良いファンディスクだった
ザ・ファンディスクといった感じ。
それぞれのエンディングの先、変わっていく皇国の中で今後を生きていく主人公とヒロインの、その一端、その未来の始まりを見ることが出来る作品だった。
短いシナリオでサクサクと読めるため、気軽に楽しめた点も良かったと思える。
ただ、雪花のシナリオがただの夢オチ、しかも別ヒロインのルートの中での出来事だった、というのが個人的には気に食わなかった。すべて収まった後の世界線で、ただし誰ともくっついてなかった主人公と過ごすうちに惹かれていった、という、サブヒロインであってもちゃんと報われる展開が欲しかったと思える。
そりゃ本編では悪役も悪役だったから仕方ないが、それでもヒロインと同じ枠に引っ張り上げたのだったら、それくらいしてくれてもよくないか。