タイトルを見た。ビビッと来た。調査した。公式Webサイトを見た。体験版をプレイした。その後……。(更新:2021/6/26-28、7/1,4,7,9,11,13,18,19、9/23,30、10/16。2022/3/14、5/25,27、7/5。2025/4/9)
履歴
(2021年)
6/25:初稿(はじめに、タイトルの意味、購入経緯、現状整理)
6/25 15:30:修正(タイトルの意味)
6/26:追記(プレイしてみて)
6/27:追記(ダウンロードカードとライセンス問題)<-- 「プレイしてみて」から独立
6/28、7/1,4,7,9,11:更新(プレイしてみて)
7/13:追記(おわりに)
7/18:追記(雑記)
7/19:更新(プレイしてみて)⇒ <7/1(途中経過)>で「初体験」の何が最高だったのかの具体例を追記
9/23,30、10/16:追記(無料配布アペンドと新装版パッケージ「APPEND+版」について)
(2022年)
3/14:追記(コスプレアニメを見て)
5/25:追記(萌えゲーアワード2021)
5/27:追記(萌えゲーアワード2021:受賞タイトル発表後の感想)
7/05:追記(シリーズ第二弾について)
(2025年)
4/09:追記(シリーズ第三弾について)
〇はじめに
いつものように、当サイトの発売予定表を眺めていたら、『Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!』なるタイトルが目に止まりました。なぜ目に止まったかというと、“Role player”って何なん? “ポトレ”って何なん? “粘膜”って何なん? と思ってしまったからなのです。
(会社で“何<なん>なん”が口癖の女性がいたので使ってみました)
辛うじて“ぐりぐちゃLIVE!”だけは、エロゲーで“ぐりぐちゃ”という擬態語使用から受けるニュアンスとして「ぬるぬるエロエロ生放送」を意味していそうだと理解できたくらいです(笑)。
つまり、殆ど何も理解できないのだけれど、タイトル全体を見渡すと、何か面白そうなエロ雰囲気が漂っている感じは、強く受けました。そのため、もう少しタイトルの意味を分析したい気持ちに駆られてしまい、調査することに……。
〇タイトルの意味
最初に、コロン(:)は「すなわち」の意味だから、
「“Role player”とは、すなわち“小粥姉妹の粘膜ポトレ”」
になるのだろうか。しかし“Role player”は人を指すのだろうから、これだと意味が通らないので、
「“Role player”とは、すなわち“小粥姉妹”」
が正解なのだろうか。そうだとすると、このタイトルは、和文としてはあまり宜しくないですよね。和文でのコロン(:)使用は、この場合、「用語、記号を説明するとき、その用語、記号の後に使用(つまり、見出し語とその説明の間にコロンを使用)」になると思うのですが、コロン(:)後の説明の範囲がどこまで及ぶのかが明確ではない使い方をしているからです。だから余計に意味不明なタイトルになっていると思うのです。
では気を取り直して、早速“Role player”について調べてみると、
(1)アクター、俳優、出演者、名優、役者、男優
(2)いかさま師、とっこ、ぺてん師、ペテン師、如何様師、欺瞞者、詐欺師、騙り
という二種類の意味が大きくあることが分かりました。本作ではどちらを意味しているのでしょうか。まぁ、普通に考えると(1)かなって思うのですが、もしかしたら小粥姉妹は詐欺師だったという、超斜め上展開があるのかも……、いや無いな。因みに、バスケ用語では「一芸に秀でた選手」のような意味でも使われているらしいです。
また、“ロールプレイ”と“なりきり”の違いについてのQ&Aもあって、
ロールプレイ:与えられた設定を自分で演じること(意思決定権は自分にある)
なりきり:与えられた設定を元にキャラクターになりきること(意思決定権はキャラクターにある)
とのことでした。
次に、“ポトレ”って料理用語? とか思ってしまったのだけれど、あれは“ポトフ”だったか。こんな所でボケてみても仕方がないので調べてみると、
「ポトレとは、人物を撮影した写真(肖像写真)を示す“ポートレイト(ポートレート)”の略称のことで、コスプレイヤー”たちにとっての“ポトレ”とは、過ぎていく時間の中で、今しか表現できないありのままの自分自身を写真に収める行為である」
との解説がありました。なるほどなるほど。
次に“粘膜”。最初、“粘膜”が“おまんこ”のメタファーだと思ったのですが、それでは“ポトレ”との齟齬が生じてしまうかもしれないと思ってしまいました。なぜなら、ここでもタイトルが悪いと思うのですが、
①(小粥姉妹の)粘膜ポトレ
②(小粥姉妹の粘膜)ポトレ
のどちらなのかという解釈上の問題が生じたのでした。①だと“おまんこ”も描写された“ポトレ”として成り立つのかもしれせんが、②だと“ポトレ”での被写体は人物でなければならないのに、“おまんこ”だけ写してどうするんだみたいな。
「“おまんこ”にも人格があるんだ」とかのわけのわからない主張は置いといて、そもそも「“粘膜”=“おまんこ”」というステレオタイプの発想が駄目なのかもしれないと気づき、まず“粘膜”の場所はどこなんだという原点に立ち返ってみる必要があるのではと思い直しました。
そこで調べてみると、「眼球、眼瞼、結膜、鼻腔、口腔、のど(咽頭や喉頭)、気道、消化管(口腔、食道、胃、小腸、大腸、肛門)、生殖器(子宮、膣、陰核)」など、身体の内と外のいろいろな場所に粘膜は存在するのでした。つまり、コスプレした小粥姉妹そのものが粘膜の塊(かたまり)だと認識し観測することができるのであれば、①はコスプレした小粥姉妹を撮影した写真を“粘膜ポトレ”と呼称することにしたと解釈できるし、②はコスプレして粘膜化した小粥姉妹を写したポトレだと解釈できるのではないかと。
凄いぞ、余りにもお馬鹿な独創的発想で……私が(笑)。
さて、以上から、つまるところ本作のタイトルの意味は、「ぬるぬるエロエロのコスプレイヤー小粥姉妹が演じるキャラを“ぐりぐり、ぐちゃぐちゃ”いじり倒す実況生ハメ放送番組」ということになるのでしょうか。勿論、視聴者は本作のプレイヤー自身ってことで、OK?
〇購入経緯
ひとまずタイトルが紐解けたと安堵、では実際のゲーム概要を知ろうと、本作の公式Webサイトを見てみました。トップページを開いた途端、小粥姉妹の豊満な“粘膜ポトレ”が、どアーップ。小粥姉妹、とお~っても“キレイ”で“カワイイ”じゃないか。あらすじ、登場人物、ギャラリーと一通り見て、最後にアニメーション。なんだ、このフィニッシュ時のビクビク描写の同人作品みたいな超絶拘(こだわ)り具合は……。悶絶です(笑)。プロが拘るとこうなるのかぁ、なるほどなるほど。
まずは体験版を見てからだなと、いつも以上に慎重に行動し、体験版をプレイして一通りの内容を把握。どうも残りは、ひたすらコスプレエッチに勤しむという展開か~と納得し、買うべきかどうか、一頻(ひとしき)り悩む。仮にシナリオを捨てたとしても、エッチに関しては納得できそうな出来は期待できそうだったのと、何と言っても、小粥姉妹が綺麗で可愛く美味しそうなので、これはご相伴にあずからない手はないと自分を納得。
早速、予約をしようと、ダウンロード版を最初に検討したら、案の定、FANZA独占で安くならネェ~。仕方がないので、泣く泣くパッケージ版を物色、駿河屋が一番安そうだったのだけれど、そのうちそれより安くするところが現れるだろうと信じて一旦保留、案の定、Amazonへの出品者が送料込みだと駿河屋より高くて売れなかったのであろう、安くしてきたので、即効でゲット。翌日には出品が消えていました。皆(みんな)、目ざとい。
〇現状整理
取り敢えず、パッケージ版を入手するまで暇なので、現状整理をしておきたいと思います。
体験版ではOPパートとその後のコスプレエッチの選択仕様が垣間見える作りになっておりました。はっきり言って、体験版の範囲内での内容は、既に画像付きでいくつかの感想が出ています。それぞれ特徴があるのですが、解説すると次のとおりです(初出順)。
(1) 5/12:「BugBug.NEWS」での速報チェック
プロの提灯記事(ヨイショ記事)だけあって綺麗に内容が纏まっています。勿論、キス枕カバー同梱限定版や予約特典の販促宣伝活動も忘れることなく網羅、最後の締めとしてバッチリ紹介です(笑)。プロの仕事(提灯記事)としては申し分のない出来です。
(2) 5/28:はてなブログ「卑語ラーによるエロゲ感想」での体験版感想
ストーリー紹介というよりは、製品仕様と数値データに基づく解説に特徴があります。いかにも素人の個人感想らしい内容です(褒めてます)。つまり提灯記事(ヨイショ記事)ではないってこと。使われた卑語の回数調査とか、もう拘(こだわ)り方がニッチでマニアック過ぎる(笑)。エロゲーマーの鑑ですね。
(3) 6/17:「エロRPG購入検討&レビュー」での体験版感想
体験版感想というより体験版ストーリー説明の決定版です。体験版をプレイするよりも的確に、かつ詳細にストーリーを把握できます。はっきり言って詳細に説明しすぎです(笑)。体験版を実際にプレイするのが時間の無駄で馬鹿馬鹿しく思えてきます。感想となっていますが、感想など最後に「感想まとめ」として200字強書いているだけです。そもそも「感想まとめ」に至るまでは、感想ではなくて体験版内容を完璧にトレースしたストーリー詳細説明集なのです。実際には「感想まとめ」が感想の全てなのに、「まとめ」とはこれ如何(いか)にですよ(笑)。
以上の三篇を読めば、もう本ゲームの一端(いっぱし)の通を気取れること請け合いです。
さて、本作の感想に対する今回の私のミッションですが、登場人物紹介を兼ねたOPパートは、体験版で確認(内容把握だけなら上記の感想三篇を読んだ方が遥かに効率的)できるため、その後に選択する各コスプレエッチに、読み物としてのストーリー性などがあるのかどうか、またコスプレをエッチにどう生かしているのか、更に最終的なラストをどう締めくくっているのかが、本作の評価ポイントとなるでしょう。その場合、Live2Dを使ったHアニメーションや音楽、音や画像のエフェクト、声優さんの声などの製品版としての出来栄えはどうなのかが、本作評価の鍵となるでしょうね。
評価結果は、この後にゲームをプレイしながら、随時書いていきたいと思います。まずは、復習がてらにOPパートからスキップせずにプレイしていきたいと思いますが、パッケージがまだ届かない。これを考えると、発売日の午前0時にダウンロードしてプレイできるダウンロード版が、私にとっては一番です。実売価格がパッケージ版よりも安けりゃ、絶対にダウンロード版にしたいのですが、世の中儘(まま)なりません。
(6/26追記。随時更新)
〇プレイしてみて
<現在の状況>
下記の流れで進行
・配達完了(6/26 15:15)
・インストール完了(6/26 15:50)
・動作確認(6/26 16:15)
・詳細設定変更(6/26 16:45)
・ダウンロード登録(6/26 17:00)
★ダウンロードカードの重大な真実に気づく(6/26)
・プレイ開始
OPパート(6/28)
各コスプレH選択パート
≪聖良≫
STAGE1 (聖女、ビキニバニー、サキュバス、戦巫女)
初体験(7/1)
STAGE2(同上)、STAGE3(同上)、STAGE4(同上)(7/4,7,9,11)
デート(7/7)
エンディング(7/9)
≪莉瑠≫
STAGE1(聖女、ビキニメイド、黒魔法使い、騎士)
初体験(7/1)
STAGE2(同上)、STAGE3(同上)、STAGE4(同上)(7/4,7,9,11)
デート(7/7)
エンディング
≪共通≫
3P(7/7,9,11)
・プレイ完了(7/11)
以下、途中経過を随時報告とし、最後に総括を記します。
<6/26(途中経過)>
配達を「時刻指定なし」のままで放っておいたら、26日 15:15になってやっとパッケージが届きました。他の方々より一日以上の遅れで、やっとプレイ開始です。トホホ……。私のプレイスタイルでは、プレイ完了までに他の方々の倍以上は優にかかるため、この感想完成までの道のりは遠いです。
さて、インストールして起動後、最初に一通り動作確認をしたところ、エクストラの中にある「立ち絵鑑賞」でヒロイン二人(聖良と莉瑠)の切り替えが正常に動作しないことが確認できました(莉瑠に切り替えると莉瑠がうっすらと聖良とだぶって表示されるが動作主体は聖良のまま)。私のPC環境はWindows7で動作環境を満たしていないので、それが影響しているのかもしれません。まぁ、本当に不具合だったら、重大バグなのでパッチくらいは出るでしょう、きっと。
それにしても、「オナサポモード」や「立ち絵鑑賞」とかは、本作の全ユーザのうち、何%が利用する機能なのでしょうかね。これらの制作に労力を費やすくらいなら(開発環境の一部機能を製品化しただけなのかもしれませんが)、ストーリー充実にもっと力を入れてよって、私などは思ってしまうのですが……。抜きゲーに言うなよって話ですけどネ!
ここで、ダウンロード登録をしてみたのですが、ライセンス上で不明な点があることに気がついてしまいました。そのため、一旦、ゲームプレイを止(や)めて、この問題を整理してから、本作のゲームプレイを再開することにしました。この問題は「ダウンロードカードとライセンス問題」の章を別に立てて記載することにします。
<6/28(途中経過)>
登場人物達の自己紹介であるOPパートを完了。内容は体験版と全く同じなので、上記に書いたとおり巷の体験版感想でも読めば済む話で省(はぶ)きますが、ライターさんは、簡潔に上手にまとめられたという印象です。
そのライターである泰良則充(たいら のりみつ)氏ですが、調べてみると AKABEiSOFT2 のブランド作品メインのライターさんなのですね。私は以前『白詰指輪 ~四つ娘の花嫁 俺、全員選びました~』をプレイしたことはありますが、更に調べてみたところ、氏のツイートに2021年4月19日付で「今年度5月末を以て AKABEiSOFT2 を退社し、フリーランスとして門出することに致しました」と書いてありました。AKABEiSOFT2 の社員だったんかい!?
私は『白詰指輪』の長文感想で、
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私、まだ序盤なのですが、面白いです。なので、点数も超暫定。徐々に追記していくつもりですが、あの作品『五等分の花嫁』に影響されたと思われる超安易な企画であることは、誰の目にも明らか。
実際に、早くも冒頭で、
???「そーそー。ほら、五つ子のラブコメ漫画あったじゃん。あんな風に姉妹同士で取り合いになるのがオチだって」
笑える。ライターさんも、だからどうしたどうにでもなれの開き直り状態。完全に遊んでいるだろう、これ(笑)。冒頭からこう書かないと、やってられないよね、ライターさんとしては。このライターさんの反骨精神は、ちょっとすごいかも。そりゃ、ライターとして今後の評価がかかっているものね。こんな安易な企画じゃ、下手したら、馬鹿ライターの烙印おされかねないし。良く仕事を受けたな。でも、笑える。
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と書いたのですが、そりゃあ社員だもの、有無を言わさず仕事を請けざるを得ない状況だったわけですね。この状況では、退社するのも頷けるというもの。私、何も知らなかったのに1年以上前の段階で的確に分析できてたじゃん(笑)。退職前の最後の置き土産が本作というわけですね。すご~く納得できました。
さて、本題の本作ですが、OPパート完了後、シーン選択のチャート画面に遷移します。体験版では「STAGE4」より後の選択肢が表示されていなかったのですが、製品版では「デート」「3P 選択画面へ」「エンディング」の三つが、聖良と莉瑠にそれぞれ用意されていることが分かりました。
三つとも、ストーリーがある部分なのかもと思うと、とても興味がそそられてしまいます。「デート」は聖良と莉瑠の性格設定を反映したお約束展開が、「3P」は“選択画面へ”がどういった仕様で何を意味するのかに、「エンディング」は聖良と莉瑠にそれぞれ用意されているということは、二人のどちらかとカップリング成立ということになるのでしょうか。「3P」があるのなら、隠しで姉妹二人と一緒にカップリング成立のエンディングとかがあっても良さそうですが、流石にそれはないのでしょうか。今からとてもワクワクしてしまうのですが、果たして実態はどうなのか。そこに辿り着くまでの道程(みちのり)はまだまだ長くて遠い。まずは、セックス連ちゃん抜きゲー仕様の各ステージをギブアップせずに乗り切り、乗り越えられるのかどうかが、私にとっては最大の関門、試金石となりそうです。
それにしても、聖良と莉瑠をどう選択していけば、最も効果的で最大限に本作を楽しむことができるようになるのか、本当に悩みます。各ステージ毎に聖良と莉瑠を交互に選択して進めるべきなのか、どちらか一方だけを一気通貫で進めるべきなのか。聖良と莉瑠のどちらも本当に魅力的なので、進行の指針が何もない現状は、本当に困り果ててしまいます。
さて、チャート上の各項目は、各ステージ毎にクリアしていかないと、次のステージが開放されない仕様みたいです。各ステージの内容と構成が最初から全部丸見えなのは、賛否が分かれる所だとは思いますが、私は全部見えていた方が安心するタイプです。理由は、ボリュームが最初から把握できるからですね。私、エロゲーをしていて一番不安に思うことが、全体のボリュームをプレイ完了まで把握できないことなのです。よくあるでしょう、このシーン、いつまで続くんだとか。
私は、例えば本の良いところは、見た目で最初からボリュームを把握できることだと思っています。映画だって定量的な上映時間という物差しでボリュームを把握できます。それなのに、ゲームはプレイ完了まで全体のボリュームが分からない。私は、いつ終わるとも知れない進捗状況に、いつも不安を覚えてしまう質(たち)なのです。稀にプログレスバー(長時間かかるタスクの進捗状況がどの程度完了したのかを視覚的・直感的に表示する横長のバー)を実装しているゲームがあったりもするのですが、その時点で私は、内容の出来如何(いかん)に拘らず神ゲー認定です(笑)。そもそも、そんな気配りができるゲームが、駄作である筈がありませんから。
ところで、改めてタイトルロゴを見ると、パッと見「POLE PLAYER:小粥粘膜 姉妹のポトレ ぐりぐちゃLIVE!」としか読めないです。“ROLE”ではなくて“POLE”ですからね。小粥姉妹の絵のポーズも相まって、最初、ポールダンサーのことかよって思っちゃいましたよ。それ以前に、なんか違和感があるなってずっと思っていたのですが、やっと分かりましたよ。そもそも、正式タイトル名称は「Role Player」なのに、「ROLE PLAYER」って全部大文字にしちゃっているのです。私、正式名称とロゴの標記に相違があるのは、紛らわしいし間違いの元になるから嫌いなんだよ!
このタイトルロゴ、インパクト勝負だけを考えていますよね。まぁ、タイトルロゴ制作者もタイトルが意味不明なので、各単語から受けるインパクトを配置上でどう実現するのかだけを考えて、正しくタイトルを読ませることなど、端(はな)っから放棄して配慮する必要もないと考えたのでしょうね。
<7/1(途中経過)>
発売後4日目にして、本作感想一覧の10件から弾き飛ばされてしまい、効果覿面に参照さなくなってしまいました(文字どおりの長文感想で敬遠されているのにWパンチ)。人気が出たのは良いことですが、まさか抜きゲーと思わしき本作に、発売後の初期段階でこんなにも感想がつくとは想定外でした(100点連発と過去登録状況を見るに、工作?)。そのため、後は唯一の読者である自分自身のために、本感想の完成を全うしたいと思います。闇に埋もれた本感想を探し出していただいた本当に数少ない読者の皆様も、今後も宜しかったらお付き合いください。
発売後6日目(6/30)にして、やっと本作の中盤初期段階にまで進みました。私は体験版をプレイした時、「STAGE1」の体験部分だけは一つもプレイしませんでした。そこまでプレイすると勿体無く感じて……、製品版に投資するお金が(笑)。貧乏性でゴメンなさい。
さて、「初体験」までプレイして、私は打ち震えました。抜きゲー界のアマデウス降臨、神ゲーだ~。勿論、私が打ち震えたのは、抜きゲーとしてのエロ要素に対してではありません。いや、それも全く無いわけではないのですが、はっきり言って、本作は既存の抜きゲーの範疇を超えた作品です。新世代抜きゲー、もとい「新世代エロゲー」とも呼ぶべき存在なのです。
私は、前回の途中経過報告で、「セックス連ちゃんをギブアップせずに乗り切り、乗り越えられるのかどうかが問題だ」と書きました。抜きゲーに限らず、これが現在のエロゲー全般に言える大きな問題点だと、私は認識しています。当サイトの感想でのプレイ時間を見ればだいたい分かりますよね。本当に声優さんの声を通常再生していたら、最近のエロゲーなどエロシーンだけでも相当な時間を要する筈なのです。でも、実際のプレイ時間は想定よりはずっと少ない。つまり強制スキップしているってことですよね。テーマもストーリーもないエロシーンに時間を費やしても時間の無駄。早送りでいいやになってしまうのは致し方ありません。私は、本作もそんな感じなんだろうなと勝手に決め付けて上記の発言となったわけですが、実際にプレイして見ると、ぜんぜん違いました。
もし本作を、単にエロシーンの絵とLive2D使用のHアニメーション鑑賞だけを目的に文章を強制スキップでもしようものなら、恐らく既存の抜きゲーレベルにしか感じられない評価となってしまうことでしょう。でも、本作の本質は別の所にあります。きちんとしたシナリオが存在するのです。本作の骨子は、ロールプレイとコスプレにあるのですが、これらをコンセプトとして採用した意味は、本当にデカかったのだと思い知りました。
これらを活用することで、エロシーンが単なるエロの見せ場としての機能を提供するだけでなく、エロシーンに色々な世界観を提供すると共にストーリーとテーマ性をも持ち込むことに成功し、更にそれをシナリオによって誘導することで、プレイヤーにも一緒にその世界を感じてもらうことに、曲がりなりにも成功することになったのです。
ロールプレイについて調べてみると、「自分自身とは異なるある特定の立場の人物になったつもりで、そのテーマについて考え、それを表現するための役割を果たすこと」であり、「合意形成や他者受容、そのためのコミュニケーションなどの能力を高めるためのトレーニングになる」と書いてありました。ゲームや娯楽の世界では、「単に何らかの役職や役割を演じること」を意味するだけになるのかもしれませんが、それでも「テーマ」や「コミュニケーション」といった言葉で示されるように、その設定によってストーリーが生み出されることに繋がることは、大きな成果だといえます。それによって本作では、エロシーンにテーマとストーリーを付与できたってことが、重要なのです。
更に本作では、このロールプレイのメリットを補完し強化する役割を担(にな)ったのが、コスプレによる世界観の構築です。具体的には、「『とろとろ★エヴォーキング』――略称『とろキン』」と呼ばれるエロ漫画での精霊憑依能力(入霊:エヴォーク)設定によって四つのキャラクタースタイルを作り出し、一人四役を実現したのです。
(1) セレスティアスタイル:聖女
主人公大好き、どんな願いも聞き、服がエロく、おっぱいデカく、エッチも上手い――そんな女の子に癒されたい主人公の欲望の結晶で、ご奉仕H担当のスタイル
(2) チャーミングスタイル:ビキニバニー、ビキニメイド
露出度満点のビキニベースの衣装で、主従関係を超えて恋人や妹のように接しながらのイチャラブする甘々デレデレH担当スタイル
(3) ダークネススタイル:サキュバス、黒魔法使い
黒化して性格が反転した二人に、色仕掛けや言葉責めをされる主人公受け身系H担当のスタイル
(4) ヴァリアントスタイル:戦巫女、騎士
凛々しい戦士然としたセーラとリルルが、魔王に快楽調教されていく陵辱H担当のスタイル
これら4つのキャラクター設定での世界観によって、エロシーンにテーマとストーリーを付与させ、それをロールプレイとして進行させるシナリオとしたことこそが、本作最大の偉大な功績と言っても過言ではないでしょう(まだ、いろいろ足りないスタイルがありそうですよね。蟲とか機械姦とか双成りとかエトセトラ[笑]。第二弾決定ですね。近作の倍の予算でお願いします。フリーになったライターさんも仕事が必要でしょうし)。
この副産物としてのメリットとしては、八人分(本人自身を含めれば十人分)のキャラを声優さん二人でこなすことになるので、制作陣にとっては、開発コストの大幅削減を実現に貢献することになったことですかネ! 良い事ずくめ。企画の勝利ですね。『白詰指輪』の時は、あかべぇのスタッフは、どんだけ安易な企画しかできない集団なのかと思ってしまったのだけれど、今回は素直に「たいへん良くできました」と褒めてあげたいくらいです。
ところで、ここまでは外見(そとみ)の話で、ここからが本番、私の考察の真骨頂になるのですが、いろいろと調べていたら、本事象を扱う上で「ナラティヴ」と呼ばれる適切な言葉が存在することを、初めて知ったのでした。「ナラティブとは、『物語』『話術』『語り』といった意味」で、「ストーリー」との違いは、次のとおりです。
【ストーリー(story)】物語の内容や筋書きのこと。主人公をはじめ登場人物中心に起承転結が展開されるため、そこに聞き手はおろか、語り手も介在しない。
【ナラティブ(narrative)】語り手自身が紡いでいく物語。主人公は登場人物ではなく語り手となる話者自身。変化し続ける物語に終わりはない。ストーリーテリングのように出来上がった物語を語るのではなく、より自由に一人ひとりが主体となって語るイメージを持つ言葉。
「ストーリーはナラティブを生むための土台、いわば物語の世界観としてなくてはならないもの」だけれども、「決まった脚本のあるストーリーとは違い、ナラティブは一人ひとりが語ることで生まれていくもので、そこに終わりはない」とのこと。つまり、今の時代、より対話が求められているので、一方的に語る一方通行コミュニケーションのストーリーよりも、一人ひとりが自由に物語を語るナラティブの方がより求められているとのことなのです。これは作り手側から考えると、シーズとニーズの割合をどう配分して制作するのかってことに繋がっていくのかもしれません。
ゲーム限定でストーリーとナラティブの違いを説明すると、『4Gamer.net』と『せっき~のゲーム屋さん』にそれぞれ、2013年8月22日のCEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)講演レポートがあり、次の解説がありました。
ストーリー:話に始まりと終わりがあり、目的地と経由地が設定されている。誰が遊んでも同じ。
ナラティブ:時系列が設定されておらず、自分の経緯や出来事を通じて語る。そこには意外性や偶発性が存在している。
「自分の判断ではなく、キャラクターの判断」となるのはナラティブではないとのことなので、“ロールプレイ”はナラティブだけれど、“なりきり”はナラティブではないってことになるのでしょうか?
翻って本作の「シーン選択」画面。私は前回の途中経過報告で「聖良と莉瑠をどう選択していけば、最も効果的で最大限に本作を楽しむことができるようになるのか、本当に悩む」と書きました。私は、これこそが簡易的な“ナラティブ”の実践だと思いました。“オープンワールド”みたいな自由度は全くないのだけれど、各ステージ毎に聖良と莉瑠で4つずつ、計8つのロールプレイ選択肢を前に、私は自分の意思でどのような順番で選択するのかを考えて決定する決断をしなければならない局面に立たされたのです。
この「シーン選択」はちょっと面白くて、ほんの少しゲーム性を取り入れています。選択肢とは無関係の幕間(まくあい)シーンが二つあって、この幕間シーンのイベントが出る条件があるのです。
・8つの選択肢のうち4つを選んだ段階で最初の幕間シーン、次の4つを選んだ段階で次の幕間シーンが出現
ところが、これとは別に「STAGE1」では「初体験」選択肢の鍵解錠での開放条件も盛り込まれていて、この最低条件は8つから4つを選択することです。しかも、聖良と莉瑠の選択が混在していなければならないという条件もあるのです。つまり、4つとも聖良だけ(莉瑠だけ)というのは許されないのです。試しに、最初から4つとも聖良だけを選択すると、幕間シーンのイベントは出現しますが「初体験」選択肢は開放されず、次に莉瑠を1つ選択したところで、やっと開放されたのでした。
私は、前回の途中経過報告で「各ステージ毎に聖良と莉瑠を交互に選択して進めるべきなのか、どちらか一方だけを一気通貫で進めるべきなのか」とも書きました。最終的に私は、片方だけ連続では飽きるかもしれないと考えて、聖良と莉瑠を1つずつ交互に選択して進める決断をしたのですが(「自分の意思で選択して解決」だから、これはナラティブなのかな?)、実際にプレイしてみると、そもそも「どちらか一方だけを一気通貫で進める」ことは仕様上不可能だと判明したのでした。
そのため、「初体験」も聖良と莉瑠のどちらを最初に選択するのかで、エロシーンに入るまでの文章内容が多少変わってきます(完プレを目指すのならどちらも見るべき)。つまり、聖良と莉瑠の選択肢はタブで分離されてはいますが独立してはおらず、相互作用するように設計されているわけですね。私は、幕間シーンでの流れから、「初体験」の選択は「聖良⇒莉瑠」の順番の方が適切だと判断しました。実際に検証してみても、莉瑠⇒聖良の順番だと文章内容に微妙な違和感を覚えてしまったのでした。
「初体験」選択での鍵解錠の不明さ、聖良と莉瑠の選択順番の不明さとかは恐らくナラティブ的なのだろうと思われるのですが、ゲームでのナラティブに関しては、『ゲーム研究所』の考察として、
『ナラティブとは?ゲームの面白さの鍵となるか?ドラクエ ロトシリーズに学べ!』投稿日:2021年5月1日 更新日:2021年6月19日
が、現時点のナラティブに関する最新記事で噛み砕いて解説しているので参考になるでしょう。何事も、最初に話題となってから10年たって日の目を見る日がくる(実用化する)ものですが、ついに時代は「ナラティブ」を迎えつつある(かもしれない)のです。この流れに乗り遅れてはならないのではないでしょうか、エロゲー業界さんも。
以上、途中経過報告の分際で長々と語ってしまいましたが、まとめると、
「本作は、“新世代エロゲー”の幕開けを告(つ)げるターニングポイントとなるべき作品であり、『ロールプレイ×コスプレ』の相乗効果で、エロシーンにテーマとストーリーを与えることに成功した、ナラティブゲーム作品である」
となります。ゲームの途中でこんな結論を出してしまって大丈夫なのだろうか? 無謀にもほどがありますが、果たして私は本作完了時に、聖良と莉瑠とのロールプレイを自分の体験(=ナラティブ)として感じて満足感を得ることができるのかどうか、それが問題だ(笑)。
取り敢えずこの時点では、私のサマリーに記載の評価方法に則り、98点と暫定評価させていただきます。
あっ、書き忘れていましたが、「初体験」は素の二人(聖良と莉瑠)と千尋との純愛和姦で、「ロールプレイ×コスプレ」とは何の関係もございません。今まで散散(さんざっ)ぱら力説して書いてきたことは、一体全体なんだったのだろうか(笑)。ただ全く無関係とも言えず「ロールプレイ×コスプレ」による“吊り橋効果”が発動した結果といった感じでしょうか。でも、最高!!! 例えば、次のとおりです。
<聖良の場合>
処女膜貫通の描写と破瓜の赤い血が流れる描写が秀逸です。またその後に、ゆっくりとした周期で聖良の身体が痙攣するのに連動して、聖良の爆乳が揺れる描写も秀逸です。演出最高!!!
<莉瑠の場合>
最初のエロシーン、画面の左右のそれぞれ下あたりを見ていたら、莉瑠の髪の毛の伸びている辺りに、埃の粒子がパラパラと舞っているのです。演出最高!!!
ということで、後半の「デート」「3P」「エンディング」はどうなっているのか、ますます興味が尽きません。
<7/4(途中経過)>
「初体験」以前の選択肢は全てプレイ完了で迎えた「STAGE2」。「STAGE2」は全て開放状態であったため、どう選択するべきか暫し熟考。考えても分からないので、結局、「STAGE1」に従って聖良と瑠璃を交互に選択しながら進めることとし、聖良の「聖女」からプレイ。プレイ後「STAGE3」の「聖女」のみが開放されました。
なるほど、「STAGE2」~「STAGE4」は連続して縦に並んでいるので、それぞれのキャラクタースタイルが縦に開放されていくという仕様なのかもしれない。つまり「STAGE2」~「STAGE4」は、聖良と莉瑠の両方を含めて、3×8マトリクスの一塊(ひとかたまり)として扱われている可能性もありそうです。また、「STAGE1」で経験した4つ開放で幕間シーンも十分考えられます。
というわけでプレイを続行したところ、幕間シーンの出現方法は想定どおりでした。ただし、「STAGE2」の5つ目、聖良の「サキュバス」に取り掛かったあたりから、いくらこれまでの抜きゲーよりは改善され、更に4つ選択ごとに出現する幕間シーンで気分転換の息抜きができるとはいえ、さすがに通常再生速度でのセックス連チャンプレイ継続は、とても辛くなってきたのでした。つまり、所詮は抜きゲーのフォーマット呪縛からは逃れられない状況に陥ってしまったのです。
ここで、暫しの熟考。このまま同じ方針で突き進んでも、これまでの抜きゲー同様、ギブアップの一言が走馬灯のように脳裏を駆け巡りつつあるこの状況。考えるんだ、私(わたし)。本作はナラティブゲーム作品(と私が勝手に主張)、時系列もなく自ら物語を紡いでいくスタイルではなかったのかと。
一先(ひとま)ず現状の「シーン選択」画面をじっと見つめて、はたと気がつきました。まてまて、「STAGE2」の各キャラクタースタイルをプレイ後、「STAGE3」の同系のキャラクタースタイルの選択肢が一つずつ開放されているのが現状。それはつまり「STAGE3」でも同様と考えて「STAGE4」の選択肢が開放されていく可能性が高いということ。つまり、縦に同系統で突き進むことも可能ではないのかと。
何故これに望みをかけたのかというと、漫画で例えるなら「『ドラゴンボール』vs.『めぞん一刻』」。片やひたすら超人化して話がどんどんエスカレート(最終的にエスカレートの限界に達して終了)、方やいつまでたっても片思い状態で一向に話が進展せずの堂々巡り(最終的にマンネリの限界に達して循環が保てず終了)。まぁ、「『サド(S)系』vs.『マゾ(M)系』」と言い換えても良いのかもしれませんが(笑)、この二つを応用すれば良いのではないかと。つまり、同じステージ上での同一レベル内容でやり続けているから単調に感じて飽きてしまいつつあるのが現状です。そうであれば、この単調を打破するためには、レベルアップでのエスカレーションしかありません。片方がダメならもう片方に乗り換えて打開を図れば良いのです。なぜなら、このゲームはナラティブなのだから。
早速、「STAGE3」の最初の選択肢(聖良の「聖女」)で「STAGE4」の選択肢(聖良の「聖女」)の開放を確認といきたかったのですが、聖良と莉瑠のそれぞれのタブ内の選択状況を一旦合わせておきたかったので、「STAGE2」の莉瑠の「黒魔法使い」を重い腰を上げながら何とかプレイ。その後「STAGE3」へ。予想どおり「STAGE4」の選択肢が一つ開放された~。ということで方針転換、一転して同キャラでのステージアップで、エロ内容のエスカレーションによる飽きの克服と相(あい)なったのでした。実行してみると、う~ん、快適。何とかギブアップの走馬灯から脱出できたのでした。
そして今現在、聖良と莉瑠の「聖女」のみを「STAGE4」までクリアした状態です。現状、聖良と莉瑠の「STAGE2」~「STAGE4」を合わせた3×8マトリクス24個の選択肢のうち10個をクリアした段階で、この間(かん)に予想どおり幕間シーンが新たに二つ出現しました。そして、ここで報告です。パンパカパーン。なんと、聖良と莉瑠の両方の「3P」選択肢が同時に開放されたのです。この開放条件は何でしょうかね。聖良と莉瑠のキャラクタースタイルを一つずつ計2つが「STAGE4」まで達したからなのでしょうか。もしそうなら、「デート」の開放条件とは。いよいよ中盤の佳境に入ってきましたネ!
さて、ここで一旦休憩。次の方針を決めなければなりません。またまた、暫し熟考。今のところ作り手は、「シーン選択」の簡単な選択肢構成の中で、飽きさせないために各選択肢の開放条件をいろいろ考えてゲーム性も演出しようと試みているように思えます。この時点で「3P」が開放されたということは、飽きないためには、ここをプレイしておけという神の啓示のつもりなのかもしれません。何しろ選択肢の正式名称は「3P 選択画面へ」です。つまり、次の画面への状態遷移を示唆する名称なのです。これはやらずにおくものか。
私は最近、エロゲーにおいて開放された選択肢を後でまとめて(好きな食べ物は後で食べるために取って置く精神)みたいな考え方は、毒にも薬にもならない、むしろ水を大量に飲んで、体調を崩す行為以外の何物でもない悪手だとの結論に達しております。与えられたエサには即座に飛びつく、これが正しいエロゲー道というものです(笑)。そのため、本来なら「初体験」も開放時点で即座にプレイするべきでした。無理に「STAGE1」を全部クリアしてからなんていう武士道精神に則ってしまい、面白さの本質を見誤ってしまったのではないかと、今となっては反省しております。実際、「STAGE1」も後半は飽きが来ていましたからね。制作者がその時点で開放したということは、何らかの意図に基づいた結果であって然るべきなのですから。というわけで、次回、乞うご期待。まぁ、ナラティブですからね。本能の赴くまま行動すれば良いのです。
<7/7(途中経過)>
「3P 選択画面へ」を選択して確認したところ、聖良と莉瑠のどちらの「3P 選択画面へ」を選んでも、セレスティア・チャーミング・ダークネス・ヴァリアントの四つのスタイル選択肢が並んでいる同一画面が表示され、現状は「セレスティアスタイル」だけが選択可能になっておりました。なるほど、聖良と莉瑠の両方で同種のスタイルを「STAGE4」まで完了すると、該当スタイルでの3Pシーンが開放されるという仕様なわけですね。
早速「セレスティアスタイル」を選択してプレイ開始。う~ん、あんまり出来は良くないかな。3Pこそ「ロールプレイ×コスプレ」最大の活用場所だと思ったのだけれど、余り活用できていないような気がします。冒頭で、
ト書き:セーラとリルルに、いいや、聖良と莉瑠にWパイズリしてもらえる日が来るなんて……!
と書いてあったのですが、ロールプレイ中はセーラとリルルで押し通すべきだと思うのですよね。会話から地の文まで聖良と莉瑠のオンパレードですからね。たぶんに違和感を覚えずにはいられませんでした。「おまんこ温泉」と「アクメまんこマッサージ」のパワーワードに救われた3Pシーンなのでした(笑)。
さて、「3P」での各選択肢の開放条件が分かったところで、計画に基づき、聖良と莉瑠の各スタイル毎に「STAGE4」までプレイを交互に繰り返すことを試みたところ、聖良の「STAGE4」が二つ完了時点で、五つ目の幕間シーン(ビーチスタジオでビーチボール遊び)が登場し、その後に聖良の「デート」のみが開放されたのでした。ということは、莉瑠の「STAGE4」が二つ完了後には、莉瑠の「デート」と一緒に「3P」の「チャーミングスタイル」選択肢も同時に開放されるという展開が予想されます。
まずは、目先の聖良「デート」です。「初体験」内容は出来が良かったので、ここも出来を期待したいところです。勿論「ロールプレイ×コスプレ」無しの聖良と“むふふ”な展開だとは思うのですが、実際にプレイしたところ相変わらずの甘々ストーリー、
ト書き:聖良が誇らしげに胸を張る。そこにはオドオドとした普段の聖良はどこにもいなかった。
聖良「あなたと愛し合った証っ、ああああああっっ!! 欲しいってっっ……!!」
聖良「今日はありのままの自分でイチャイチャしたい……な?」
お約束の聖良の成長を語り、愛し合った証(孕んで子供)が欲しいと宣(のたま)い、ロールプレイではなく本来の自分でエッチしたいとの自信回復宣言。ますます「エンディング」がどうなるのかが気になってしまいます。
引き続き、聖良と莉瑠の「チャーミングスタイル」を「STAGE4」まで完了。予想どおり、莉瑠の「デート」と一緒に「3P」の「チャーミングスタイル」選択肢も同時に開放されました。ここで、莉瑠の「デート」と「3P」の「チャーミングスタイル」のどちらを最初にプレイするべきか、暫しの熟考。先にプレイした「3P」の「セレスティアスタイル」の出来はあまり良くなかったので、その他もダメかもしれないと考え、莉瑠の「デート」を選択。
莉瑠の「デート」、普通の出来ですね。何しろ、書くことが何もない。敢えて書くのなら、「千尋なしにはオナニーもできなくなってしまった莉瑠」ってことくらいでしょうか。莉瑠自身も、調教されて千尋専用の肉便器にされてしまったとか言っているくらいですからね。なんか「デート」における聖良と莉瑠の扱いの落差が大きいですよね。方や自閉症気味な性格改善での成長を謳(うた)い、方や調教での肉便器に成り下がったことへの憂い(愁い?)を謳うのですからね。まぁ、聖良と莉瑠の色々な側面での対比構造方針に基づく作りとしては、間違ってはいませんけれどね(笑)。
この後、「3P」の「チャーミングスタイル」を選択。想定以上に出来が悪いですね。何が一番悪いって、3Pでの同時セックスは男女一人ずつの二人なため、残り一人のセックス参画状況がポイントになります。翻って「チャーミングスタイル」の3P、片方のセックスが終わるまで基本放置です。放置プレイではなく、本当に放置状態なのです。暇そうな相手が出る設定は、見ている方もつまらなく感じてしまいます。また、更に悪いのが、ヒロインがべらべらとエッチの実況解説をすることでしょうか。今まではロールプレイでの演技の一環だからと納得してきたのですが、流石にウザすぎます。内容も馬鹿すぎるし、誰ですかこれ書いたの? まぁ本作のライターさんなわけですけれどね。
それにしても、もう本作「孕ませ」がテーマなのでしょう、きっと(笑)。聖良と莉瑠も「STAGE4」に向かうにつれて、会話文も地の文も「孕」の文字だらけ状態でしたが(残りのスタイルも同じなの?)、「デート」でのセックスシーンでも基本は同じでした。本作、正真正銘の「THE抜きゲー」だったのですね(笑)。
姉妹の二人と恋人という非倫理的、背徳的な状態に加えて、もし二人とも妊娠とかがプラスされたら、この話どうなってしまうのでしょうか? そもそも、赤ちゃんができてなくても最初から母乳ドバドバ状態ですからね。妊娠なんてその延長線上での付録扱い程度の位置付けになるのかもしれません。本当に、個別の「エンディング」をどう締めて纏(まと)めることになるのかが、とても気になってしまいます。最終的な着地点はどの辺りなんですかね。
とはいえ、「エンディング」を開放するためには、残りの STAGE と「3P」の全開放を実現しないといけないのでしょうね。まだ進捗率70%くらいなので先は長い。もう、本当に“Ctrlキー”を押してさっさと進行させてしまいたい気分なのですが、取り敢えずは我慢の通常再生で進行中です。
<7/9(途中経過)>
残り30%分を完了すべく、聖良と莉瑠のダークネスとヴァリアントの各スタイルの未プレイ STAGE に取り組み、莉瑠の“騎士”以外の STAGE を全てプレイ完了としました。それらの中では莉瑠の“黒魔法使い”の STAGE が面白かったですね。何しろ、基本抜きゲーだから読めるストーリーがないのですが、“黒魔法使い”では莉瑠が主人公の作品宣伝のためにイベント参加っていうストーリーに沿って話が進行するので、比較的、面白くプレイできました。
やっぱりね、いくら抜きゲーだからといって、柱となるストーリーがないとダメですね。逆に聖良の“戦巫女”だと、聖良と主人公との間でのストーリーがないから、「STAGE3」では性処理肉奴隷としてのロールプレイで放つ特殊用語(肉便女、肉便器、ザーメン便器、せーえき便女)を連発する聖良の会話を楽しむ以外には、楽しむ方法がなかったですからね。「STAGE4」にいたっては、聖良のセックス解説会話がうざいのなんの……。
さて、この間に幕間シーンが更に二つ出現。七つ目の幕間シーンは「莉瑠の夏休み終了に合わせて、離島コスプレリゾート「コスタリア」を後(あと)数日で全員離島」(“離島”を“離島”って自分で書いてて笑う)という話であり、本作もいよいよ終盤かなってことを匂わせる内容でした。また、「3P」の「ダークネススタイル」も開放できたので、自分の攻略方針に基づき即レッツプレイ(Let's Play)。どうしたんでしょう。これまでとは打って変わって、突如、3P内容の出来が良くなっているのですが……。
聖良「ほーらぁ。動かないの♪」
聖良「どうして逃げようとするの? せっかく、ふふふ、
お姉さんのおまんこ、クンニさせてあげてるのに」
莉瑠「そうよ。私たちはワンちゃんを悦ばせようとしてあげてるだけなのに。
ふふ、どうして抵抗するの?」
莉瑠「私なんてワンちゃんの卑しいおちんぽ、下の口で咥えてあげてるのよ?
鳴いて喜ぶべきだわ」
:
聖良「だ・か・ら、動かないの。これもロールプレイよ?
今日は二人がかりで可愛がってあげるわね?」
莉瑠「ワンちゃんはドMだもの。嬉しいでしょ? 私たち二人に遊んでもらえて」
ト書き:逃げようとしても逃げられない……!!
ト書き:聖良に両腕を、莉瑠に両足を押さえつけられてしまっていて動けなくて――
莉瑠「それにしても、聞こえなかったのかしら?
私は、んっ、んっ、鳴いて喜べと言ったはずだけれど」
:
聖良「んはぁんっ、あぁあんっ、聞いたわよぉ?
ご主人様は、おしっこ飲むの、んふふ、好きなのよね?」
聖良「莉瑠ちゃんのおしっこっ、ふふふっ、美味しそうに飲んでいたらしいじゃない」
聖良「そーんなにお口を大きく開けて直飲みしちゃうなんて……
はぁっ、はぁっ、よっぽど好きなのね?」
聖良「女の子におしっこ無理やり飲まされるコト♪」
やっと、「3P」での「ロールプレイ×コスプレ」が本領発揮されました。どうも「セレスティア」や「チャーミング」だと普通の状態との差異があまりないので、「ロールプレイ×コスプレ」の力が発揮されないみたいですね。今回は“黒魔法使い”の「STAGE4」を継承しているところもグッド。私の場合、“黒魔法使い”の「STAGE4」プレイ直後に「3P」の「ダークネス」開放でしたから、やっぱり「3P」の各タイプ開放、即プレイは正しい判断でしたね。それにしても莉瑠――今回は聖良が担当でしたが――あちこちの場面でおしっこ(放尿)担当要員になってしまっていて、可哀想(かわいそう)。
さて、今回のファンファーレ、“戦巫女”を「STAGE4」までプレイ完了したところ、ついに聖良の「エンディング」のみが開放されました。どうやら、聖良の「STAGE4」を全プレイが条件だったみたいです。「3P」の全プレイは関係なかったようですね。ここで即、聖良の「エンディング」プレイを決定。
聖良の「エンディング」、完全に莉瑠の存在、忘れられていますよね。
千尋「島を出た後も……一緒に暮してくれないか?」
これは聖良へのプロポーズ? それとも、同棲の誘い? どっち? まぁ、莉瑠は学生で生徒会長だから、男と同棲なんてあり得ないでしょうから、聖良の完全勝利ってこと?
聖良「今日は一日中エッチしたい、な……? この島での最後の思い出、えへへ、作りたい」
ト書き:聖良がとびきりの笑顔を見せてくれる。今までで一番の可愛い笑顔だった。
ト書き:こんな彼女の顔こそ思い出に残しておきたい。
:
聖良「そうだ。ハメ撮りROM作ろ……?」
聖良「エッチな粘膜たっぷりの写真で埋め尽くした、
あなたとわたしのだけの秘密のスケベROM……作りたい、な?」
聖良「だからこれからも、えへへ。付き合ってくれる……?」
聖良「ううん」
聖良「付き合って、欲しい……な?」
莉瑠、不憫すぎる。そうなると、莉瑠のエンディングでは聖良がハブられることになるのでしょうか? なんか、いきなり殺伐とした風景が醸し出されるエンディングとなってしまいました。こうなると、両者の「エンディング」プレイ後に、「隠しエンディング」でもないと、納得できないですよね。特に私は、両者を交互にプレイを心掛けてきましたら……。
残りは、莉瑠の“騎士”を「STAGE4」までプレイ完了させ、その時点で開放される「エンディング」と「3P」の「ヴァリアントスタイル」、および最後の幕間シーンのプレイのみとなりました。
<7/11(完了)>
やっとプレイ完了しました。総プレイ時間は53時間(七万字以上のメモ書き時間を含む)でした。やり切ったという達成感と安堵感がごちゃ混ぜになった気分です。まあ、途中休み休みプレイしてましたけどね。いや、やっぱり抜きゲーを一気にプレイは、私のように通常再生している身にとっては、非現実的ですよ。よほど読ませるシナリオが付属していない限りは、途中で嫌になるのが普通でしょうから。何しろ、中身の八割以上は、所詮エロシーンでしかないわけですから、そこから何かを見いだそうとするのは至難の業(わざ)なのです。
さて、最後の STAGE として莉瑠の“騎士”をプレイしましたが、STAGE が進むにつれて、どんどんマゾな変態に調教されていく過程が描かれていって、怖かったです(笑)。
ト書き:ベッドシーツどころか自分の身体まで尿まみれにしながら、
しかし、恍惚とした表情で莉瑠が幸せそうににやける。
ト書き:耽溺しきったその瞳はまるで危ない薬の中毒者のようで、
うわごとのように「イくぅ、イくぅ」と腰を振っていた。
莉瑠「口にも、おまんこにも、アナルにもぉ……。
おひんぽくだひゃいっ、あぁっ、おひんぽくだひゃいぃ……!」
主人公の求める“チン堕ち”させた結果が、上記の状況です。もう、人間としての尊厳などどこにも存在しない、“オナホブタ”の“オナホまんこ”にまで落ちぶれた莉瑠。陵辱/調教モノの教本を見た気がしました。でも考えてみれば、本作の陵辱/調教にはスカトロと拷問はなく、せいぜいスパンキングと縄くらいなので、まぁ、ある意味カワイイ類(たぐい)の陵辱/調教モノとはいえるでしょうね。
ここで“騎士”を「STAGE4」までプレイ後、莉瑠の「エンディング」と「3P」の「ヴァリアントスタイル」が選択可能になりました。ただし、想定していた八つ目の幕間シーンは存在しませんでした。七つ目の幕間シーンが「離島から離島」の話でしたからね。その後は無かったみたいですね。
今回は、莉瑠の「エンディング」は最後に取っておくことにして、「3P」の「ヴァリアントスタイル」から始めました。また一人を放置状態にして、出来が悪くなっちゃってますね。
気を取り直して、莉瑠の「エンディング」、最初に思ったことが、主人公の鈍感回避ができていて、良かったなと思いました。具体的には、次のとおり。
ト書き:声をかけると莉瑠はわざとらしいほどに明るく振る舞い、俺に笑顔を向けてきた。
ト書き:どうしたんだろう? とは思わなかった。まあ、さすがにそこまで俺も鈍感じゃない。
ト書き:テンションが高いなと尋ねた時点で鈍いんだけど、一瞬見せた寂しげな顔で、流石に莉瑠の気持ちにも気づく。
流石に、ライターさんも踏みとどまったな。ここで朴念仁の鈍感バカ主人公で押し通していたら、たぶんこのライターさんの作品は二度と買わないと誓っただろうけどね。私、相手の心を読み合う心理戦を仕掛ける権謀術数ものが好きなので、心の読み合いもできない鈍感バカ主人公はとても嫌いですし、感情移入したくありません。そのため、主人公の設定はとても重要です。
次に思ったことが、莉瑠が健気だってことですかね。「あなたのインポ治療のために身体まで張らされて」とか「エッチなロールプレイだとか言って、私の身体も心もめちゃくちゃに弄んできて」とか回想しながらも、「でも決して悪いことばかりじゃありませんでしたよ? ……良いこともたくさんありました」と言う素直さですかね。基本、聖良のお姉さん気質とは反対の妹気質ですからね。
最後は、主人公の住所と合い鍵を渡されて、ハッピーエンドって感じです。そもそも、主人公はなんで合い鍵を持っているんだって話なのですが、それは置いといて、次のように熱々なセックスで締めくくっています。
莉瑠「あなたのためだけのっ、あぁんっ、ラブラブ卵子っ……!
だいしゅきなあなたのために作った、スキスキ卵子っ……!」
莉瑠「だいしゅきな人に中出ししてもらう瞬間っ……!!
だいしゅきな人に孕ませてもらう瞬間っ……!!」
そして、莉瑠のお約束、放尿シーン。
莉瑠「私も、はぁはぁ……。あなひゃに調教されすぎて、おしっこ出しゅの、気持ち良くなっちゃってますし……」
ト書き:ブルリと身体を揺らしながら、莉瑠が尿道に残ったおしっこをビュっと出す。
ト書き:その姿もまたカメラはばっちり撮影してくれていた。
このシーン、手抜きをせずに効果音を入れていて、尿道に残った最後のおしっこを出す音が入り、間髪いれずにカメラのシャッター音が入っていました。d(^^)グッジョブ!!
最後に、聖良の「エンディング」同様に、タイトルの意味が説明されます。
ト書き:パシャっとカメラが音を立てる。
莉瑠「一緒に、えへへぇ、一緒に作っていきましょ……?」
莉瑠「二人だけのエッチなレポート、秘密の粘膜ポトレ……一緒に作っていきたいです」
莉瑠「これからも、ずっとずっと一緒に……」
莉瑠「大好きな、大好きな、あなたと」
結局、聖良と違って、莉瑠は(精神的に)成長しなかったかなと思いました。単に(肉体的に)調教されただけで終わってしまった感が強かったです。それにしても、莉瑠の「エンディング」でも、聖良には一切触れられませんでしたね。どういうこっちゃ、これは。作りとして納得できないです、私(わたくし)。
(6/27追記)
〇ダウンロードカードとライセンス問題
お恥ずかしい話なのですが、今まで私は、ダウンロードカードによるダウンロード登録の重要性について、まったく気づいておりませんでした。何しろ、この仕組みが一般化してから、今まで一回も利用したことがなく、未登録状態で全てパッケージの中に眠っておりますから(笑)。わざわざパッケージ版を買うのだから、DVD-ROMさえあればいいじゃんくらいの認識でしかなかったのです。「光学ドライブのないノートPC環境の方々のための支援サービス」くらいにしか考えておりませんでした。
今回、改めてダウンロードカードについての説明を読んでみて、愕然としました。本作の場合、DMMの個人アカウントに紐づいて個人の購入済み商品一覧に登録(一旦登録すればダウンロードカードは不要。単なるゴミ)され、以後何度でもダウンロード可能になるのですが、この場合、大きく次の二点の疑問があります。
(1)仮にパッケージを売ってしまった場合でも、ずっと利用可能にできるということなのか?
(2)ダウンロードカード付きの製品は、パッケージ版とダウンロード版の2つのライセンスを同時に購入したことになるのか?
検索して調べてみると、(1)はYahoo!知恵袋に似たような質問のQ&Aがあったのですが、中古品でのダウンロードカードの保証は出来ない扱いになるだけということが回答としてあるだけで、ライセンスがそもそもどういう扱いになっているのかについては、誰も問題にしていないのです。パッケージを売っても、ダウンロードすれば遊べるよねくらいの認識でしかないのです。
確かに、DMM等の購入済み商品一覧に登録されるのは、利用価値が本当にデカイです。登録時点でもうパッケージ管理からは開放で、パッケージ本体など即処分可能になるのです。売ったパッケージのメディア上のプログラムがどう扱われようが、知ったこっちゃない状態ですよ。
ただし私に言わせれば、いやいやそんな簡単な話じゃないでしょうってことですよ。つまり、(2)の問題です。「パッケージ版とダウンロード版のライセンスをそれぞれ一つずつ同時に購入」したのなら、上記のとおり簡単な話になるとは思うのですが、「ライセンスは一つでプログラムの入手方法の選択肢が増えただけ」だとするのなら、話は別です。なぜなら、ライセンスが一つだけだった場合は、DMM等のダウンロードの仕組み上、個人のアカウントに紐づくため、該当製品のダウンロード登録をした時点で、その一つしかないライセンスを永久に特定の個人が確保して譲渡も販売もできなくなってしまうからです。
さて、その場合、売っぱらってしまった中古品パッケージとは一体何なんだと。ライセンス無しの物理的な物扱いにしかならないのではないかと。もし、ダウンロードカードが発行されていた中古品を購入した方が――既にダウンロードカード登録が前の所有者によって行われていた場合――その中古品のメディアでインストールした途端、無条件に犯罪者扱いになってしまうのではないだろうかという疑問があるのです。なぜなら、一つしかないライセンスを前のパッケージ所有者がダウンロード用として正式に確保したままだからです。
これは、今までの中古品問題とは別の新たな問題と捉えることができるでしょう。今までの中古品販売は、「パッケージを手放す=ライセンスを手放す」という関係で成り立っていました。現実に本作でも中古品売買が行われているのですから、これが成り立たないと、中古品を買う方にとっては大問題ですよね。
まずは、ダウンロードカード同梱のパッケージ製品のライセンス扱いがどうなっているのかを明確にする必要があると思うのですが、パッケージの添付マニュアル記載の「ダウンロードカードについて」の記述には、
・ゲームデータはご登録に使用されたDMM.COMアカウントに紐づけされ、理由の如何を問わず、譲渡、移譲、解除、再登録などはできませんのでご注意ください。
と書かれていました。ここでの「ゲームデータ」が具体的に何を指しているのかで、ある程度は明確になるとは思いますが、この記述は「ダウンロードカードについて」に関して書かれたものなので、DMMからダウンロードしたゲームデータだけを指しているとも考えられます。そうならば、DVD-ROM上のゲームデータは別物だと考えることも可能なわけです。
しかし、「DVD-ROMを使用せずにゲームデータをダウンロード可能です」とも説明文上には書かれているので、DVD-ROM上のゲームデータもDMMからダウンロードしたゲームデータも、同じゲームデータだと言っているとも解釈できるのです。
まぁ、何にしても、該当製品のライセンスの扱いがどうなっているのかですね。購入したライセンスはパッケージ版とダウンロード版をそれぞれ一つずつで合計二つなのか、版の相違など無関係に該当製品のライセンスは一つだけなのか。中古品販売店は、どういう理屈で売っているのでしょうかね。物理的なパッケージだけを売っているのであって、ライセンスのことなんて知らないというスタンスなのでしょうか?
本ゲームより、こっちの問題の方が興味津々です、私(わたくし)。う~ん、つい先程までこんなこと考えてもみなかったので、この短時間では整理しきれません。知見のある方々のご意見を是非お伺いしたいところです。
(7/13追記)
〇おわりに
最初に、最終評価ですが、私にとっては、ナラティブについて色々と考える機会を与えてくれた作品としてちょっと感じるものがあったので、私のサマリーにおける評価基準に則って90点を与えます。
次に実際の内容評価ですが、プレイ時の途中経過にも書きましたが、全体を通すとシナリオの出来の落差が大きい気がします。エンディングは中途半端だし、一番の問題はストーリー成分が足りていません。私は本作の前に MOONSTONE Cherry の『セックスアンダーワールドへようこそ!』をプレイしましたが、同じ抜きゲージャンルでも、もっとずっとストーリーが充実しておりました。それですら、私はストーリー不足だと感じたくらいです。それから考えるのであれば、本作など問題外といえなくもないのですが、一歩譲って抜きゲーだからとの言い訳が通用するのであれば、ある程度は譲歩できる出来だとはいえるでしょう。
現実に、当サイトにおける本作のプレイ時間中央値は、たったの6時間です。つまり、ライターさんが一生懸命に書いたと思われるエロシーンの殆どはスキップされて、ゴミ扱いにされてしまっているのが、本作に突きつけられた実際の評価なわけです。
しかし、私の評価は少し違っていて、途中経過報告でも書きましたが、「ロールプレイ×コスプレ」の企画を活用して、エロシーンに何とかテーマとストーリーを盛り込もうと努力しようとした形跡は認められるべきだとは思うのです。思うのですが、所詮は抜きゲーフォーマット仕様ですからね。プレイヤーも、最初からエロ画像のみを見ることにしか注意を払っていない方々が大半ですから、ライターさんの努力など最初から注意して見る気もありません。その結果が、「Ctrlキー」で強制スキップの6時間プレイ完了ですよ。端(はな)からライターさんの文章など読む気がないのです。本当にシナリオなんて、刺身の褄(つま)扱いですよ。
こんな抜きゲー企画ばかりだから、お抱えライターさんも嫌になってしまい、逃げてしまうんですよ(かといって、現状、フリーのライターとしてエロゲーシナリオだけで食っていけるのかというと、駄々下がりのエロゲー市場では相当に厳しい現実が待っている気もするのですが……)。つまり、このまま会社に属して抜きゲーシナリオだけ担当していても、世間的には全く評価されないことが確定という現実に、打ちのめされるだけなのです。というか現実に書いた文章はゴミ扱いだし。
このライターさんの他の作品って、私は『白詰指輪』しかプレイしておりませんが、「母親の『空気読んでる』ネタ」など秀逸でしたから、本来はもっと面白いストーリーが書ける筈なのですが、本作ではそれを活かせていないというか、活かさせてもらえないというか……。
また、肝心のエロシーンもシーン回想42枠のうちLive2D使用エロアニメは14枠ですから、エロアニメ率33%です。私がプレイして思ったことは、やっぱり少ない。全枠エロアニメだったら抜きゲーとして高評価したかもしれませんが――腰振り表現の拘り具合は評価しますが――全体を通すと可もなく不可もなくって感じでしょうか。
絵については、問題なく「優」を与えましょう。というか、現状、本作をプレイする人は、絵しか求めていないのでしょうし、これがダメなら、本作、誰も買いませんしね。音楽(BGM)は、『愛おしい距離』などアリスソフトの『イブニクル』のBGMを連想させて、正しく離島コスプレリゾート「コスタリア」に似つかわしいと思いましたし、ジャズ調の『誠実なる飾り姿』など大人って感じがして好きです。総じて、BGM関係の出来は悪くありません。また、効果音(SE)や演出関係も普通に頑張っていたんじゃないでしょうか。
つまるところ、価格相応の出来だと考え70点台が妥当と判断し、途中評価の98点から減点し最終評価は97点としました。まぁ、それでも AKABEiSOFT2 の力をもってすれば、“萌えゲーアワード 2021年度”の『エロス系作品賞PINK』くらいは少なくとも受賞はするでしょう。
さて、私だったら本作をどうしようとしただろうかを考えてみました。本作は、ストーリー成分が圧倒的に不足していることは、明白な事実です。しかし、ストーリーを膨(ふく)らませる材料は揃っているのです。何しろ、「『とろとろ★エヴォーキング』――略称『とろキン』」と呼ばれる作品が、既に存在(本ゲーム内だけですが)しているのです。これを活用しない手はありません。
本作では、『とろキン』での四つのキャラクタースタイル設定だけをコスプレに活用し、エロシーンのみをフィーチャーしてロールプレイの実践と相成ったのですが、本来であれば、エロシーン以外にもストーリーがある筈なのです。つまり、その架空のストーリーを描けば良かったのです。それを本作での現実のロールプレイでのエロシーン部分に繋げる構成をとるようにしたのなら、『とろキン』の内容も把握できて非現実世界を含めたストーリーも充実させられて、一石二鳥だったと思うのです。
というか、そういう作品作ってよ、本当に……。
つまり、本作に対する改善点としては、もっと、ストーリーを充実させるべきだとは思うのですよね。先にも書きましたが、「ストーリーはナラティブを生むための土台、いわば物語の世界観としてなくてはならないもの」なのに、例え抜きゲーであったとしても、ベースのストーリー基盤を疎かにしては、この業界は更に地盤沈下して廃れていくだけになってしまうと思うのです。
まぁ、それも良いのかもしれませんがね。業界自らがそれで良いと思って一向に改善する兆しすらないのですから、後は資本主義の市場原理に基づいて、消えていくのも世の定めでしかありません。どうせ何言ったって自助努力しない業界なのですから、最終的には市場原理とは隔絶した作品を作り続けている同人作品さえ生き残るのであれば、それで良いのかもしれません。ユーザーにとっては、別にそれでも何も困らないわけですし。却って値段が安く済んで、よりハッピーになるのかもしれません。
最後、本作には、AKABEiSOFT2 の所属団体であるコンピュータソフトウェア倫理機構の倫理規程(平成23年10月1日施行版)にある「制作基準」の【留意点】の最初に記されている、
(1)いたずらに性描写のみを表現し、ストーリー、テーマ、展開、ゲーム的駆引き等の要素に欠けるものは極力制作しない。
を餞(はなむけ)の言葉として送りつつ、本感想を終えたいと思います。
(9/23,30、10/16追記)
〇無料配布アペンドと新装版パッケージ「APPEND+版」について
まさかの(……でもないか)、アペンドデータ(新規Hシーンを2シーン<聖良と莉瑠を1シーンずつ>)を9月30日に無料配布となるとは……。一見、ユーザーのLive2Dアニメーションをもっと見たいとの要望に応えたとも取れますが、一緒に新装版パッケージでAPPEND+版を発売となっていて、『恋する乙女と守護の楯 Reboot Plus』や『アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS』と同様なマーケティング戦略ねって納得してしまいました(ちょこっとプラスの新装版としてフルプライス版を新規発売)。こんなちまちま新装版戦略を採用しても、この業界の未来は暗くなるばかりだよ、たぶん。
不明点としては、「APPEND+版 DVD-ROM2枚組予定」ってところかな。DVD-ROMが1枚増えています。アペンドデータのサイズなど高が知れてるので、普通に考えたら2枚組になる筈がありません。アペンドデータ用のDVD-ROMを制作? それとも予約特典を付けたとかなのかな? 私はマニアじゃないから「APPEND+版」パッケージなど新たに買うことはないので、私にとっては永遠の謎だな、これは。
それにしても新規Hシーン(本編のアフター)って、シナリオどうしたんですかね。担当したライターさん、AKABEiSOFT2 を退職しちゃったし。退職したライターさんに新規に依頼? それとも、開発時の没シナリオを発掘して採用? まさかの別ライターさんに依頼?
この調子だと、このコンセプトを何らかの形で引き継いだ第二弾を開発して発売する可能性は大ですが、もし制作するのなら、これまで指摘してきた問題点の改善はして欲しいです。改善なきものに明日はないですよ。AKABEiSOFT2 だから期待薄ではあるのですが……。
※9/30:アペンドHシーンを実際にプレイしてみましたが、エロかったです。今回のアペンドパッチは不具合修正も兼ねており、バージョン上は ver.1.10 みたいです。立ち絵鑑賞の動作不良は私のPC環境だけの問題か~、やっぱり。
※10/16:まさかの ver.1.20 の提供。「アペンドHシーンの液体、効果などの演出を強化」って、比較をしてもどこを強化したのか、さっぱり分かりません(笑)。その他にもいろいろ不具合を修正しているみたいですけどね。最近の傾向として、不具合修正パッチの提供って売れたら出す、売れなかったら出さないみたいな感じなので、本作は二回も提供したので、売れたってことですかね。アクリルフィギュアとか抱き枕カバーとか、ここぞとばかりに便乗商法とは、頭が下がるばかりです(笑)。
(2022/3/14追記)
〇コスプレアニメを見て
最近、本作同様にコスプレを題材としたアニメ『その着せ替え人形は恋をする』を見ていて、第二弾はこの方向性でエロゲー化すれば良(い)いんじゃないのって思ってしまいましたよ。私が「おわりに」で指摘したことが改善できそうな気がするので……。やはり、表の世界の制作者達は能力が高いよねって思いつつ第6話を視聴していたら、盛大にやらかしていました。
海夢「あっ、ゴメン、五条君」
海夢「もっかいだけ広場行っていいかな」
海夢「一寸だけだから」
ここで海夢(まりん)の声優さんは、「いっすんだけだから」と読んだのでした。そのため、台本には「一寸だけだから」と書かれてあったと推測できるのですが、正しい読みは「ちょっとだけだから」。私はエロゲーでも数回、「一寸」の読み間違いに遭遇したことがあり(例えば「一寸見」を「いっすんみ」とか)、その度に、音声収録時に(声優さんを含めて)誰も誤りに気がつかない日本語力低下の現状を憂いてしまうのです。シナリオライターさん、泣くぞ本当に! というか、仮に「ちょっと」読みを知らなかったとしても「いっすん」読みでは意味不明だから、別の読み方がある筈って考えにどうしてならないのか。
(2022/5/25,27追記)
〇萌えゲーアワード2021
(5/25:受賞タイトル発表前の感想)
上記で「“萌えゲーアワード 2021年度”の『エロス系作品賞PINK』くらいは少なくとも受賞はする」と書きましたが、2022年5月13日に「萌えゲーアワード2021 ノミネート作品」が発表されました(受賞タイトル発表は2022年5月27日午前0時予定)。
「2021年度より各賞の選定方法を変更し、すべて読者の投票にて決定」となっているので、“大人の事情”による影響が少しは小さくなったのでしょうが、それに代わって“組織票”の有無が受賞結果を左右することになったということですかね。とはいえ、この組織票、“ユーザー”だけとは限らず、“会社”によるものもあるのかもしれませんよネ! 所詮は“組織票”など、候補選定に残すくらいの影響力しかないのではと、個人的には思ったりします。各作品への実際の投票数をオープンにしていただかないとねぇ。
さて、本作に関しては、次の三部門にノミネートされておりました。
①イノベーション賞
②エロス系作品賞PINK
③エロゲ屋さん賞
②は私の想定どおりですが、①も私が画期的(新世代抜きゲー、もとい「新世代エロゲー」とも呼ぶべき存在)だと思ったくらいですから予想の範疇、しかし③は全くの想定外でした。そもそも「エロゲ屋さん賞」って何? と思っていたら解説が付記されていて、16店舗のゲームショップに協力してもらった賞らしいです。ということは、もっとも店の売り上げに貢献した作品と言い替えても良いのかなって、私は判断しました。利害関係を伴わない金額という定量的な数値で判断するドライさが良いですよね(笑)。ある意味、一番、作品評価として信頼できる賞といえるのではないかと思いました。
個人的には今回の『萌えゲーアワード』、「各賞の選定方法を変更」によってそれぞれの受賞結果にどういった影響があるのかについてと、新設の「エロゲ屋さん賞」の結果がどうなるのか、そしてそれに伴う講評がどういった内容になるのかがとても気になるのですが、果たして結果は如何に。
いや~、今まで『萌えゲーアワード』など殆ど興味の対象外だったのですが、今回はちょっと興味津々です。
(5/27:受賞タイトル発表後の感想)
いやいや、予想外の結果でした。確実に受賞すると確信していた『エロス系作品賞PINK』は受賞できず、事前の案内にはなかった『FANZA GAMES賞』なるものを受賞しておりました。ユーザー投票の壁は、けっこう厚かったってことですかね。
ユーザー投票だと、大賞受賞作品だと複数の賞を同時受賞しやすいってことも判明しましたね。まぁ、そりゃそうだよね。大賞を受賞するくらいなのだから、分かりやすいっちゃ分かりやすい。
そもそも今年は、「大賞はもちろん、各賞もすべてユーザー投票で決定」と書いてありますが、次の二つの賞は、ユーザー投票とは全く無関係ですからね。「すべて」なんて嘘を書いたらいけませんよね。
『エロゲ屋さん賞』:ショップに対して「2021年に発売されたゲームで特に印象に残ったゲーム」をアンケートし、もっとも得票数が多かったタイトルを表彰
『FANZA GAMES賞』 :「FANZA GAMES」のアダルトPCゲームダウンロードコーナーにおいて、2021年の年間通してダウンロード売上の上位タイトルを表彰
ただし、そのため『エロゲ屋さん賞』では「パッケージ販売」での、『FANZA GAMES賞』では「ダウンロード販売」での売上に貢献した作品がどれかが、ある程度は明確になったともいえるのです。店屋にとっては作品の質より、利益に貢献した作品であるかどうかの方が、最重要評価項目でしょうからね。
これで分かったことは、「抜きゲー、陵辱ゲーは売れる!」ってことでしょうか(笑)。もう、ADVゲームとしての体裁をとるためのシナリオなんかやめて、音付(動)画集として売った方が、よっぽど儲かるんじゃないのかって思ってしまいました。
とはいえ、『FANZA GAMES賞』の方は、上位三位までのタイトルとは明言しておらず、他の賞の受賞作品と被らない上位売上タイトルを選んだとも考えられますよね。DMMとしては、「FANZA GAMESにて購入」ボタンを押させる作品数が多い方が、販促的に好都合でしょうからね。そこは大人の事情が働いたとしても不思議ではありません。
最後に、非常に残念だったのが、「受賞コメント」はありましたが、「講評」がなかった点です。そうかぁ、ユーザー投票のみで決まった結果に、責任ある「講評」なんかできないってスタンスなのですね。
(2022/7/5追記)
〇シリーズ第二弾について
『Role Player:とろろ姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!』が2022年09月30日に発売予定となりました。公式Webサイトを見て速攻で思ったことは、
ストーリー :前作の搾りかすのような中身のないお馬鹿な内容に、頭痛が……
キャラクター:前作の搾りかすのような顔と身体のバランスを無視した巨大な胸のキャラデザに、吐き気が……
といった感じで、さらに前作と違って見た目からして華がないのです。もう、がっかりです。
結論としては、恐らく、ゲーム構成も前作を完全踏襲の安易な即席企画なのは間違いなく、買うの馬鹿じゃねレベルだと判断しました。体験版だけやっておけばいいんじゃねって思いました。改良点が陰毛描写だけじゃあねぇ。すぐに50%オフになるんじゃないでしょうか。やっぱり“あかべぇそふとつぅ”に何かを期待するのは間違いだったのだろうか? 二匹目のドジョウの末路を見ることになりそうな予感しかしません。
(2025/4/9追記)
〇シリーズ第三弾について
まさかまさかの第三弾『Role Player:いくら姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!』が2025年4月25日発売予定! 第二弾が「萌えゲーアワード2022」の「エロス系作品賞PINK」を受賞したためか、二匹目のドジョウどころか三匹目のドジョウを狙うとは……。 このまま本当にコスプレロールプレイHでシリーズ化するつもりなのだろうか?
今作のジャンル紹介から「白濁液をかけまくりながら」が新たに追加されているため、きっと過去2作品以上に精液ぶっかけ祭りなんだろうなって想像しますが、実際はどうなんでしょうかね。
今作の主人公はフィギュア造形師で、公式Webサイトのストーリー紹介では、
「キャストオフの……エロフィギュア、だと!?」
と書いてあって、一昔前の私では「キャストオフ」って何? ってなったと思うのだけれど、『ようこそ! スケベエルフの森へ』のイヴリンフィギュア購入時にちらっと調べる機会があったため、普通に内容が理解できました(因みにイヴリンフィギュア、キャストオフ部分に問題があって交換してもらったのですが、未だに梱包の開封すらしておらず、封印中。購入したマニアの方々の組立動画を見たら、ピンセットやドライヤー、果ては両面テープすら駆使してみたいな解説に、「あかん、フィギュアど素人にセットアップは無理」って判断)。
(7/18追記)
〇雑記
七万字以上メモりましたので、特に気になった事柄について、記したいと思います。
<OPパート>
★文章評価
改めてOPパートを読み直してみると、やっぱり文章、上手いです。きちんと登場人物の名前をプレイヤーに覚えさせるような書き方を心掛けているし、状況説明を上手いです。ちゃんと読み手の事を考えて書いています。文章も短くを心掛けているみたいですし。例えば、主人公に対する人物評価を伝えるのも、ばっちりです。
例)聖良「照れ屋さんなのに、格好付けさんでもあるんだ? なんだか可愛いね?」
★演出
良い点
立ち絵の顔の表情が、文章の会話に合わせてくるくる変わるし、立ち絵のポーズもしょっちゅう変わる。グッドジョブ。とても素晴らしい。
悪い点
聖良「お友達と来た……とか? それとも……」
千尋「それは――と。とりあえず一度座ろう」
ト書き:ようやくベンチの前まで辿り着いて聖良を座らせる。
⇒この場面、ベンチではなくて、なぜか噴水の場所を描写し続けたまま。おかしいだろう。
⇒また「それは――と。とりあえず」は、吃音の「と、とりあえず」の間違いかもと思ってしまったのですが、後で似たような書き方をしている文章が合ったため、間違いではなさそう。もしかしたら、ダッシュ(―)ではなく長音符(ー)なのかもしれません。
★お風呂
(莉瑠がお風呂が空いたと部屋まで呼びに来て)
千尋「広っ……! 流石はVIP専用施設だな……」
ト書き:しかも異世界風の作りというか。
中世ヨーロッパ風の作りというか。手が込んでいる。
ト書き:いつまでも入りたくなるような大浴場だけど……
あまり長風呂するのも悪いしパパっと済ませるか。
⇒先に、チャーミングスタイル衣装のお披露目の場所がお風呂で、今回はお風呂が二回目なのに、ここでの千尋の感想は変じゃない。これはシナリオ上、ミスりましたね。
★色紙
莉瑠「サ……サイン下さい」
莉瑠「実は会った時からずっと、お、お願いしたくて……」
ト書き:俺の顔を見ずに色紙を差し出してくる莉瑠。
⇒いつの間に、色紙を用意していたのだろうか? 恐らく、千尋にお風呂をどうぞと伝えに来てから、ずっと千尋の部屋にい続けていたと思われるのだけれど。
<シーン選択>
★千尋の質問が変
ト書き:亀頭に向かって唾液を垂らされて、そのヒヤリとした感触に思わず声を上げてしまう。
聖良「申し訳ありません、ご主人様……。冷たかったですか……?」
千尋「だ、大丈夫――それより、どうして……!」
聖良「パイズリを始める前に、れろー……んん。たっぷりとおちんちんとおっぱいを濡らしておこうと思いまして……」
聖良「滑りが良い方が、れろー……。気持ちいいとよく聞きますから……」
⇒千尋はエロ漫画を描いているのに、聖良よりエロ知識がなくてどうするって思ってしまいました。恐らくライターさんの意図としては、プレイヤーへの気配りとして状況説明させるために、ワザと千尋に質問させているとは思います。千尋が単なるエロ知識不足の童貞という設定だったのなら何も問題がなかったのですがね。
★BGV扱い?
エロシーンのカウントダウン終了直後の声優さんの声の文章が、テキストウィンドウに表示されないし、バックログにも記録がないのは、なぜ? BGV扱い?
例1)聖良「出して、出してください、ご主人様。私のおっぱいの中に、たくさん、たくさん、出してー。あぁっ……!」
例2)聖良「ふぁ、いって、いってください、ご主人様。はぁ、はぁ、はぁー。あぁ、いい。」
★アニメーション時の息
エロアニメーション時に、口から吐かれる息が白く見えるのは演出が細かいとは思うのですが、そもそも季節は夏で寒くもないのに、なぜ息が白く見えるのかは疑問ですよね。吐く息が白くなる目安は、気温13℃以下と言われているのですが、演出に凝ったことで逆に不自然になってしまった典型例だと思います。
★ギャグ
莉瑠「あら。馬が人の言葉を喋るの?」
千尋「パオーン!」
莉瑠「つまらないボケだわ」
⇒確かにつまらない。
★ル〇ンダイブ
ト書き:さながらル〇ンダイブでリルルを押し倒そうとしたものの、
ひょいと避けられて砂浜に顔から突っ込んでしまう。
⇒「ル〇ンダイブ」、最初分からなかったよ。「ルパン」なのかよ。そもそも、これなんで伏字にしているのだろうか?
★アオハル
莉瑠「なら、それが答えじゃないですか。
ふふ、良かったですね聖良。アオハルです。夏ですけど」
⇒「アオハル」って何って思ってしまった。青春を訓読みにしたのかよ。調べてみたら、「元々の『青春』は『夢や希望に満ち、活力のみなぎる若い時代を人生の春にたとえたもの』という意味ですが、『アオハル』だとより初々しい感じや思春期というニュアンスが強くなります」とのこと。
★感触
聖良「わたしのスケベなおまんこに……。
あなたのおちんちんの味、たっぷり覚えさせて欲しい……」
聖良「わたしも……えへへ。あなたのおちんちんの味、
大好きな人の感触、たっぷりたっぷり覚えたい……な?」
⇒ライター、分かってるねぇ。ユーザーがどういった表現を求めているかを。
ト書き:蕩けるような熱いヒダヒダがそこら中から
チンコにちゅうちゅうキスしてくれる。
ト書き:優しく抱擁されながら、チンコをペロペロと舐められている
ような、舐めながら咥えられているような快感だ……!
⇒いいよいいよ、感触表現。
★演出細かい
他のエロシーンもですが、画面を見ていると、埃の粒子がパラパラと舞っていたりするのです。
★妊娠汁
ト書き:妊娠汁まみれの俺の剥き出しヤバチンコに
聖良がヤバ生マンコを躊躇なく潜り込ませて行く。
⇒「妊娠汁」って表現がなんとも。
★ドライオーガズム
ト書き:チンコが勝手に聖良の膣内で痙攣してるのが分かる。
これ、カライキっ……ドライオーガズムだ。
亀頭を刺激されすぎてなるやつっ……。
⇒「空イキ」と「ドライオーガズム」は違うので、これは間違えた思って途中で、言い直したのかな。違いを調べてみると、次のとおり。いや~、勉強になりました(笑)。
・空イキ
「射精能力のある男が、マスターベーションやセックスでオーガズムに達したのに、射精をしていない状態」のこと。原因としては、射精のしすぎ「精液欠乏」、精子が作られない「機能障害」、尿管圧迫の「逆行性射精」など。BL向けコンテンツではよくみる空イキだが、実際は「機能障害」や「逆行性射精」である可能性がある。<== ★BL向け部分が特に興味深い。
・ドライオーガズム
「射精を伴わない絶頂」のこと。達した後に疲労感を感じず、連続でイクことが可能。また、前立腺刺激で達することだと思われがちだが、前立腺を刺激することが必要というわけでもない。「ドライで達する」ことが重要で、ドライオーガズムは広義的に使用される。
・ドライオーガズムと空イキの違い
ドライオーガズムも射精も「精液を出さないオーガズム」という点では同じ。しかし、空イキは「射精後に疲労感がある(賢者タイムがある)」「連続で達せない」という症状があるが、ドライオーガズムは「射精後の疲労感がない(賢者タイムがない)」「連続で達せる」という、空イキとは違うもの。空イキは普段の射精とほぼ変わらない達し方だが、ドライオーガズムは何回でも達することが出来るというのがポイント。
・ドライオーガズムの方法
マスターベーションを行う、亀頭を刺激する、セックスをする、エネマグラなど大人の玩具をつかったマスターベーションをするなど、あげ始めると沢山ある。
★仮性包茎
ト書き:皮を被った亀頭に鼻をグっと押し当てて匂いを嗅ぎながら、
れろれろといやらしくベロを動かす聖良。
⇒主人公は仮性包茎であることが判明。私、銭湯によく行くのですが、本当に日本人で平常時ズル剥けの人は少ないと感じています。
★ペット
莉瑠「んはぁん、あぁっ、んんっっ……!
やっぱり予想外だわ。ううん、想像以上よ……!」
莉瑠「変態だとは思っていたけれど、ここまでだったとはね?
年下のペットになって本気で悦んじゃうなんて」
莉瑠「リルルでもご主人様をここまで扱わなかったわよ?
下僕扱いはしても、んっ、はぁ、ペット扱いはしなかったのに」
⇒まさしく「なりきり」じゃなく「ロールプレイ」じゃん。
★手抜き
ト書き:どうして莉瑠、服をズラして……!?
⇒いやいや、ズラしてどころか、絵は完全に脱いでるだろ。手抜きだ。★★★
★聖良のSTAGE4<聖女>
一つ一つの文章内容は、これまでも多くのエロゲーのシナリオで目にしてきた一般的な内容でしかないのだけれど、それを掻(か)き集めてきて練り上げ、整合性のある文章に纏(まと)め上げた結果、破壊力抜群の内容になったのです。正しく文章の料理だ~!
それにしても、「孕」の字、どんだけ書いたんだよ。ここだけでも20回以上は見た気がします。マニアなら、この作品での「孕」の字数を統計情報として調査していることでしょう。
しかし本作、孕み系だったのか? ボテ腹エッチとか出てきたら超ひくぞ(笑)。この後の展開に要注目です。楽しみが更に増えました。タイトルに嘘はまったく無いよね。身体全体の粘膜の汁でぐりぐちゃなのです。
⇒これ、私がその時点でメモした内容です。最終的には、孕みもボテ腹もない、通常のエロゲー仕様(つまり、いくら生中出ししようが絶対に妊娠しない)でした。
★手コキの真髄
莉瑠「根元はぎゅっとして、先っぽに行くほど力を
抜いていく扱き方が、んんっ、気持ちいいんだよな?」
莉瑠「敏感な先っぽは、えへへ、優しく撫でてあげて……。
あんまり強い刺激を与えすぎると辛いだろうし」
⇒この意見はどうだろう。人それぞれだとは思うのだけれど、個人的には、快感の殆どはカリ(カリ首)部分との摩擦にあると思っていて、陰茎部分の扱きって単に射精衝動の誘発行動であって直接的な快感とは違うのではと考えています。私だったら、この手の描写を書くとするなら、カリと手の平との擦れ具合とそれによってどう感じるのかを書こうとするでしょうね。
でも、ちゃんと後の方で次のように書いてありましたね。
莉瑠「カリ首の部分が、んっ、はぁっ、気持ちいいんですよねっ?
ここ、んんっ、たくさんシコシコしてあげますねっ?」
⇒後はどう擦れてどう感じるのかを書いてくれれば満点なのですけど。擬態語のシコシコで済ますのではなくて、シコシコされたら、その場所がどう感じるのかを。
★もっと改善して欲しいエロ描写
ト書き:言いながら莉瑠が絶妙な膣使いでチンコを扱いてくる。
まるでおまんこでフェラされているような心地だ……!
ト書き:腰を振ってるのは俺のハズなのに、はぁはぁっ、
莉瑠がディープスロートしてくれてるみたいで……!
ト書き:熱々の愛液がトロトロのおまんこと一緒に
チンコを咥え込んでくれる。めちゃくちゃ気持ちいい……!
⇒状況だけを書くのではなくて、もっと踏み込んで欲しい。結局これだけ読んでも、「めちゃくちゃ気持ちいい」のが、どう感じたから気持ちいいとなったのかの記述がないので、「気持ちいい」がよく分からないのです。「扱いて咥えたら気持ちいい」ではなくて、扱いた結果、どう気持ちよく感じて、咥えてもらったらどう気持ちよく感じたのかを書いて欲しいのです。
ト書き:ザラザラの膣壁にチンコが擦れると膣内がギュっと締まって、
今にも達してしまいそうだとばかりに莉瑠が痙攣する。
⇒ザラザラの膣壁にチンコが擦れた時、千尋のチンコがどのように感じたか、莉瑠の膣でどう感じたかを書いて欲しい。状況描写だけではなくて。
★スイカ
聖良「スイカ好きなんだ? なら晩ご飯の後のデザートに出してもいいかもしれないね?」
聖良「あ、でも。莉瑠ちゃんは嫌がるかな……。ふふ。莉瑠ちゃんってばね。おかしいんだよ?」
聖良「小さい頃はスイカが大好きだったのに、スイカが野菜だって知ってから急に食べなくなっちゃって」
聖良「いくら野菜嫌いだからって、ヘンテコさんだよね? あの時は家族みんなビックリしちゃったな」
⇒そうすると、メロンやイチゴも分類上は野菜だから、莉瑠は食べられないということに。
★パワーワード祭り
千尋「んぁ、はぁっ、気持ちいいっっ……!!
莉瑠のおまんこ温泉っ、アクメまんこマッサージっ、最高だ!」
⇒「おまんこ温泉」「アクメまんこマッサージ」、いただきました。
★まんこ盛り合わせ
莉瑠「魔王しゃまぁ……! そんな年増まんこより、んぽろぉ、
れろろぉ、私の肉厚ロリまんこを使って下ひゃい……!」
聖良「あんにゃ未発達まんこよりも、れろろろぉ……!
わたくしのトロまんの方が気持ちいいれふわ……!」
⇒「年増まんこ」「肉厚ロリまんこ」「未発達まんこ」「トロまん」、一丁。
★なぶる
ト書き:十分に苛められてる、酷いコトをされてると思う。
こんな、二人がかりで、嬲られて……!!
⇒この場面から考えて「嬲」は「嫐」の漢字を使って欲しかったかな。律儀に使い分けるライターさんも、実際にいますからね。
★手抜き
<3P>の「ヴァリアントスタイル」で、莉瑠の尻をスパンキングしているのに、尻が赤くならないのは、興醒め。本作、演出のレベルが均一ではないよね。
<予約特典>
「聖良と莉瑠の姉妹ご奉仕3P ぐりぐちゃLIVE動画ROM」
19分17秒、MP4 ビデオ (.mp4)、621MB
⇒この手の予約特典ってドラマCDとかもそうですが、どうでもいい内容が殆どで、もらって嬉しい特典など滅多にないのですが、今回は当たりでしたね。なんか面白かったです。中古が500円前後で沢山出回っているみたいです。そりゃあ、621MBのファイルをコピーしたら、もうメディアは不要ですものね。予約特典なのに、未だに新品の予約特典付きパッケージが売られているくらいですから、予約特典じゃないじゃんみたいな。本作、売れると思って製造し過ぎましたね、これは。
<不具合>
三点ありましたが、Windows7上で動かしているので、私のPC環境だけの問題かもしれません。
・『立ち絵鑑賞』でヒロイン二人(聖良と莉瑠)の切り替えが正常に動作しない
・スクリプトで例外発生
一度だけ、以下のエラーパネルが出て落ちました。
--------
スクリプトで例外が発生しました
(void)からObjectへの型を変換できません。Object型が要求される文
脈でObject型以外の値が渡されるとこのエラーが発生します。
----------
・バックログの表示
タイミングによって、会話文の二行目行頭の位置が一文字ずれることがある。
正常時
1行目:「×××
2行目: ×
異常時
1行目:「×××
2行目:×
会話文の2行目以降の行頭は、次の二つの書き方があり、
(1)2行目以降は1字分下げ(1マスあけ)て書く
(2)2行目以降も1字分下げない(1マスあけず)で書く
一般の書籍では(2)の場合が多いと思います。調べてみると、小学校の場合は戦前の国定教科書の頃から続く慣行で(1)を採用しているみたいです。エロゲーの場合は、各メーカーで考え方が分かれるのですが、本作では(1)を採用です。
・誤字脱字
6件。以外と少なかったです。少なかったので、全部記載します。
莉瑠「嫌だったりゃ、んっ……ぢゅぅっ、ぢゅぶぶつ……!
やめるけと……?」
⇒やめるけど
莉瑠「あーもう。そんなにくっつかれると暑いですってば」
⇒「暑い」ではなく「熱い」が正しい。なぜなら次のとおりだから。
暑い:気温に対して使う言葉。反対語は「寒い」
熱い:気温以外の物の温度が高い場合に使う言葉。反対語は「冷たい」
他の複数のエロゲーシナリオでも同じ間違いを何回か見ました。どうも、エロゲーのシナリオライターさん達は、「暑い」と「熱い」の使い分けができない場合が多いみたいです。
ト書き:普段あれだけ俺のチンコや愛撫でアヘアヘ言っている
聖良に、どうしてここまで言わなくてはいけないのか……!
⇒言われなくては
ト書き:チンコのことで頭がいっぱいになってそうな蕩けた顔で、
たっぷり、ねっとりろチンコをねぶり続ける。
⇒たぶん「ねっとりと」だと思います。「ねっとりろチンコ」だとライターさんが言いはるのなら、あえて否定はしませんけど。
ト書き:何故か俺は路地の片隅で莉瑠をキスをしていた。
⇒「莉瑠をキスしていた」または「莉瑠にキスをしていた」のどちらかだと思う。
莉瑠「だいしゅきな人が孕ませてくれようとしてるのわかってっ!
愛情のこもったラブラブ精子出そうしてくれるのわかってっ!」
⇒出そうとして
・声優さんの読み間違い
18件(内12件は聖良の声優さん)。これはちょっと多いかも。気になった間違いを挙げると、次のとおりです。
聖良「直接、はぁはぁ、摩ってあげますから……」
⇒「摩って」を「こすって」と読んだ。正しくは「さすって」。
聖良「ん゛ぁ……! ん゛はぁ……! はぁ、はぁ……!!
そんな……! ぜ、全部、はいっ、入って……!」
⇒「そんな」を「あれっ」と読んだ。
聖良「――い、いえ……! はぁはぁ、やらせて下さいまし。
魔王様のおちんぽの皮、わたくしの口で剥かせて下さい……」
⇒「剥かせて」を「ふかせて」と読んだ。正しくは「むかせて」。
莉瑠「なら……仕方ないので付き合ってあげます。
照れ屋のあなたのために、私もリルルっぽく甘えてあげますよ」
⇒「照れ屋のあなたの代わりに」と読んだ。これでは意味不明になってしまいます。
聖良「ふふっ、感じた顔しちゃってっ、あっ、はぁんっ……!
もう諦めちゃったの? お姉さんをおちんぽでやっつけるコト」
⇒「感じちゃった顔してっ」と読んだ。声優さんの読みの方が好みではあるけれどね。
聖良「ふふ。まぁ気持ち良くなりたいって言うのなら、
お姉さんも手伝って、んんっ、あげるけれど」
⇒「んんっ」を「あげるけれど」の後に持っていくように読んだ。
聖良「これからもわたくしを魔王しゃまの性処理肉奴隷に、
はぁはぁ、ザーメン便器にして下しゃいましぃ……♪」
⇒「性処理肉奴隷」を「性欲処理奴隷」と読んだ。声優さんにとっては「性」の後は「処理」ではなくて「欲」がデフォルトなんだ(笑)。
声優さんの読み間違い
莉瑠「ですから変態ですよ、変態。ド変態。
きっとリルルでもここまで変態のご主人様は
下僕にもしなかったと思います」
⇒「下僕」を「しもべ」と読んだ。正しくは「げぼく」。「しもべ」の漢字は「僕」だし。ただし、今や「しもべ」と読む人が7割以上なのだとか。しかし辞書的には「げぼく」以外の読みは存在しないので、「しもべ」とルビを付けていないのなら、「げぼく」以外の読みはありえません。私は気になったくらいですから、「げぼく」としか読みません。
声優さんの読み間違い
莉瑠「~~っっ。う、うるさい、黙れ……!
まだ、れろー……! 濡らしてるところなんだ……!」
⇒「漏らしている」と読んだ。
聖良「嬉しすぎてっ、ああっ、あぁああんっ……!!
わたしの身体にっ、夢中になってくれること……!!」
⇒「くれてること」と読んだ。「くれる」と「くれてる」では微妙にニュアンスが違ってきます。
莉瑠「すっかり、えへへっ、開発されきっちゃひました……!
おなたのおひんぽで、私の子宮っ、あっ、はぁ!」
⇒「開発されちゃひました」と読んだ。これも、上記の「くれる」と「くれてる」の違いに近しいものがありますね。
以上
The above is a long impression of shiratori.