基本的にシナリオが薄いので、光る筈のシーンがサラッとしてしまうのが致命的な気がしました。あとは理事長サイドがこの話をより悪く中途半端にしてしまっている印象を受けました。
郁人ルートは他のルートと比べたら良く練ってある方だと思います。
郁人とのメールのやりとりが微笑ましくて好きでした。パソコンに弱い優が面白かったです。環境の意味を分からなかったのは少しツボに入りました。紫朗が郁人に対する愛情とか、人間関係の構成も良い部分は持っていたと思います。シナリオの薄さが非常に悔やまれます。
理事長の描写により中途半端な鬼畜要素を入れたのは良くないと思います。入れるならもっと徹底的に作った方がまだ良かったです。作りも甘い上に性描写も温いのですごく蛇足感でした。
あらすじを見る限りでは優の進路への悩みがメインっぽいのですが、進路の決め方がどれも唐突で勢いで決めるので、優が意志の無い残念な主人公に見えてしまいます。。。