夏が舞台のラブコメなので、どうも『ナツメグ』とイメージがダブるが、こちらは「成長」というテーマが良く出ている感じ。演出面も良く、夏生シナリオのとある場面は強く印象に残った。
夏生が泣き叫ぶ場面、「終わり」の象徴とも言えるスタッフロールを流すことで、聡司を失い立ち止まってしまった夏生の感情が強く伝わってくる。同時に「頼りっきりの弱い自分へ終止符を打つ」というような意味も込められてるのかも。 ヘタレヒロインが「依存対象の欠落」を機に成長するという辺り、ねこねこの某夏ゲーを思い出した。