ややコンパクトではありましたが、雰囲気が良くて話の作りも良質だと思います。メリハリもそれなりについているのですがちょっとスパイスが足りなかったのがちょっと勿体無かったです。
凪穂・・・ちょっと最後に詰め込み過ぎた感じがしました。凪穂の家庭事情のこととか祭り後の帰り道で一気に話してしまい、そこからの広がりもちょっと弱い感じがしました。ルコの話とか広がりの弱い部分がちょっと目立ってしまった気がします。
ユマ・・・キャラが立っていて二面性のある声優さんの演技もとても光っていました。シナリオもタッチ良く書かれていて良かったと思います。
クーティ・・・一番上手くシナリオが練られていたと思います。クーティの繊細さが光っていました。ただ、クーティが魔法を使えなくなったのが、誠人の無責任な言葉の所為なのでそれに気づかず理由を問い詰める無神経さに少しムカッとしました(笑)
シュレ・・・一番しっくり来ませんでした。第一にシュレがペットのような身内のような感じで、恋愛に発展するのがとても違和感を感じました。猫の姿がとても良い分、人間になってからが見た目とシュレの喋り方のアンバランスさに違和感を感じました。
シナリオはちょっと淡々気味でした。ユマが襲いかかるシーンも物足りなかったです。結構優太を登場させていたので、誠人とシュレに優太の正体を明かすとかの展開も欲しかったです。