常識を知らないのは、ライターさんでした、というオチ。
ここまで酷いと心配になりますね。
金庫ごと盗み出す豪快な銀行強盗とは?
銀行の金庫は造り付けです。建物を壊して金庫[室]を担ぎ出すのかな?
まあ、戸愚呂弟とか神話級の大妖怪ならできるかもしれませんねぇ。でもそこまでするなら、わざわざ裏口から手引きする必要がどこにあるのでしょうか?
防犯用の金庫と、耐火金庫では全然、別物なのですが。銀行を利用した事がないのかな?
普通のトラックで運べてしまうような金庫では、全く防犯にならない。少なくとも警備・金融業界では常識です。
個人経営の郵便局でも、そんな小さな金庫は使ってませんよね。
せっかく狼男の秘書さんがいるのに、その鼻と耳を、誘拐事件の捜査に活かさないのは、間抜けすぎです。
授業中、護衛を別室で待機させて置くだけというのは、あまりにも無駄! でしょう。
学園周囲の見回り、通学路(これは毎日変えるのが基本です)の点検、やる事は一杯あります。
護衛任務は本来一人でこなせるものでは、ありませんからね。
尾行(これも一人でやるべきではない!!)中、携帯電話は通話のままにしておくくらいの知恵がないのは、どうかと。
まして、徒手空拳で鬼に殴りかかるのは、あまりにもあまりです。
せめて、わざと音を立てておびき寄せ、簡易トラップにかけるくらいの知恵は使って欲しいですね。仮にも[人間]なのですから。
主人公に、霊験あらたかな降魔の数珠とか、鬼封じの御札くらいのマジックアイテムは、持たせるべきでしょう。それくらいはなければ、[人間]が護衛をする意味がなさすぎます。お嬢様のほうが、遥かに強いのですから。
鬼に殴られも肋骨が折れる程度のタフさには感心しますが、脳みそが空っぽすぎて、本当に本当に心配になります!!
と、まあ、ど~うでもいい細かい事は置いておくとして、あいるちゃんは可愛かった。
小波すずさんは、良いお仕事をしました。