感想
ゴリゴリのファンタジー世界、ゴリゴリの戦闘描写で前二作とは結構違った印象受けた。アメグレ、さくレットに比べて世界観の唯一無二性、魅力って点では劣ってるかなと。
人が死ぬきつい展開はどちらかと言えば好きだけど、トム先生シナリオにそういう印象なかったからそこもびっくり。そういう展開が続いてたから最初のEDで終わっても違和感なかった。ただやっぱり、個人的にエロゲはハッピーエンドであってほしいので、あの終わり方で良かったかな。
設定の作り込みとどんでん返し、伏線の数々は相変わらずさすがだった。何となく感じても見逃しちゃうくらいの違和感が全部伏線になってるのは、アメグレさくレットで思い知らされたはずだったのに、またしっかりやられた。
サブキャラ含め、キャラクター各々の意志には魅せられたし、何よりペガサス組が最高のクラスすぎた。
とはいえ恋愛要素があそこまで薄いのは寂しいし、恋愛要素薄くてもここまで魅力的なキャラクターたちなんだから、ちゃんと恋愛方面でも幅持たせてくれればもっと大好きになってた気もする。
めっちゃ一本道だし、アニメ化とか期待してもいいのかな。
終盤は特に、きれいなCGも多かったし挿入歌は盛り上がって良かった。
気になる点はいくつかありつつも、読む手ずっと止まらなかったし、鳥肌立つような場面も一つや二つじゃなかったし、結局のところ面白かった。