借金姉妹2が好きな方は問題なし!けどちょっとパワーダウン?
全員クリアしてはいませんが取りあえずファーストレビューです。
「借金姉妹2」の雰囲気をそのまま引き継いだイメージでした。
まあ、発売前から予想はしてましたが、まさにそのままです。
「借金姉妹2」のファンなら、すんなりと楽しめるんじゃないかと思います。
ただ、攻略が2名から4名に増えた為に全体的にラブラブいちゃいちゃ度が
大きく減ってあっさり目になったかな。と感じました。
※個人的には総じて不満足です。もっとイチャイチャしてくれーとw
伊織ルートはイチャイチャがすごかったので満足ですがw
クリア後に借金姉妹2のような幸福に包まれた余韻というか、そういう物は感じられませんでした。
また、借金姉妹2のようなクドイ前作パロディねたのギャグ?は無く、ドラ○ンボールねた
2ちゃんねたが多数見受けられました。
さらっと流れる感じでしたのでそういうのがダメな人でも特に気にならないレベルかと思います。
※屋上のシーンで「株の云々」というのが出たときはニヤリとしましたが。
また、シナリオライターの方が2名に分かれていたためか文体が微妙に違っていたのは
少し違和感を覚えました。
「~だよ」という東京弁と言うのでしょうか、あれは。
東京に一時住んでいた時に私もうつって困りましたが、文末に「~だよ」ってつける
やつです。
※気にしなければいいんでしょうが、若干違和感を感じましたので・・・。
あと、個人的な好みですがプレイ前は舞>由宇>美春>伊織でしたが舞・伊織を
クリアした時点で伊織>>>>舞>由宇>>>美春(舞と由宇がほぼ同率)に大きく変動しました。
なんていうか、、、理想的なツンデレですよ?伊織さんw
ツン期からデレ期の壊れ方がまじやばいですよ、セレン営業サカモトさん一押しもよくわかりますw
※これ読んでないと思いますがサカモトさん!今日から私も同志ですw
いや、サカモトさんはじめ、セレンスタッフの愛を伊織には確かに感じましたw
いや、まじでw
ちなみに随所に出てくる由宇の嫉妬イベント?も非常にいい感じでした。
エロゲ主人公らしくにぶい主人公にイラっと来ますが・・・。
また、タイトルにもある「はらみこ」ですが殆ど「巫女服」はありません。
「孕む」はありますが基本テキストのみで「妊娠発覚」→「エンディング」で
孕んだ状態でのえっちシーンは一切ありませんでした。
発売前にセレンの情報では「内容が一見で分かるタイトル」と言ってたような気がしますが
あまり、タイトル関係なかったかな。
純愛に走りすぎて作品の深みが以前に比べ薄くなった感じがします。
以下、個別ルート感想(ネタバレあります、見たくない人絶対見ないで下さい)
※といっても3人だけですが。
■神坂 舞
「さかあがりハリケーン」のゆかり嬢を思い出しました、なんとなく。
口うるさくて命令系、、、ちょっと苦手なタイプ。
プレイ前は本命だったのですが・・・。
最も彼女になってからはいい感じにデレてくれたので問題は無かったのですが
序盤は正直、イラっときます。
シナリオ自体は淡泊というか余り盛り上がりませんでした。
妊娠エンドも通常エンドも見ましたが、どちらも借金姉妹2のような破壊力は無かったです。
妊娠後のエッチも無かったですしね。
クリア後に包まれるほんわりした余韻が無いんです。
ここは致命的だったかな、と・・・。
その中でもネクタイを舞が締めてくれるイベントはなかなかのラブラブ度でポイントが
高かったですね、周りの生徒の反応をきちんと表現しつつ、主人公の優越感をちゃんと表現
しているあたりがこしょばゆくていい感じでした。
もう一つの恐らく目玉イベントであろうストーカーイベントはもう少し主人公がヒーローっぽく
舞を守る感じが欲しかったかなと思いました。
守ろうという姿勢は良く表現されてはいたとは思いますが、せっかくテキスト内に「舞に手を出しかねない」
と入れてるので実際に手を出させて主人公が盾になって殴られるとか、そんな場面が見たかった
かな、と妄想したりしました。
また、ストーカーイベントで気になって仕方ない事が一つ。
ストーカーが捕まった際に「何故、捕まった際に主人公と舞が学校内で行っていた事」を
教師に話さなかったんでしょうか?
ストーカーの心理状況(多分)は「自分の物」である舞が主人公に穢された許せない。
天誅?を加えようと主人公に殴りかかったが返り討ちにあった。かなり殴られた。
そのせいで教師に捕まって親にも見つかった、むかつく。
こうなった原因は主人公(この場合、舞も恐らく含む)だ、だからあいつらも不幸にしてやる
だと思うのです。
なのに、それを教師に語ったようなテキストは見られず、ストーカー問題だけが無事解決を
してしまっている。
これってなんか消化不良ですよね。
ストーカーをするほど精神的に未熟というか思いこみの激しい人間なら何も言わないなんて
あり得ないと思うんですが・・・。
■宮代 伊織
勘違いから始まった伊織のツンツン攻撃。
最初はものすごくうざいですw
いや、まじにうざいw
しかし、その分デレた時の破壊力はかなりやばいです。
捨てられそうな子犬のように悲しい目でこちらを見るのはもうね、反則ですよ?w
「副作用」が無くなってしまい主人公とくっついていられなくなるのがイヤで
再度、副作用を得ようと加護の解除をごり押しして解除に成功しちゃったりして
涙目とかもう、やること全てが可愛くて仕方ないですw
主人公に一緒にいたかったから・・・と再度、副作用を起こそうとしたことや
加護を消すのを拒否するためにエッチをするのを拒否したりする姿はまじ惚れた!って
感じです。
その後のデレ具合はまさにメガトン級で借金姉妹2の香純の壊れ具合よりも激しいですw
1年後に離ればなれになるのがイヤだから主人公の子供をつくって絆を持ちたいとか
もう、メロメロですw
展開を先読みしやすいシナリオではありますが、不整合も見あたらず、ひたすらラブラブと
言う展開は「はらみこ」ナンバーワンだと思います。
直接のイベントでは無いですが伊織の可愛がっていた白い猫救出でのシュチュエーション
はほのぼのとしてて和みました。なんか妙にお気に入り。
※伊織が可愛いとかじゃないんだけどねw
■宮代 美春
やっちゃったよ・・・と言う感じ。
つっこみ所満載のシナリオでした。
・不思議系少女だと思うが途中でその立ち位置、消失。
・記憶を再び取り返すのがあまりに唐突。
記憶を無くした理由があれなのにあんな唐突に記憶って戻るの?
当初、雨が降りますよ、とか、あのカップル分かれますよとか予言めいた事を口走り
不思議系か!?と思っていましたが何故そんな力が美春にあるのかの説明最後まで無し。
また、それを生かしたシナリオ・エピソード無し。
「運命」をキーに展開するシナリオだけど、結局「運命」に対する説明が「美春だから」
と明確な説明無し。
広げた風呂敷が大きくなりすぎて収集がつかなくなった感じです。
他のヒロインと一線を画す展開でうまくまとまれば化けたかもしれないシナリオだった
だけに非常に残念です。
ただ、シナリオの中で伊織が実家から戻ってきた際に出てくるSDイベントはまじに笑えましたw
詳細は書きませんが借金姉妹2をやった方なら、思わずにやにやしてしまうと思いますよ?
伊織の声がみすみさん(借金姉妹の香帆)なのもいい感じですw
■神坂 由宇
現在、攻略中・・。
■総括
概ね、満足ではありますが心に残る作品かといえば否という感じ。
何年かたってから急にまた繰り返しやりたいとは思わない作品でした。
力の入り具合はよく分かるし、丁寧に作ってあるのもよく分かりました。
新人さんが大きく関わっているというだけあって練り込みが今までのセレンから比べると
少し足りなかったような感じです。
もっともそれでも一般にいう「地雷」では無く良作の部類に入る作品だと思います。
伊織ルートのレベルが他のシナリオにもあれば神作品だったとは思いますが・・・。
あ、エンディングの数見てると舞がメインヒロインなんですかね?