【全√クリア】【ネタバレ有り】良くも悪くも何時も通りのかぐや作品。突出した部分は見られず、M&M氏の原画目当てでなければお奨めしづらい作品。シナリオに読ませる力は薄い。
何時も通りのかぐやクォリティです。
最近のかぐやの傾向としてシナリオも重視している様子が見て取れますが、本作もそういった
流れを踏んで作られているようです。
しかし、医療機関という特殊な空間を舞台とし、ダークな雰囲気も見せてはいますがやってることは
治療という名目の陵辱だけ。
“シークレット=デザイア” という特殊能力の設定も正直、あまり生きておらず、前作「最終痴漢電車3」の
必殺技のような感じを狙ったように思いますが、滑った感が否めません。
※必要に駆られるのは紗良ルートとハーレムルート位でしょうか。
相変わらずM&M氏の描くキャラクターはなんともエロいし、魅力的ではありますが、正直言って
それ以外に魅力は感じませんでした。
複数姦有り、衆人プレイ有り、寝取られ?有りですので嫌いな方は注意した方がよいでしょう。
※寝取られ有りと書きましたが、それを専門に極めている方が満足出来る物ではないと思いますので
それ目当てで買うのはお奨めしません。
個人的には「最終痴漢電車3」のように各ヒロイン毎にHappyEndを入れて欲しかったのですが
全く救われないヒロインがいたのは残念です。
以下、個別感想。
■高寺 百合花√
最初は、レイナか紗良をクリアしようと思っていたのですが、プロローグで反町が狙っていたのを
見て、急に食指が働き、最初に狙ってみることにしました。
個人的にも好みのタイプでしたが、エロさもさほどでもなく、正直ガッカリ感が強いです。
■上泉 紗良√
エンディング内容、ハーレムでの露出状況から間違いなくメインヒロインと思われる。
“シークレット=デザイア”の能力が唯一、無いと治療が出来ないと思われるシナリオ。
エロのシュチュエーションも個人的には大満足で、一番好きなヒロイン、シナリオでした。
■剣崎 レイナ√
容姿、性格共にすごい好みでした・・・が、ハードルートのエンディングが全く
理解する事が出来ない内容。
”オタクを差別しないようになる”という治療目的は達成してはいるんですが・・・。
個人的になんとも納得出来なかったため、非常に残念に思います。
■潮見 あずみ√
年上スキーな自分に取ってはストライクゾーンのヒロインでした・・・が。
このシナリオもエンディングがどうにも微妙でした。
ノーマルルートは良かったといえば良かったのですが、どうせなら完全に
寝取って欲しかったなあ、と残念に思います。
■桂 輪廻&岩瀬 冬乃√
まさかの超展開。
輪廻自身は無茶苦茶可愛いのですが、あまりの超展開すぎてちょっと気持ちが
ついていかず、なんとも微妙な感じでした。
まあ、“シークレット=デザイア”自体がトンデモ展開なので、有りと言えば
有り何でしょうけども・・・。
冬乃の禁忌も個人的には好きな嗜好ではないので、こちらも微妙です。
■遠野 円√
立ち位置的に「え?」という展開に少々ショックを受けました。
エンディングがハーレムへと続くような打ち切りっぽい終わり方だったのが残念。
結構、好きなシナリオの流れだったのですが・・・。
※ハーレムに続くようでハーレムと繋がっていないのも、あれれ?と思いますが。
■ハーレム√
ちょっw 展開ハヤクネ?
と突っ込みたくなるほど展開早いw
王道と言えば王道なんだろうけど、所詮はオマケルートといった感じでした。
目の付け所自体は悪くないのだから、もっとしっかりと作り込んで欲しかった。
残念。
■総括のような物。
ただ、ひたすらにエロい。
それだけではもうやっていけないんじゃないか?と自分の中で考えされられる一作になりました。
同じM&M氏が原画を担当している最終痴漢電車3や少し古いですが人妻コスプレ喫茶2のように
シナリオが氏の持つ魅力を引き上げていた作品のような物をリリースしないといくらかぐやといえども
ファン離れが始まる気がします。
無論、これは私が感じたことで、他の方々から見ればそんな事はないのかもしれません。
そういった事から、個人的にはお奨めは出来ない作品にはなりましたが・・・。