意外に(失礼)面白かった、OHPのストーリー紹介を信じて敬遠している方は勿体無いかも？
まず、作品の感想の前にちらっと前書きみたいな物。
好きな作品の傾向として「姉(妹)」「母(義母)」「姫」がヒロインの物が私は上げられます。
姫と近親と一見すると関係無さそうな属性ですが、どちらも「手が届かない」物への背徳的な恋愛と言う
部分が好きなんだと思います。
今まで多くの”姫”物をやってきましたが、中々ピンと来ない作品が多く、大部分の作品はあくまでも
「設定上と服装」のみ姫で実際に作品をやってみるとこれ姫じゃないよね・・・という作品がどれだけ
あったことか。
しかし、この作品の姫は(私的には)間違いなく求めているお姫様でした。
「背徳感」は正直それ程、感じる事はありませんが、姫という存在が持つ雰囲気は上手に描かれている
と思います。
OHPを見ると
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物語の舞台は、現代日本。
主人公・遠藤忍は、女の子のようにかわいらしい顔をした男の子。
ひょんなことからブルムランド王国のお屋敷に住み込みで働くことになりました。
美しく高貴な憧れのお姫様ルシアと、一つ屋根の下での生活がはじまります。
ルシアは男嫌いでしたが、女性のような顔立ちの忍には心を許し、
いつしか惹かれるようになっていきます。
主人公が的確な選択肢を辿れば、きっと幸せな恋愛ストーリーが展開します。
しかし選択を一歩間違うと、腹黒追い侍女にもてあそばれてしまいます。
そして清楚で純粋で気高いお姫さまも、侍女にそそのかされて、忍をもてあそぶようになっていきます。
心ときめく恋愛物語の主人公になるか、はたまた高貴な女性達の慰み物になるかは、
忍の行動にかかっています。
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と書いてあります(原文のまま)
後半部分の内容について、正直かなり違います。
ルシア自体が芯の通っている女性として終始描かれていますのでルートによって「慰み物」に
なったりはしません。
一部のルートで彼女は別の男性の子供を産みますが、それすら主人公以外に体を許すのは
イヤなので、と膣外受精で出産をします(このルートでの主人公の立場は姫の愛人です)
※膣外受精でも他の男の子供をルシアが出産するのは非常にイヤでしたが・・・。
シナリオはもう少し頑張りましょう、とは思いますが、全体的に楽しめる作品でした。
個人的には、お気に入りの作品となりました。