【全√クリア】【お返しディスク「緋沙子の章」感想追記・修正】んー、雰囲気は確かにある作品だと思う。それなりにエロくもある。が、私がThinkerBellに期待している物からすれば今一つ。
まず、選択肢むちゃくちゃ有ります・・・。
エンド数も多分、12(14?)有ります。
→結局、14どころじゃなく15でした・・・。
久しぶりに攻略チャートを作りながらプレイしました、かなり疲れました。
全クリア後、攻略サイトに記載が載ってるのを見て愕然w 俺の苦労はなんだったんだっw
前置きはここまで、以下感想。
まず、姉妹&緋沙子・蛍ルートでは要視点、ひなたルートではひなた視点で物語は進みます。
視点切り替えのタイプは久しぶりにやったので、その点は少し新鮮でした。
※なんかEVE Burst Errorを思い出しました。ナツカシス
私がThinkerBellに求めているのは「背徳感」から来るなんとも言えない雰囲気です。
今、世に出ている有名どころのブランドでは、私の求めている「背徳感」を表現出来る
唯一のブランドと思っています。
「義母の吐息」「兄嫁はいじっぱり」「ドキドキ母娘レッスン」「恋妻びより」等は
自分の中では最高傑作です。
前作の「なつドキ!ハーレム」がそういう意味では期待はずれだったので今回の「孕ノ胤」には
その雰囲気から、かなり期待しておりました。
クローズドミステリーって何か背徳めいた物を感じますよね。
まあ、なんというか塗りの感じがちょっと嫌い、とか唇が強調されすぎ(タラコ?)だろうとかは
敢えて目をつぶってプレイ開始。
”閉鎖された村”という圧迫感のある雰囲気は確かに味わうことが出来る。
※(個人的には塗りは気に入らないし、タラコも気に入らないが)エッチシーンはいつも通りの
ThinkerBellらしくそこそこ濃厚だと思うので絵が大丈夫でオカズ目的の方には良いのかもしれません。
しかし、なんというか求めていた背徳的な雰囲気は残念ながら味わう事が出来ませんでした。
私と同じような「背徳感の雰囲気」を求めてこの作品に手を出すなら回避をした方がよいかもしれません。
そして、OHPでうたっている伝奇サスペンスを期待して購入を考えている方はそれこそ期待はしない方が
良いのでは無いかと思います。
なんというか、こんなテンプレな展開で宜しいのでしょうか??と疑問に思ってしまう結末ばかり。
それぞれの個別にちょっとずつ、伏線の回収をさせており、全クリアをすると全てが回収される作り。
・主人公は子供の頃に記憶がない
・母親が死ぬ前に何か大事な事を告げようとしていた
・会社の先輩(男)が死亡フラグ確定っぽい感じで大事な事を告げようとしていた
等々。
これ、本当に序盤で明かされる伏線なんですが、感のいい人ならすぐ結末が予想出来ちゃう
んじゃないですかね?
※なんか結末を見て、「クレイナイノツキ」を思い出しました。
■ひなた
好み、という点ではそれほど好きじゃないキャラでしたが終わってみれば結構好きなキャラに。
外部からの唯一の女性ということで相当むごい目にあってしまうのが非常に残念。
話の流れから、ああいう展開は有りだろうとは思いますが、途中までのいじらしさを知ると
なんともやりきれない気持ちになります。
4つのひなた絡みのエンドがあってハッピーエンドが1つしか無いのってどうよ・・・。
■椿
黒髪(正確には淡紺?)長髪と来れば自分の中ではナンバーワンのお気に入りキャラになるはず・・・
だったのですが、いわゆる洗脳に近い状態で少し自分としては引いてしまいました。
なんというかお淑やかなヤンデレ?という感じでちょっと怖いんですよね。
エンド2の展開は正直、予想外で「ちょ、なんで!」とちょっと驚きつつ、好感度がアップしましたが
序盤のマイナスを取り返す程では無かった、残念。
エンド1の一枚絵はかなりエロいような気がします・・・。
■桜
予想外にいい感じで好みのヒロインでした。
「逃げる事」に対する恐怖の理由が思いの外、緩すぎて何であんな程度であそこまでトラウマになるんだ?
とは思いましたが、それ以外は概ね満足です。
※まあ、自分がやられたらそりゃかなりイヤでしょうけど・・・。
”一緒に逃げる”という唯一の展開を楽しめる貴重なシナリオだったと思います。
■蛍
個人的には唯一、”満足”出来たシナリオ。
満足といっても及第点、という程度ではありますが・・・。
先の展開が読めても楽しむ事が出来るシナリオというのはいいですね。
エンディングも”比較的”ハッピーっぽくて良かったです。
”実妹”という背徳感は全く味わう事が出来ません、そこは非常に残念。
まあ、設定上の問題でやむを得ない部分はありますが・・・。
■緋沙子
結末はともかく、気分的にスッキリしたシナリオ。
松館への復讐がきちんと成立したのは正直、嬉しかった(ひなたルートで奴への怒りが溜まっていましたので)
蛍ルートでも復讐は成立しますが視点的に緋沙子ルートの方がしっくりと来ました。
伏線の回収という意味では一番、しっかりと回収されているシナリオだったと思います。
エンディングが3つあるのもちょっと意外でしたし、お返しディスクもありますのでひなたと並ぶ
優遇ヒロインというところでしょうね。
メーカー的には影のヒロインなのか?w
■緋沙子の章(お返しディスク)
本編ではさらっと流されていた緋沙子の復讐の動機~復讐の完了までを駆け足で流した感じ。
緋沙子の”悔しい”という想いと復讐を果たすべく陵辱(一応、夫婦の営み)に耐える姿を見る事が
出来ますので、かなり緋沙子に対し感情移入をする事が出来ると思います。
ただ、松館が死ぬ間際の絡みは、要らなかったのでは無いかと思いました。
松館を恨む気持ちがあそこまであるのなら、自分から望んで腰を振るのはどうかと思います。
寧ろ、あの場面で正体を明かした上で松館の前で要とセックス、、、の方が自然だったと思います。
※無論、「樹さん」と要を呼びながら、ですが・・・。
おまけ、として考えれば上出来な内容だと思います。
#回想が無いのがちょっと残念。
■総 括
全ルートを終わらせ、お返しディスクもプレイしましたので最終的な点数に修正しました。
ちなみに、ハーレムエンドがあるのには正直驚きました。
とてもハーレムになるような感じでは無かったのにね・・・。
しかし、世論の問題でしょうか。
どこに行ってしまうのでしょうか、私の知っているThinkerBellは。
絵は相変わらずのインモラルさがあるし、声優さんの選択もすごく合ってはいるのですが、シナリオに
今までのような輝きは見あたらなくなってきました。
色々な大人な事情はあると思うし大変だとは思うのですが、何とか頑張って欲しい物です。
※関係ないけどひなたって何か若いはずなのにおばさんに見えるよね・・・。