SFが好きで、読後にあれこれ考えるのが好きな方にお勧め。
好みが合えば、至高のSF作品。
合わなかったら、かなり嫌えるゲーム。好き嫌いが分かれます。
まず、絵柄が'80年代のマイナー少年漫画のようで、エロゲーらしからぬところが評価の分かれ目。私は逆に、絵買いしたくらい凄く好きなのですが。
次に、エロゲーとは思えないエロ度の低さ。15禁でも売れるほどです。
何でエロゲーとして作ったのか理解に苦しみます。
この内容と完成度なら、プレ○テゲームとして売れば「Ever17」「久遠の絆」くらいの話題作になったかもしれません。
もう一つは、エンディングの唐突さ。
内容も、多くは衝撃的です。
ハァ?(゜д゜)ナニコレ
と思うか、
Σ(゜д゜)
と思うかで、評価(好み)がはっきり分かれますね。
概念的・哲学的な挿話、会話が各所に現れ、考察材料を渡されて、やや唐突にエンディングを迎えます。
あとは各自で考えてみて、という作品です。
「エロゲにそんなもんは求めてねぇ!」という方は評価0点になると思います。
長所は、音楽の完成度。
BGMは単体でも聴けるレベルです。
Keyのゲームと曲調・音色が似ているので、あの系統が好きな方にはお勧め。
有名どころ(折戸伸治)も曲を提供しています。
主題歌はI've。
数あるI've作品の中でも、クオリティは良いほうに入ると思います。
サウンドトラックが発売されていますが、今でもたまに聴きます。