“良作”だとは思うけど“傑作”ではないですね。もうちょっと足りないです。
体験版プレイ時の不安だったキャラクターボイスとシナリオについては、払底できました。キャラクター絵が約1名を除いて胸が強調されすぎているというのは今でも感じていますけど。
さて、サラッと明るくて現実世界の“つらさ”を忘れてしまう“あまい”世界ですね。
登場キャラクターはみなさん善良です。
ヒロインそれぞれ、劣等感・嫉妬、といった感情も読み取れるのですがドロドロしていません。
主人公が“恋愛原子核”で“へたれ”た部分もあるけれど、反感を持つことはありませんでした。
シナリオにツッコミどころはありますが、自分としては“あざとい”手前で踏みとどまっています。
状況を説明するテキストとイベント絵が上手くシンクロしていなくて絵が足りないとか、充分ヒロインが務められる魅力的なキャラクターがヒロインでないとか。
素人の私が書くのもなんだけど、オープニングムービーは映像作家、新海誠さん作品のような雲と光の具合が見られてスゴく良いと思います。本編には、ほとんど生かされていませんけどね。