イチャラブ学園ものとしてはなかなか。ただ事前に勝手に期待してたファンタジックな面がほとんどなかったのは残念。
共通ルートは、全体的に日常のシーンが退屈。
食べるか踊るかだけじゃなくてもっと学園ものっぽいイベントを盛り込めたと思うんだけれど。
せっかく唯一まともな男性キャラの京司がいるのにほとんど活躍してないし。
音楽に懸けてるという設定はなんのためなんだろうなあ。
主人公に関係があるわけでもないし、イベントに活かさせるわけでもないし、というかなんでライブのシーンはないの?
結ばれたあとの個別ルートについては、イチャラブ学園ものとしてはなかなかいいと思う。
とりわけリアと銀の可愛さは異常。
リアルートはよくある“友人から恋人へ”なシナリオだけれど、ほかのルートと比べてお互いを好きになる過程がほどよく描かれてた気がする。
リア視点もそこそこあるし。
しかし、というか、なによりも妄想してたキャロラインルートらしきものの中途半端さ。
てっきり主人公あたりがスプリングスノーの歴史とか妖精の伝承とかを紐解いて、ついに妖精との邂逅! みたいな感じだと思ってたのに、謎は謎のまま。
主人公はなにを勉強してたんだろうなあ。
大して掘り下げられないまま、最後のCGを見ても正直感動半減。
……まあ感動はしたんだけれど。
ファンディスクを出すような要素は少なそうだけれど、ぜひ補完してほしい。