音羽ルートを除いて、本編の補完、且つ続編的ゲーム。
続編なのか、FDなんだか括りがよく分からないゲームですね。取り合えずFD扱いしています。
八雲はまじ・田端ゆいとか攻略できます。ゆいは割と待望だったのでグッジョブ。
だけど音羽だけ新シナリオないので残念です。本編では綺麗に話が締めてあるので仕方ないのかもしれませんが…。音羽ファンにはがっかりな内容とも言える。
全体的に見て、シナリオの出来は良く雰囲気も本編同様です。「Another」や「After」に入ると、他のメインキャラ達もしっかり活躍してくれるので高評価です。
ただ八雲はまじのシナリオはちょっと毛色が違う感じです。それについては下記にて。
それと、”Start”において「はじめから」を選択した場合は、前半は沢衣村での学生生活のシーンほぼそのまま移植されている(演出において良くなっている所がある気がしなくも無い)ので、前作をやった人は途中ルートから始めましょう。
はやみルートでの新シナリオは「Another」と「After After」が出来ます。どちらも出来は良いです。やって見て分かったけど、どうやら「Another」と付くシナリオは陳氏が登場して内容がブッ飛ぶみたいです。
「After After」はどうやら、本編の「After」と今作の「Another」が混じった設定っぽいです。はやみとひなた(ほたる)が仲が良いみたいなので。「After+Another After」という感じかな。ゆいルートと、この「After After」のシナリオの出来は今作中ではトップ。
ひなた(ほたる)ルートは「Another」のみなので、内容はドタバタです。「After After」が無いのが悔やまれます。個人的に、出来はそこそこという感じ。
ゆいルートは通常ルートと「After」の2つで、どちらもかなりの出来かと。ただ「After」において、ゆいのデレモードが炸裂して若干はやみとキャラが被ってしまって少々残念です。些細なことなんですけどね。
はまじ・雪路ルートのシナリオは他とは違い、本編のメインキャラは登場せず、未だ2007年発売予定とされるゲーム「サクラノ詩」のキャラクターが登場します。加えてコミカルな要素が少ないため雰囲気は比較的重めです。内容も一部複雑と言うか謎というかそんな記述がある(自分の読解力不足?)ので、他のルートとは印象が大きく違いますね。
「オマケ 真紀」のシナリオは割りとHです。個人的に、はまじはこのシナリオの方が幸せっぽいです。
「トランプ」について:
シナリオは作中でも説明がありますが、音羽のAnother 新バージョンです。
内容は
勝負する→勝つ→下着見る→脱がす→いろいろする→音羽の物言い→2回戦目突入
→再び勝負→勝つ→野外へGO→やる事大体同じ(CGも)→
次のキャラへ(相手のコインが5枚増量)→勝負する→以下繰り返し…
という感じです。
勝負はBLACKJACK→PORKERの2回勝負だが、音羽のみHIGH&LOWの一回勝負で終了です。
必要ないと思いますが勝つコツは、絶対勝てると思ったときに+5枚(最高10枚)で勝負に出ればそのうち勝てます。
Hシーンは結構濃いですが、使い回しなので手抜きが見てとれます。音羽の唯一のシナリオと言えますが、出来はあまりにも…という感じです。ただ、トランプゲーム自体はそこそこ楽しめます。
総評すると、全体的に割と良い感じだけど、音羽が蔑ろだったり本編の前半部がほぼ移植だったりと勿体無い部分もあるゲーム。
いっそのこと、本編丸ごと移植して完全版とか銘打って売り出した方が気分的にはスッキリする。