【全√クリア】【ネタバレ有り】SMEEのセンスの良さが光る!イチャラブ好きなら絶対に買っておけ!
SMEEのらぶらぶシリーズ第三弾?の本作。
正直言って、感服しました。
私はラブイチャ物がもの凄く好きで「らぶでれ」も「ラブラブル」も無茶苦茶好きです。
しかし、同じ人によるキャラデザ・同じライターが書き上げれば、どうしてもマンネリに
なってしまい、評価というのは下がって行くと思います。
実際にらぶでれの後にラブラドルをやるときは、楽しめるか不安でした。
まあ、杞憂だった訳ですが。
で、本作”同棲”ラブラブル。
これこそ、心配でした。
ふたりのイチャイチャは本編でイヤというほど、見てきているわけですから、ファンディスクに
なれば逆にマンネリとなってしまい、価値を下げてしまうのでは無いかと。
しかし、本作は私の予想を遙かに超えていて”状況”を上手く利用し”年月”を活用し
ラブイチャ物のある意味完成型といえる形を私に提示してくれました。
ぶっちゃけると正直ラブイチャのレベルだけ言えば、前作「ラブラブル」の方が上でしょう。
ラブラブルが提示していたのは、付き合う迄のもどかしさ、付き合い始めたばかりの舞い上がった
何もかもがバラ色に見える世界です。
良い意味での、猪突猛進的なまっすぐなラブイチャでした。
しかし、本作では”同棲”という新たな状況を用意し、付き合い始めてから大分時間がたち、
気持ちが大分落ち着いてきた※タイミングを上手く切り出し、少し大人になった二人の
未来に向かって歩いていく姿を上手くラブイチャに絡めて作り上げています。
これは前作があったからこそ、出来るシナリオ構成で、素直にライターの方・SMEEスタッフ
のセンスの良さに脱帽します。
こういった事を書かれるとスタッフの方々には次回作へのプレッシャーを感じてしまうかも
しれませんが本気で心から、SMEEには期待しています。
そして心からお礼を言います、本作を企画して頂きありがとうございました>SMEEスタッフ様
※ラブイチャが成分が無くなったという意味では無い。
■琴宮千夏アフター
前半部は本編の延長といった感じのラブイチャを楽しめます。
しかし、中盤からの同窓会?の辺りから、主人公の千夏への思いやりや千夏の寂しさを我慢しつつ
主人公に尽くそうとしてくれる等、少し大人な?シナリオ。
ラブイチャの王道的ストーリーで個人的には大満足。
■愛沢花穂アフター
近親相姦、についてその禁忌を無視して進みつつ、ラストではバッチリと決める。
中々、良いシナリオだったと思います。
何よりも花穂の可愛さがハンパないです。
”同棲”も何も最初から同棲してんだろがー!と突っ込み要素満載の花穂ルートでしたが
思ったよりも良い出来で、非常に楽しめました。
■姫野つぐみアフター
主人公とつぐみの精神的な成長が本当に心に染みるシナリオでした。
舞の存在価値には疑問を感じますが、つぐみとの両親を絡めた後半部分の出来には大満足です。
そしてラストのエピローグがとにかく上手い。
なんか「仰せのままに★ご主人様!」のグランドエンドを思い出してしまいました。
素晴らしい出来だったと思います。
■柳瀬さつきアフター
声優さんの変更、、、私はやっぱり違和感がありましたね。
ボクっ娘で定評があるからこそ、他の誰でも無く、北都さんに変更したのでしょうが・・・。
なまじ、北都さんが超有名な方なのが災いしているからこその違和感な気がします。
で、肝心のシナリオですが、悪くは無いのですが”二人きり”では無いのが個人的には残念。
また、声優変更に伴い、シナリオも北都さんのイメージを引きずる形になってしまった気がします。
北都さんのさつきならでは味も有りはしたと思いますが、やはり声優交代の影響は大きかったなあ
と感じました。
■三枝奈々子アフター
前作のエピローグで感じた矛盾点を補うシナリオ構成でそれなりに満足。
強引ではあるが、取りあえずは納得しました。
奈々子自身の魅力も本作よりアップしていて、個人的には大満足です。
■総 括
花穂・奈々子以外のヒロインはエピローグで二人の子供を見ることが出来ます。
これ、個人的には非常に○(欲を言えば全員に欲しかったですが・・・)
らぶでれから始まったイチャラブ特化型の作品。
そろそろネタに困ってくるんじゃないかと思います。
しかし、前文にも書いたように本作はイチャラブを別のベクトルへずらすことで大きな進化を
遂げることが出来ました。
今後もSMEEには良い意味で裏切られる良質な作品を作って欲しいなあと真剣に思ってます。
次回作はキャラデザを一度変えてみるのもいいかもいいかもしれませんね。
難しいでしょうが、門井あやさんとかの画風はSMEEの作品には合っている気がします。
※特典の婚姻届・・・これどうしろと?w