自分の好みに合ったとしか言いようがない。 主人公、ストーリー、ヒロイン、テキスト、ついでに題名も。
主人公の思考と言動は正に”頭の良い大人の男の人”なのであって、別にエエカッコシイではない。
というか、どんな当たりのいい人間だって中身はこんなものか、もっともっと汚いものだと思う。
ヒロインは少しクセがあるがとても魅力的。 そのクセの部分もテキストが上手いせいか、それほど
気にならなかった。
得点に関しては100点から減点するところを探そうとしていくつか思い当たったが、やめた。
個人的には作品としての出来を評価してるのではなく、自分にとってどれほど良い作品であったかを
基準としているので100点だと思ったら100点なのだ。
ほかの作品でもプレイ中に「こりゃ100点かな」と思ったことはあったが、大抵プレイを終えるまでに
減点する要因に出くわしていた。
しかしこの作品はコンパクトな作りゆえか、不快なキャラもいなければ余計に感じるシナリオもない。
過去の作品で聞いた事のある音楽もむしろ心地よいし、シナリオの長さもちょど良い。
最後に、声優さんたちも豪華というか少数精鋭というか。
まきいづみさんと木村あやかさんの声も魅力的だったが、まきさんは「ままらぶ」の木村さんは「秋色恋華」の
素に近い(かどうか知らないが)演技が好きだなぁ。