シナリオ構成に難あり
曲が大好きだったのでプレイしてみたが、何とも言えない気持ちになった。
シナリオの根幹がわかる妹ルートが、ほかのヒロインを攻略しないとみられない都合上、妹以外のヒロインたちのルートの消化不良感が半端ではなく、結局何があって防衛軍を解散したのかともやもやさせられたのが大きな要因だと思う。
主人公も、その隠された根幹に準拠した思考をしているせいで同調できず、薄っぺらいキャラに思えてしまった。
また、せっかく戦隊ものみたくカラーネームがあるのに、ほぼほぼその活動が内輪で収まっているせいで設定に興味を持った人間としては肩透かし感が強く、イマイチ作品に入りきれなかったのも辛かった。
演出などはよいと思えるものもあったが、総じてバランスが悪かったのが作品としての評価に直結してしまったかな、という印象。