【全√クリア】【ネタバレ有り】本編が好きだったら絶対にやるべし「ソアリング部アフター・ビフォア」には大満足でした!前作の小鳥ルートと天音ルート以外に不満があった人は同じ気持ちを味わえますので、そこだけ覚悟のうえ購入を!
■点数修正:94→86
少しだけネタバレあります。
気にしない人だけ読んで下さい。
一応、改行。
PULLTOP初のファンディスクということ。
そして何よりも自分が大好きな作品になった「この大空に、翼をひろげて」という作品。
期待をせずには居られない作品でした。
そして、やっと全√クリアしましたが、概ね満足な出来映えでした。
FDの構成は
・ソアリング部アフター(小鳥ルートの後のソアリング部) ☆
・ソアリング部ビフォア(天音ルートの後のソアリング部) ◎
・姫城ほたるルート ○
・時雨佳奈子ルート ○
・姫城姉妹ルート(姫城あげはアフター) △
・風戸姉妹ルート(風戸姉妹アフター) △
・ノベル(本編の前半部分を小鳥の視点から見たビジュアルノベル) ○
☆と◎をつけた、小鳥アフターことソアリング部アフター、天音アフターことソアリング部ビフォア。
本編でも群を抜いて力の入っていたシナリオのアフターだけに、本FDでも別格のボリュームです。
面白さも文句ありませんでした。
天音アフターの纏め方だけ、少し残念ではありましたが、減点にはならない出来映えです。
新規昇格ヒロインとしてほたると佳奈子が追加になりましたが、つまらなくもなく突出して
面白いわけでもなくと言った感じ。
個人的に残念だったのは朱莉が昇格ヒロインでは無かったこと。
彼女は設定的に話をふくらますことが出来ただろうと思うだけに、ヒロイン的にもシナリオ的にも
残念でなりませんでした。
そして、二大姉妹ルート(姫城・風戸姉妹)については、完全に蛇足。
おまけだと思った方がいいでしょう。
これを期待して買ってはいけないレベルです。
以下、各ルート別感想。
■ソアリング部アフター
良かった、とにかく良かった。この一言に尽きる。
彼らがガムシャラに目指したあの空への回廊の奇跡が繋ぐ”絆”のまぶしさを改めて認識した。
新入部員の二人がなにげに違和感なくとけ込んでいるのも大きな加点の一つ。
彼らが紡ぐ、新しいソアリング部も読んでみたいと思わせる物があった。
そして何より小鳥の可愛さが素晴らしいw
終わった後、公式の「にゅーことりちゃん、びゅーちー!」を200カウント程、叩いてきましたw
■ソアリング部ビフォア
プレイ前は天音、イスカ、タツヤの三人の物語と思ってたが、時折昔の回想が挟まれるだけで
完全に天音アフターだった。
ベースとしてはイスカの心情が目立っており、イスカファンが増えただろうなあと思う。
イスカルートはもう完全に作成されなくなってしまうだろう内容ではあったけど、あれはあれで
良かったと思える。
前文で少し述べましたが、纏め方をもう一工夫欲しかった。
話の面白さは、文句無し。
■姫城ほたるルート
可愛いのは間違い無い。間違いは無いのだけれど正直、パンチ力に欠けてしまう感じ。
ほたるが、他のヒロインを押しのけて碧の恋人となるのに無理があるような気がする。
本編にあった部活内の濃密な他ヒロイン達との交流をひっくり返せるような内容では無かった
ように私は思ってしまったため、どうしてもとって付けたような気がしてならなかった。
ボリュームも少ないしね。
ほたるは元々ヒロイン向きではないかなあ・・・。
■時雨佳奈子ルート
何故?佳奈子??というのが正直、プレイ前の感想。
彼女こそ、脇役以外あり得ないポジションだろう、と。
ただ、クリアしてしまうと以外に上手くはまっていてビックリしました。
ほたるよりも説得力はありました。
まあ、碧もオトコノコだったということでw
ベースとしてソアリング部に深く関わりを持たないため、シナリオへの満足度は低かったのが
残念ではありました。
■二大姉妹ルート
完全なおまけ、エッチシーンの為だけに存在。
特に書くことありません。
■ノベル
短いのですが、前作の序盤が思い出せて中々良かったです。
最初にこれから初めてもいいかもしれないですね。
まあ、小鳥はすごいヒロインだな、と改めて認識出来たノベルでした。
■総 括
”イスカの野望”を心から応援したくなりました。
実現する可能性は多分、極めて低いのだろうけど、ソアリング部アフターもしくはビフォアの続きを
描いた作品を1本、是非作ってもらいたいと本気で思った。
いいじゃないですか、FDの更にFDがあったって!
小鳥が、新しく碧に買ってもらったあの○ーパンを履いて、再び風ヶ浦市の帰ってくる・・・!
そしてイスカのソ○○ン○ク○ブを訪ねてきた所から物語が新たに始まる!
想像しただけで鳥肌が立ちます、そして、もう一度奇跡を起こす。
いや、まじでPULLTOPさん作ってくれないかな。