どうにもできない恋心の行く末は・・・
シナリオの紹介文を見た段階で作者の意図に感づき、「これは僕が求めていたものだ」と確信し、購入。
辛すぎる。
どこか、ほんの少しだけ運が良ければ、二人は結ばれていただろう。
2人とも、嘘の愛を嘯きながら、永遠にかなう事のない本当の恋心を抱き続けるのだろうね。
母校で制服を着て同窓会、というのが既に僕の琴線に触れる。
変わらない制服、変わってしまった自分。
あの頃を思い出す彼女と、あの頃とは変わってしまった彼女。
最初で最後のエッチは、号泣しながら読みました。
学生時代の恋心は、一生をかけて人を狂わせると思います。
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一方、俺は25歳になり、彼女なし独男。
同窓会にも行かず、気がつけば、同期とも疎遠に。
挙句、地元では死亡説まで浮上している。
戻りたい「あの頃」すらなく、「あの頃」も今も、異性から愛されたことすら無かった。
この作品のように、あの頃、キミが好きだったと言ってくれるヒロインは俺の人生にはいないのだ。
誰か殺してくれよ、この化け物みたいな俺を。
俺は、どうすればよかったんだよ。