妹ルートより真帆&志衣菜先輩ルートの方がサンカク恋愛してた
今回のアサプロはオタクを題材にした作品であり、主人公も所謂オタ研、マンガ・アニメ同好会的な部に入っています。その為、テキストの至るところでアニメやゲームのネタが出てきます。あまり漫画やアニメは見ない僕には半分位しか元ネタが分かりませんでした。
感想ですが、共通ルートはいつものアサプロらしさが出ていたと思います。ただ、上にも書いたようにパロディネタがかなり多いので多少くどいと感じる場面もあります。個別ルートについてですが、妹ルートはやや残念、真帆&志衣菜先輩ルートは満足といった評価とさせて頂きました。
妹ルートはコンセプトである三角関係がうまく機能していなかったように感じました。個別ルートに入ると七留もすずも主人公を取り合う事をしないので、片方が主人公を好きだと分かるとあっさり身を引いてします。また、すずのキャラが個別に入るとただの毒舌妹になってしまうのもマイナスでした。七留に関しては悪くはないんですが、どうしても中の人が一緒な乃希亜と比べてしまいキャラが弱く感じました。
続いて真帆&志衣菜先輩ルートですが、志衣菜先輩のキャラクターが素晴らしいです。正直いうと志衣菜先輩がいなかったらこの作品自体が凡ゲーになっていた可能性があります。こっちのルートにしても志衣菜先輩が主人公に対してアプローチを掛け、真帆を煽りまくった結果、あれだけ色恋が苦手だった真帆が中学時代からずっと隠し続けていた「好き」という気持ちをはっきり形に出来るようになったし、志衣菜先輩ルートで主人公にフラれるシーンも凄く印象に残りました。志衣菜先輩自身のルートはずっとイチャラブしているので楽しくプレイ出来ました。
サブキャラのカーラルートと茜ルートですがフラグ関係のミスなのかルートに入れたり入れなかったりするのでめんどくさかったです。茜ルートでは腐女子とは何たるかを学びました。
今作品は題材が題材だけに少しコンパクトになってしまった感が強いですが、それでも良作と言える作品には違いないのでプレイをオススメします。