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shun-shunさんの雨芳恋歌 センセイ。わたし、もうオトナだよの長文感想

ユーザー
shun-shun
ゲーム
雨芳恋歌 センセイ。わたし、もうオトナだよ
ブランド
キャラメルBOX ミルク味
得点
79
参照数
960

一言コメント

今までにプレイしたことのないタイプのゲームだった

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

【個人的メモ程度の雑記】

全体感:
職を失くした教師が地元の田舎に戻り、かつての自分の母校で期間限定の教師に。

宿泊先の旅館の若女将さんである夏恋と、かつての恋人であった灯さんの妹の渚との共同生活開始

期間限定の教師期間が終わった後の流れは各√ENDにて。





人間関係のタイムテーブルとストラクチャ:

渚:
幼少期より灯さんとの関わりのなかで面識あり。渚は幼少期より主人公に好意あり。初体験は恋夏と主人公との性交を目撃したことによる嫉妬心から。教師期間は当面は性交のみで恋愛無し。

恋夏;
主人公とは初対面。主人公を初めて目にしたときに一目ぼれ。全裸で家の近くの浜辺で自慰行為をしているところを主人公に目撃され処女を捨てる。共同生活期間は当面は性交のみで恋愛無し。

主人公;
自己主張強め、良くも悪くも大人。性交経験は豊富だが、『恋愛』経験は灯さんくらいしか経験ない。



印象に残ってることメモ;
・ただの抜きゲーだと思ってたけど、主人公が灯とかつて歩いた通学路を教師として歩くことや、変わりゆく地元に時の流れを感じたりと、ノスタルジーを感じさせる描写が随所にみられる。

・渚に元カノである灯を重ねてしまう主人公が切ない。人は時間と共に変わってゆくとこを改めて感じた。

・渚が主人公におんぶしてもらうCGがとても好き。

・恋夏が良妻すぎる。理性的な性格、家事万能、メスとしてのエロさ、可愛さ。

・主人公と来た夏祭りで300円の出店の指輪にときめいたりと、少女の心を持っている、かわいらしい一面あり。

・主人公が身体だけの関係を2人も持っていることに罪悪感と責任感で葛藤している点が、理性を持ち合わせていると評価できるので良い。

・抜きゲー視点でレビューすると、口内射精シーンがもう少し欲しかった。中出し多め。フェラ少なめなので。


簡単な感想;
地元に戻ってからこのゲームを思い出したい。中高生の頃の恋愛を思い出してしまった。どこか懐かしさを感じるとともに、主人公のように自分も明確に「大人になってしまった」という時の流れを感じることができる。大人になってからセックスという行為にのみ囚われてしまっている自分も、主人公の最後のシーンのように少年少女の『恋愛』のときめきをもう一度感じたい。