色々言われている本作品、一言言えるのは、俺が求めていたのはこんな結末ではない。
まず、長文感想の前に一言。
ここより先の文章は完璧に私の嗜好が絡んだ文章になりますので不快になる方が
見えられるかもしれません、読まれる方は十分にご注意下さい。
さて、世間ではブルームハンドルらしい作品=まったりとした停滞感が漂う雰囲気ゲー?
というのが一般論なんでしょうか?的はずれでしたら、すみません。
そういう定義で言うなら、この作品はブルームハンドルらしいと言えばらしい・・・のでしょう。
しかし、この作品は一体「誰」をターゲットにしている作品なんでしょう?
一見すると舞台設定を色々作り込み、”まったり”として世界観をプレイヤーに
提供し、その日常の中にヒロインとの甘い生活を魅せたかったのだと思われます。
そのヒロインも被ったヒロインばかりで4人中、3人がツンデレ系という訳のわからなさ。
かつ、アイナというヒロイン級の活躍をする魅力あるキャラが攻略対象に入っていないとか
全く何を考えているのか分かりませんでした。
そして、何よりも主人公が頑張って自分のお店を建て直し、幸せを掴む話だと思っていました。
そういう幸せな話を見たいからこそ、私はこの作品を買ったのです。
※勝手な思いこみと言われれば、その通りなのですが。
ヒロインによっては、そういうお店を建て直し、幸せな未来を掴むルートもあります(リミアルート)
しかし、クラウルートを終えた時、私に残ったのは虚無感と激しい怒りです。
勿論、ああいう展開も有りでしょう。
ぱっと見た感じはキレイな展開だとも思います。
けど、私はどうしても納得出来ず、やりきれませんでした。
根底を揺らがすネタバレだと思うので内容・詳細を敢えて書きませんが、本当にあの結末は
プレイヤーが求めた物だったのでしょうか?
わたしはこの話を読んでいき”インク商会”そのものに対し非常に感情移入をしてました。
インク商会の発展こそが私の求めていた未来だったのです。
主人公の両親が守り、それをアイナが引き継ぎ、今、まさに主人公がその想いを引き継いだ
ある意味、神聖な場所なのです。
1stクリアはリミアルートでした。
正直、リミアは私の好みからかなり外れたキャラでした。
けど、リミアルートのエンディングは私が望んでいた結末で、インク商会の明るい未来と二人の
幸せな未来を信じずにはいられない結末でした。
色々、途中に作りが甘く問題が見受けられる部分もあるのですが、概ね、私は満足しましたし
最初それほど好きじゃなかったリミアというヒロインも好きになりました。
そして、次にクリアしたのがクラウでした。
クラウが終わって前述の通り、激しい怒りが沸いてきたため、残りのヒロインをやる気力が失せました。
今度出るアイナのファンディスクが出たら、購入し、ついでに再開しようかと思っています。