【ネタバレ有り】本編のサブキャラ√だけに特化しているのが◎。鬱展開も無く良作なFDだと思います。
前作でなんでこの二人が非攻略なの?と言わんばかりにキャラが立ってた凛とさくらのみに
スポットを当てたFD。
それなりのボリュームもあり、シナリオも面白く、本編の魅力はそのまま引き継いでいるのは
かなりの好感触でした。
本編ではヒロインの半分が鬱展開だったため、プレイ前は心配でしたが鬱展開もなく、前作の
良い雰囲気のみを切り出して作ったような感じです。
この2名に絞って作り込んだのは正解だったと思います。
■高瀬 さくら√
どこかでみた展開、だとは思いますが意地の張り合いから始まる恋。というのも悪くないなと
思わせてくれます。
「王様の耳はロバの耳」をうまいこと混ぜ併せてさくらの揺れ動く気持ちを上手に見せていたと
思います。
作中の蘭ののぞき事件は本編での蘭へのマイナスイメージも手伝ってか、かなりイラっときました。
蘭のキャラ設定はどう考えても受け入れられないな、と再認識。
FDということで尺の問題があったのでしょうが付き合い始めてからの展開が短いのが残念でした。
■藤崎 凛√
OHPを見たときは「キワモノ」なシナリオと思っていましたが・・・いやはや、感動?系の
シナリオだったことにびっくり。
気持ちを確かめ合うまでには時間が掛かりましたがこういう結ばれ方も悪くないなあと
ニヤニヤしてみたり・・・w
ただ、イベントの中で野球対決だけは色々と納得出来ない部分が多かったかも。
負けた時のクラスの反応も気に入りませんでしたし、再戦時にバンチュー先輩と八神先生が
なぜ遥花のクラスの助っ人になったというのも理由が無く強引すぎてちょっと気持ちが冷めてしまいました。
正直、クラスの団結なぞ全くありませんでしたよね。
一志の事を思ったフリをしつつ、勝手に再戦を申し込んでおいて前回40対0で負けておいて
なんの打ち合わせもせず、練習もせず・・・あり得ないでしょ、と。
エンディングはさくらよりもこちらの方が好きでした。
※どっかで聞いた声だなあと思ってましたが、調べてみて一色ヒカルさんと分かり納得。
こういう雰囲気の女の子も良く合いますね。
■TRUEEND?? √
ハーレムですかw
こういうノリ嫌いじゃありませんw
■総 括
前作を楽しめた人は多分、満足度が高い作品。
FDの意味をよく理解している作品だと思います。
本編をプレイしているときに凛は気になっていたので楽しめました。
入手がそれなりに難しいかもしれませんが(中古をかなり探しました)
前作プレイ済みでやってない人がいたら是非プレイして欲しい作品です。