これほど完成度の高い作品はほとんどないだろう。
プレイ中においては、たびたび孝之の優柔不断ぷりにはイライラさせてくれた。しかし、三章が終わる頃には許せてしまった。それくらい素晴らしいシナリオだったと思う。ほとんどのキャラは攻略できるし、手抜きなルートもあったがおおむね満足な内容だった。
強いていうなら大空寺ルートはもう少し頑張って欲しかったかな。人気キャラであろうにあまりにあっさりだったと思う。
そして問題であるあの”緑の悪魔”は噂通りのトラウマ級であった。もちろん私にとってもしばらく忘れられそうにないトラウマ。
たしかに内容はドロドロな鬱ゲーである。だからといって諦めずにやって欲しい。その分ハッピーエンドが輝くから。