死んだ彼女の幽霊とHしまくる短編。切ないラストが心に残る。
1時間ちょっとで完走。
おまけのスタッフ部屋は15分程度で周れる。
幽霊のヒロインとひたすらHする話だったが、Hシーンも含めてテキストの質が高かったため、Hシーンの密度にうんざりすることはなかった。
大学の講義中、ヒロインが周りから見えないのをいいことにHないたずらを仕掛けてきたり、自在に服装を変えることができたりとヒロインの幽霊設定がストーリー中ずっと活きていたのも良かった。
全体的には明るい雰囲気で話が進んだが、もうすぐ成仏していなくなってしまうヒロインに対して主人公が感傷的になる描写が合間合間に入っていて、話を引き締めていた。
6日目の、ヒロインが埋葬されている墓場でのシーンは切なく、心に残るものがあった。
標準語と関西弁をプレイ中自由に切り替えることができるシステムは斬新ではあった。
ただ、メッセージウィンドウに話し手の名前が表示されないせいで、関西弁にすると主人公とヒロインで男女のことばの性差がなくなり、誰がしゃべっているかわからなくなるのが残念だった。
標準語にしていてもときどき話し手が誰なのか分からなくなることがあったため、話し手の名前は表示してほしいと思った。