低価格の割に攻略ヒロインも4人とそこそこ頑張ってると思います。一応、シナリオらしき物もきちんと有ります。
「姫」「年上管理人」このキーワードに弱い、私は迷わず購入。
シナリオの設定自体はいきなり王様とか言うご都合主義的な物ではありますがそれなりに
”読み物”にしようとする努力は見受けられ、非常に好印象。
低価格物は予算の兼ね合いでどうしてもエッチありきでシナリオは有ってないような物が
多い業界の中でこの姿勢はかなり評価出来ます。
「男の子」を孕んだ女性が王女になる。
という事から主人公は愛する管理人さんに男の子、その他のヒロインには女の子と生み分けを
しようとHow to本を読んで勉強したりするのですが、その内容を生かしたシュチュエーションは
それ程、多いわけではなく、勿体ない気がしました。
低価格=限られた尺、しか無い訳ですから、そこに伏線として練り込んだ部分はきちんと
生かすべきと思います。
とは言え、前述の通り、他社の低価格タイトルに比べればかなり頑張っていると思います。
クリア順は
蓉子→マリア→ヴィオラ→リコ
■立花蓉子
やはり黒髪ロングの年上女性はいいですね。
彼女の立ち絵に魅了され、購入を決意。
真っ先にクリアしました。
尺の問題だからなのか、意図的になのか分かりませんが初エッチがもの凄い強引。
半ばレイプです。
これはいくらなんでも頂けないなあ、と・・・。
”シナリオに頑張っている”のが分かるだけにすごく残念でした。
また、結末がちょっと意外でしたがこれはこれで良かったなあと思います。
■リコ・フラン・フライン
義妹で好感度マックス状態からスタート。
ちょびっとロリ入っていますが、中々可愛いヒロインで攻略は一番最後して
お楽しみはとっておきました。
エンディングも好みの展開で一番、王道的だったかもしれません。
■ヴィオラ・フォン・ベリオーズ
ツンデレ、というか女王様と言うか・・・。
正直、最後まで好きにはなれませんでした。
マリアルートで最後に彼女が口にした条件を聞いたときに「あ、こいつダメだ」と
毛嫌いしてしまったのがずっと響いたのかも。
※マリアの次にクリアしてます。
エンディングは4人のヒロインの中で一番、意外な展開をしますので
ちょっと、感心はしました。
■マリア・ビットナー
このヒロインはまさにテンプレ通りの展開。
主を裏切っての恋愛での葛藤がそれなりに描かれていて、有る意味で一番安心して
シナリオを読み進める事が出来ました。
エンディングは特に特出する点はありません。
■総 括
softhouse-seal作品はいくつかやっていますが、一番良い出来だと思います。
低価格と割り切れるなら良作だと思います。