【全√クリア】【追記・修正】たぬきそふとの方向性が明確になったのか?『娘姉妹』『姪少女』の尖った部分は無くなり、『微少女』を更にイチャラブ方向にシフトしたことで、より万人受けする作品になった。個人的には大賛成だが、残念な諸兄もおられるだろう。
『娘姉妹』『姪少女』の方向性が好きな方はきっと残念な出来なんじゃないかと思います。
作品の方向性が『微少女』のハルナ√のような甘いイチャラブ系になっています。
※遥√だけ少し方向がずれていますが。
個人的には、この方向転換は大歓迎なんですが『娘姉妹』等の突き抜け感を期待している方はきっと、残念なんでしょう。
主人公自体はやはりというか変態なんですが『娘姉妹』『姪少女』のような真性では無く『微少女』の
一佳のようなソフト系の変態なので、一般人なら引いてしまうような変態を望まれている方は多分肩透かしにあう事と
思います。
シナリオの進め方自体は『微少女』と同じで基本、同じヒロインを追いかけ続けていけばエンディングを迎えれます。
エンディングも微少女同様で個別に二種類(多分)通常ENDと妊娠ENDの二つです。
ハーレムもありますが、全員のエンディング後に『おまけシナリオ』として出てきます。
前作とほぼ同じ作りですので『微少女』が好きだった方には、満足出来る作品だと思います。
私的にも満足感は高かったのですが、ちょっと物足りなく感じる部分もあり、少し無難にまとめすぎた気もします。
また、個人的にちょっといいなあと思ったイベントが挟み込まれていました。
登場する4人のヒロインが全員、友人という設定になっており、シナリオの幕間に公園で全ヒロインが集まり、
ガールズトークをしているのを主人公が盗み聞きするというイベントがあります。
※√によって全員での会話じゃない場合もありますが。
会話の内容が、ヒロインの心境だったり、主人公への想いの告白だったりとかなりいちゃいちゃラブラブな内容で、
私以外でもきっとこういうのが好きな人にはきっと堪らない美味しいイベントだと思います。
私は大好物でこの流れのイベントが出るたびに終始、にやにやしっぱなしでした。
また、本作の発売の発表から密かに私はヒロインの「親」の存在に注目していました。
家庭教師という設定ですので当然、クライアントは親ですから、その存在が前面に出て来ない訳ありません。
ヒロイン達と関係を持ち、挙げ句妊娠までさせてしまったときにどのような反応を見せるかも私には結構大きな
楽しみの一つでした。
ただ、予想に反してどのヒロインの親も、私の期待を裏切り、あっさりしすぎで残念でした。
絢音に至っては親に妊娠の事実はおろか、交際自体が、そもそもばれていないという空気っぷり。
もう少し、すったもんだがあって、親に認めらたうえで二人が幸せになるというのを期待していたんですけどね、残念。
以下、個別感想(軽いネタバレを含みますので承知のうえお読み下さい)
■鷺ノ宮 凛√
典型的なツンデレ少女。
Hになだれ込む一連の流れが正直、ちょっと強引すぎだとは思いますが、個人的には割り切れないほどひどい流れでは
無く、ああ、こんなのも有りなのかな、程度で十分許容出来る範囲でした。
※ひょっとすると人によってはご都合過ぎ?と言われるかもしれませんが・・・。
このシナリオの見所はなんと言っても立場の妙。
S方向、M方向へと主人公の立場がHの度にコロコロ逆転しますので、中々新鮮でした。
また、思いがけないタイミングで主人公が告白するのには少々驚きましたが、そこからの凛の態度や言動の変化は
無茶苦茶可愛くてイチャラブ好きにはきっと堪らない流れじゃないでしょうか。
ラストの分岐も主人公の心情を個人的には理解出来る内容で、きちんと最後まで無難に纏めており、一定の満足感を
得られるシナリオだったと思います。
そして、エンディングの妊娠2の一枚絵は個人的に無茶苦茶エロかったのですが、それ以外のHシーンは『微少女』程、
エロくは感じませんでした。
慣れなんでしょうかね。
■早川 絢音√
全国の妹スキーなお兄ちゃん、お待たせしました。
久々に大ヒットの妹の登場です(個人主観なのでクレーム受け付けずw)
いやはや、無茶苦茶可愛いですよ、この妹は。
実妹を性の対象にしてしまう葛藤も上手く描かれていたと思うし、それを乗り越えてからのイチャラブっぷりも
非常に丁寧に描かれていたしで、文句のつけようがありません。
付き合い始めるまでは、少々不快な態度・言動が目に付き、小悪魔的な表情を見せる絢音ですが、付き合いはじめてからの
恥じらう姿や会話にはマジでやられます。
自分の中の妹ランクでは一気に上位に食い込む勢いです。
残念だったのは妊娠エンド2のHシーンでしょうか。
ボテ腹Hなんですが、スク水実装なんですよね。
お腹が見えてこそのボテ腹Hだと個人的には思うので、非常にマイナスに感じ、ガッカリ感がすごかったです。
※凛の妊娠END2がエロかっただけに余計残念だったのかも。
ただ、シナリオ的には凛よりも私は好きですね。
■七咲 遥√
この√の主人公はどちらかと言うと変態度が高めです。
遥が無茶苦茶、いい子なのに主人公の壊れっぷりが、イチャラブ感を台無しにしています。
ただし、変態は変態でも『娘姉妹』『姪少女』のようなM方向に向かった変態では無く、S方向に歪んだ変態
ですので「変態」というワードに反応した諸兄はご注意を。
主人公への依存度合いでは恐らく、ヒロイン中、一番高いと思われる遥だけに素直にいちゃいちゃだけ
で終わらせなかったのは、本当に勿体なく感じます。
ブランドとして方向転換をしようという意識が前作よりハッキリと見えていますが、こういうシナリオを
入れてくるのはまだ迷いがあるのかもしれませんね。
東京都の条例の話もありますので、イチャラブ系への転身は恐らく避けては通れないでしょうから
個人的には最後までキッチリとやりきって欲しかったです。
■片瀬 柚√
この√も遥√同様、主人公の変態度が高いです。
ただ、遙√と違って最終的には普通の主人公になるので悪くは無いと言えば悪くは無いのですが
序盤の変態加減は個人的には勘弁して欲しかったですね。
シナリオ的には小さい女の子なりのよく分かっていない感じとか恋愛観を上手に表現していたと思います。
エンディングはどちらともラブラブ感がよく出ている感じで、変態っぽくは無かったのはほっとしましたし
安心もしました。
しかし、○学生・・・なんでしょうかね?制服は着てますけど・・・。
■ハーレム
本編と切り分けて話が存在させたのはある意味で正解かと。
強引に本編に入れると分岐を作るために個別を破綻させてしまう可能性もあったと思うので
いい判断だと思いました。
まあ、内容は普通のハーレム、なので語るべき部分は何もありませんけどね。
■総 括。
『姪少女』は絵に惹かれて購入しました。
主人公のぶっとんだ変態的思考、変態的行動にドン引きしてクリア後は起動しませんでした。
『微少女』はハルナとのイチャラブと珠希のエロエロさに、大満足し、クリア後も何度もエンディングを
繰り返し見ました。
私が本作に期待していたものは「ハルナとのイチャラブ」のようなラブラブ感が漂うシナリオでした。
遥√こそ、少し躓きましたが、見事に期待に添う形で発売されました。
個人的には大満足です。
「エロ」については前述しましたが、正直慣れたのか余り良いとは思いませんでしたが、これについては私だけ
が思っているだけかもしれませんね。
希にエロいなあ、と感じるシーンは存在はしたんですけどね。
イチャラブ好きには超お奨め、変態度の高い尖った作品を期待している方は回避。
そんな作品でしょう。