引っかかる部分はあるものの、続編として申し分ない出来
このシナリオライター、会話を描けなくなってないか?何が言いたいのか分からないまま会話の内容があちこちに飛び回るものだから、読んでいて凄くストレスを感じた。読点の置き方も違和感があるし、全体的に文章がたどたどしくなっているような印象を受けた。それでいて難解な哲学談義をするものだから、もう前作以上についていくのが大変だった。
ストーリーも、Ⅴ章以降はあまり好みの展開ではなかった。まさかファンタジーで決着をつけてしまうとは...直哉はそれでいいのか?天才故の苦悩をさんざん描いておきながら天才を上回るファンタジーを出してしまうなんてなぁ...。
とはいえ、Ⅳ章までは文句なしに面白かったし、ネタが割れるまではⅤ章も良かった。長山香奈までね。素晴らしき日々から続いた幸福の物語の終わりを見届けられてよかったです。FDを出すとか言ってるので、また10年後お会いしましょう。