(再プレイ時の感想に更新)共依存は安寧の地であり、ひどく虚しい地でもある。
オタクが積年の間に練り上げた陰鬱で禍々しい雰囲気とキャラクター、彼ら彼女らの思想が非常にいい。
共依存っていいですよね。安心感がある。ああ、俺も生きてていいんだって。誰かに必要とされてるんだって。
もっと言えば、俺はこの人(ヒロイン)の全てなんだって。
逆に、自分から見ても、この人(ヒロイン)なしでは生きていけないって思えるくらい誰かを想いたいですよね、はい。
とはいえ、人間は承認欲求という根源的な欲求から逃れられませんから、やはり愛されたくなるわけです。
それが、本作における各√END終盤での変化ですよね。
「この気持ちが何だか分からないけど、君(ヒロイン)が必要」的なセリフが終盤随所にありますが、個人的な解釈としては、これは各キャラが愛情という感情をメタ認知できていないが故の言語化不足であるというのが私のスタンス。
この作品は2つの時期にプレイすべきたと考えていて、1回目は思春期。理由は、あの悲壮感と陰鬱な思考は「自分は何者だろう、人生ってなんの意味があるんだろう」という普遍的な問いにおそらく人生で初めて向き合う思春期にこそ体験できるものだから。
2回目は、精神的にも成熟した青年/壮年期。理由は、メタ認知を獲得できているから。より長い人生の中で、自分なりの人生の解を持ち、本作の登場人物の思想を客観的かつ冷静に俯瞰できるから。
つまり、当事者としての思春期、メタ認知としての青年期。
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雪雄「世の中はリアルではない」
→世の中はフェイクと欺瞞に満ちている、という意味と、現実感がないという2つの意味でそれね!
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今も昔も、しのぶが一番タイプな女。
メンヘラ・リスカ女×失禁×贖罪としてセックスしまくり。
こんなん好きにならない方がおかしい。
しのぶたん、まじ萌え。
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トン子。トントロ。