共通ルートは、WEB体験版とほぼ同じでしたが、個別ルートは5人の個性的な“お嬢さま”のストーリーで、ほどほどの長さで楽しめ、いろいろ小ネタが展開されていますが、私の知らないネタと思われる部分も足を引っ張ることなく、そこそこ楽しめました。もう一ひねりしてあれば“傑作”という評価が出来たかもしれません。エンドロール後を端折っている感じがしましたが、ファンディスクとか出すつもりなのかと邪推したりして。
共通ルートでの強引さ・ご都合主義には目をつぶらなければなりません。というか、タイトルからして週刊少年マンガ誌の連載漫画の題名のリスペクトだし、パッケージの外装に書いてあるキャッチフレーズも某SF歌謡アニメーションのオマージュだし…、読者がネタにどれだけ引っかかるかで、面白さが変わってきます。さすがに、魔法使い ではないので全部のネタは分かっていないと思いますけれど。
マイノリティなオタク(ヒロイン・主人公)にも居場所はあるよ、というシナリオにつきますね。
メインヒロインの七星たんが、主人公にツンデレなのも個別ルートでオタクに転換されますし…、他のヒロインの属性についてもバランスはとれていると思います。
WEB体験版では強制的に八重さんエンド(ノーマルエンド、バッドエンド)になっていたのに、本編では八重さんエンドの出し方の難易度が高い割に体験版と同じオチで報われないのが残念かな。