世界観の設定も良くて主人公が魅力的で素敵でした。キャラの個別ルートも甘く切ない感じとストーリーが良い塩梅に絡み合って良かったです。しかし真相ルートがイマイチでもったいなかったです。
結末はまあまあ纏まってはいるものの、ライコウのキャラがダメすぎてこの作品の良さを壊してしまった気がします。
ライコウがトモエの両親を殺す動機、ライコウをあんなに憎んでいたのに両親を殺した理由を知った途端に急に憎悪が少なくなるトモエ。
この二点が特に心情描写が甘く感じてしまいました。動機としては甘すぎるし、トモエだったらそんなくだらないことで両親を殺したのかって激情にかられるのではないかと思ってしまいました。
追加のおまけエンドも設定を取ってつけたような感じだし、無理やり変えた感があって蛇足だと思いました。