1作目のみなら90点 2,3作品目で余計な表現を入れたせいで世界観にボロが出まくって話が一気に薄っぺらになった感じ
1作目のみなら普通に面白かった
2.3作目で過去の話や禁止区域についての詳細に触れてしまったため
せっかく情報を小出しにして読み手の想像で補完できてた部分を潰してしまっている
1,死体についての禁止区域住人の認識
新鮮な死体はバラして臓器売買されるって部分はいいのだけど転がってる死体について主人公も含めて
住人が無関心すぎる・・・すぐさま腐って病巣の塊になりそれをネズミなどが食べる→
そのネズミを住人が加熱調理もせずに食べる→中世ヨーロッパや江戸時代の日本みたいな疫病大発生
禁止区域はめでたく自然消滅!なんていうのが目に浮かびます
死体を見つけたら巨大な穴みたいなところに投げ込むとか、埋めるとか
そもそも臓器売買対象じゃない死体をストーリーに出さないかして欲しかった
2,禁止区域と表の世界の境界線の曖昧さ
もし自分の住んでる建物の横がモヒカンあふれる世紀末になっていたらあなたはどうしますか?
普通に考えたら引っ越します
このゲームの設定だと隔離するにしても物理的にはされておらずしかも出入り自由
日々禁止区域が広がって行くのが簡単に想像できると思います
また警官に追われている殺人犯が禁止区域に逃げ込みその場で追跡断念してるシーンなどもあり
これじゃ中東あたりの国みたいに外国人犯罪者が入り込み放題やり放題
殺しても証拠になる死体は臓器売買で証拠隠滅
カモを連れ込んでバラして日本人なんて一部しか生き残れないでしょう・・・
禁止区域内の犯罪は警察官が踏み込めない以上証拠が集められず立件不可、
外人は観光ビザで入国してそのまま好き勝手やって帰国までできてしまいます
禁止区域住人を四国に隔離してって設定がありましたがいっその事
四国そのものを禁止区域にしてしまって出入りにもある程度制限つけたほうがストーリーに説得力が
あったと思います
塩の入手経路も安定しない陸の孤島状態な設定よりも海沿いにするべき
1作目みたいにある程度情報を小出しにしたまま話を終わらせてくれていれば足りない部分は読み手が勝手に想像で補完もできますがさすがに3作目まで出ているだけあって蛇足が目立ちます
とことんリアリティを追求する必要なんてありませんが適当に話をつけ足すくらいなら
書かないほうがよっぽどましなので2作目以降はキャラゲーとして作りこんで欲しかった
特に3作目のストーリーが実家に戻った薫を連れ戻すところからスタートになるため
今まで進行していた話の50%以上が巻き戻り主要キャラのエンドは1作目の焼き直し
新しいキャラに関してはエンディング必要あったのかさえ疑問に残るような終わり方
3部作にするならするで起承転結の結を1作目の時点で決めてそれに向かって話を作らない限り
少年ジャンプの打ち切り間際の漫画よろしく担当編集のいらんアイデアでグダグダ展開で終わる
打ち切り漫画のような内容にしかなりません・・・
実際このゲームをプレイした人ならわかると思いますが、そんな終わり方です
新規でプレイしようと考えてる人はスルーをおすすめします