所謂「普通」の恋愛物語を、夏の風物詩「ラムネ」に喩えたセンスが素晴らしい。
断トツで七海シナリオが良かった。 今の関係を変える「何か」を期待していた。果たして「何か」は起こった。「何か」が起こり、あらためて普通で退屈な日々の大事さを知る。退屈だと思えることが、どれだけ幸せな事か。それを描いているのが、シナリオ後半の「…普通…」という場面。 そしてED曲『ラムネ』。積み重ねてきた日常、褪せぬ契約、エメラルドの弱み、取れないラムネのビー玉…。七海シナリオの「全て」が詰まった名曲だと思う。