主人公のダメダメっぷりが非常に強烈でした・・・
物語前半部では主人公のいい加減さ、ズボラさが非常に気に喰わなくて嫌でした。
物語を通してそういった性質が抜けきらない主人公ですが、それでも中盤にもなってくるとこれがどうして意外に深みのある内容に驚かされました。
要所要所にヲタネタが散りばめられているので、むしろそういうネタに着いていけないボクとしては残念でしたが、それでも雰囲気だけでも非常に笑えます。
またとても印象に残ったのが、無意識下でリストカットをしそうになってしまうまでゲームの製作に追い詰められていく主人公です。
序盤のふぬけた日常が、気付いてみるといつの間にか最悪の事態にまで堕落していたんですから。
おまけのストーリーの完成度(辻褄云々は判りませんが・・・)も非常に高かったように思います。
2004年にやったゲームの中では、本数はさほど多くないんですが、ある意味一番強烈なゲームでした。