シナリオ:B- BGM:B- テキスト:B まぁ正直期待外れですよね。
最初に書きておきますが、褒める感想はほとんど書いていません。
体験版をプレイした時は、やや微妙な感じを受けつつも、もしかしたら・・・?という感じもあったんだけれど。。。時間が経ってやや美化されたのかもしれない。
■シナリオ
終わってみればだけど、児童虐待施設という土台がある以上、
これで面白い話を書くのは難しい気がする・・・いや、事実難しい。
しかも、夢の中だけでファンタジーを展開するのは一向にかまわないのだけれど、
最後は現実に戻ってくるこの構成上で、幽霊やら変な力やらを織り交ぜてくるあたり、正直センスが感じられない。
Trueへの持っていきかたも、繋がりがあるようでないというか、
幽霊様の力で可能性を見せたーって言われても、何か、ねぇ?
これで、そういうことか!?すげぇ、面白い!とはならないですよね。
妹ちゃんの生霊もさして役にたってなく(ゼロとは言わないが)、必要性がよくわからなかったし、
体験版で「つみびとはだぁれ?」と意味深にひいていったわりには、つみびとって結局誰でもよくね?って感じ。
ドロシーちゃんにはつみびとが邪魔だったらしいが、結局のキーマンはイケノさんなわけだし。
何気にトゥルーはゲルダだったが、リアル時期のエピソードが薄すぎて、何も感じない。
とにかく、全体的に薄っぺらいし読後の余韻もない。
※ちなみにライアーで読後の余韻を一番味わえたのは、インガノックだと思っている。
■テキスト
それっぽい雰囲気は出せているけど、決してうまいとは感じなかった。
本作品では、前半に引き込む力、後半に読ませる力が大切だと思ったけど、どちらもいまひとつ。
歴代の2大(?)ライターのような独特の表現力があるわけでもないので、メルヘンを演出するにはちょっと力不足か。
※全くもって意味不明だけどすごく引き込まれたForestが懐かしい。
■BGM
古き良き時代のかほりがほのかに漂っていたけど、特筆するものはない。
主題歌だけでなく、Blueberry&YogurtにBGMを作ってほしかった・・・それでだいぶ印象も変わるだろう。
ちなみに、今どきのゲームに比べ楽曲数が少ない(8曲?)のは、ある意味好きだ。
多けりゃいいってもんじゃない。むしろ逆効果。
良くも悪くもリピートする事で印象は深まるもので、こんな曲かかってたっけ?って思うようなBGMが
何十曲あったところで、努力とお金の無駄である。
■主題歌
こういうふわふわした曲はあまり好みではなく、ロックな感じのほうが好みではあるが、
暖かい雰囲気がすごく伝わって良かったと思う。
■システム
今更あまり気にしないけど、古臭いしもっさりしてる。
少しずつでいいから頑張る意気込みはみせてよ!
ライアーは好きなので応援していきたいが、
もしかしたら、ライター不在で暗黒時代に突入するのかもしれない・・・。