メイド喫茶でオムライスがやたら売れるので勘違いした店長が店をたたんでオムライス屋を始めてしまった、という感じ。オムライスにメイドさんがメッセージを書いてくれるサービスが受けていたのに。ここでいうメイドさんはこの会社におけるCGであり、オムライスは文章である。
アカルイミライはかわいい絵とエロい塗りと責められ続ける女の子、
そしてキャラクターの魅力と、なによりハッピーエンドがあった。
どろどろした後救いがあったのですっきりした気分になれた。
クライミライになってハッピーエンドは失われたが絵と塗りは残った。
クライミライ4になってついに絵と塗りという唯一の命綱が致命的な打撃を受けた。
メインヒロイン以外のCGの何割かが中国産かと思うような絵だったのである。
それはそれはのっぺりした、エロくない絵であった。
線は太く、頭身がおかしく、動きが感じられない。
かわいい子の前歯に青のりとか、そういうレベルではない。別人である。
エロゲー会社は一回外れを作ると次回作は警戒されるはずだ。
評価によって売れ行きが伸び悩んで次の予算が減るスパイラルもあるだろう。
絵のためだけに買っていた人間が手を出さなくなったら本気で終わりではないのか。
今回主人公はヘタレ以上のダメ野郎であるように思う。
ヘタレはキツい状況で悩んで悩んで動けない、というパターンであり、当事者であるが
今回の彼は周囲がキツイ状況で気づきもせずに女とヤってたりするのである。
ヘタレ以上に気分が悪い光景だ。人の苦労も知らないでなんだこいつ?としか思えない。
女の子に対して効果のある責め苦ではない。何も知らない、というだけで「救う力がない奴」なのだから
知らない、救ってくれないという事実だけで充分女の子の希望を奪えるはず。
エロシーンを入れる他の方法はなかったのだろうか、と感じた。