蓮華との純愛
エッチシーンはもとよりこの価格帯でこのシナリオは満足感が高いです。
物語は怪奇現象を調査する学園編と、蓮華(万華鏡)の真相に辿り着く蓮華編の2部構成。学園編は蓮華とのイチャイチャを、蓮華編では蓮華とのエロエロを楽しめます。
過去シリーズでは旅館から出たことのない蓮華が本作では学園に通う。というなかなか思い切った展開に新鮮さと不安を覚えましたが最終的には上手く着地していたと思います。蓮華の存在だけでなく、主人公との関係が意外な、そしてスケールの大きな展開に発展して良い意味で裏切られました。エピローグも含めてシリーズの完結に相応しいフィナーレだったと思います。
蓮華とのエッチシーンは全て蓮華編にあるのでシナリオ的にはエッチ→会話→エッチ……の繰り返しになりますが、これまでのシリーズのネタを踏まえた構成で間延びした印象はなかったです。
映像面では八宝備仁さんの華麗なCGは勿論、背景が綺麗でまた数も多かったのが好印象でした。キャラだけでなく背景でも作品世界を感じられ、最初から最後まで物語に入り込めました。
気になった点としては、パッチ1.01を当ててもオートでセリフが途切れる箇所がよくあったことと、システムが少々古く融通が利かないこと(BGVのオン/オフ、既読文字の色を変えられないなど)でしょうか。
総じてクオリティは高く、蓮華好きにはたまらない大満足の作品でした。