色々な要素を埋め込んだにもかかわらず、それが生かしきれず闇鍋状態
世界観はSFというのに舞台は街や学園、森であり、やっている事は学生や冒険者という風に様々な要素が入り乱れています。おかげ出てくる単語が冒険者や龍、世界樹といったものから委員会、はては重力拘束といった多岐にわたるもので世界観を把握するのが難しいというか、微妙な感じになっている感じがします。
これなら下手に宇宙船内というSFにしないで、どこかの地下ダンジョンの上にある街を舞台に、他宇宙を異世界という風にしてもよかったような気がしないでもない。
またシナリオに関してもこれらの世界観をうまく活かせなかった感じが強く、基本的に他宇宙の森羅に関わるアイテムや龍がキーとなっているだけで、狭い範囲での内容に感じます。それに黒幕がどのルートでも同じなので……
あと要修正パッチです。これがないと、話が進まないルート等も存在しますし。
といった問題点はありますが、これらは材料の扱い方を少々誤ったみたいな感じですがもしうまく扱えていれば良作にはなったかもしれないとも言えなくはないかと。
しかし内容は軽い学園&冒険ものといったふうになっており、細かい事を気にしないのであればそんなに悪い物ではないのかもしれない。