるんだけどね。
ただ、会話とかのヒロインとの絡みは結構いい感じだと思うし、変なダーク要素も皆無なのであんま深く考えずにプレイする分には悪くないとは思うな。
マリナとか強気で主人公を振り回す子供っぽい面はあるし、下手なライターだとユーザーをイライラさせるキャラになりかねないけど、作中では主人公や周りの意見を聞いて成長する場面も描かれてるし、嫌みなキャラにはなってない、キャラ自体はステレオタイプだけどどのキャラもそれなりに魅力があるので、主人公がモテモテ状態で、まったりキャラとの会話を楽しめるゲームを探してるなら、お勧めかもしれない。
あと戦闘シーンとかに期待してはいけないけど、戦闘時の敵とのやりとりとか、敵への敵愾心の表現とかは他の人が言ってるほど悪くはないと思うけどね。
確かに名作とかっていう出来ではないし、上に書いた様にマイナスな部分も多いけど、絵と声優が結構好きなのもあってか自分的には楽しくプレイ出来る良作でした。