普通の猟奇SFバトルならアルクェイド。ダークミステリーなら双子のルートが至高。単なる吸血鬼ファンタジーよりも切り口の多い作品である。
吸血鬼＆グール系ファンタジーの金字塔を打ち立てた本作ですが、やはり序盤の暴力表現や狂気に満ちた世界観は超えられない壁かと。そしてバトルになればゴリゴリの中二展開で「かっけええええ」ってなります。まさにお手本ですね。
出世作だけあって多少荒削りな所もありますが、逆に表現のパワフルさは伝説級ではないでしょうか。
現代のいわゆる中二文学の書き方を確立したのがこの作品ではないかという気がします。