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scullyさんのVolume7の長文感想

ユーザー
scully
ゲーム
Volume7
ブランド
RococoWorks
得点
78
参照数
1084

一言コメント

設定を楽しみにしてプレイしたが、それが惜しい感じで悪影響を及ぼしている。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

序盤は、世界観がそこまで影響しない日常的な内容。
ここでは、十丸と梗香、龍護と琴良、八代とさくらに分かれて進めていくが、個性的なキャラ達が恋愛をしていく様は面白く、退屈せずに楽しめた。

そして後半は世界の謎を解いていく群像劇。
こちらは設定が前に出すぎていてキャラを生かせていないし、コロコロ視点が変わったり、少しの説明でグングン話が進んでしまい困惑した。
ラスト付近は特に急展開で、盛り上がっているのは画面の中だけといった感じ。

設定はかなり面白いと思うが、その見せ方が悪かったという印象。
群像劇があまり効果的に機能しなかったのが惜しい。
結局トータルではカタハネを超えられてはいないが、つまらなくは無い………と思う…。