鋭敏沈勇、百事を為す雷の如し
裏切らないinre。相も変わらず少人数のスタッフで高クオリティで作品を作れるのはこのブランドしかないんじゃないかと思うくらいです。
個人的な好きなキャラは
総司>一>源さん>容保氏>以蔵という感じになりますね。
本当に源さんのシーンが欲しかった。新選組の裏の立役者。もう少しスポットが当たって欲しいなと思う人物でしたし、以蔵もifを作って欲しかったです。
正直、武士の鼓動をやらないと?になる箇所もありますが、そこまでやった方がいいという事ではなかったと思います。
唯一の私の失敗が新選組のwikiを見ながらのプレイでした。この作品はおおよそが史実通りに進むシナリオな為、ある程度の尺を把握してしまうからでした。wiki見ながらの楽しさもあるのですが、分からない言葉をその時その時でググればもっと楽しめたのではないかとも思いました。
このMIBROは新選組の予備知識の有無関係なく楽しめる作品です。
まず、芹沢暗殺事件までに関しては、主人公の生い立ち、成長(覚醒)、新選組までの過程の話がメインでした。
芹沢の死は新選組には必要なものではありますが、やりきれない気持ちでした。死に方もそうですが、彼女には惹かれるものもすごくあったので。
サブといってもなんですが殆どの人物がスポットが当たってどういうキャラクタなのかどういう心情なのかがはっきりとわかりやすく書かれているので色々な人物に愛着が湧けたかと思います。
近藤√は個人的にはあまり好みではありませんが、ラストの容保とのシーンは格好よかったです。
一は史実通り警察に入り特に起伏もないシナリオでしたが一の可愛さがぐいぐいと伝わるような√でした。一の熱いところも見れましたし、最後の史実CGは格好いいです。
総司では刀の天才、戦うことが大好きな彼女らしい√でした。最後には突きを完成させ、しかし労咳のせいで負け、亡くなってしまう。強い相手と戦い、武士として死ねて彼女には最高の死に場所だったんではないかと。病には勝てない天才の最後でした。私も悔しく悲しかったです。総司の作った仕込み刀で仇討ちをするそんな言葉も出ないラストでした。
土方は近藤を武士の中でも城主にするそのためなら何でもする彼女でした。
本当に格好よく、男前な性格で優しくもありここで書くよりも実際にプレイしてほしいです。唯一残っていると言われている写真の話も格好良い塊でした。
土方の最後の鞘は、感付いているものもやはりグッとくるものがありました。
ifに関しては2人はあまり好きではないのですが、新八の√がすごく良かったです。格好良い女、新八が描かれています。
trueは次作の布石とはなりますが、主人公の格好良さが一番引き立たてられている√です。ここはやっぱり忠臣蔵をやっとかないとまずいとは思いました。土方と健の戦いも熱かったです。
次作は日露戦争になると思いますが、今まで刀の世界だったのが戦争の世界になるのでどう描かれていくのかが本当に楽しみです。