軽い気持ちでプレイしましょう。
音楽やCGは非常に高クオリティ。
典型的な泣きゲストーリーですが、演出の良さが非常に際立っています。
あまり小難しい事は考えずに、西洋戯曲や甘いロマンス映画を見るようなノリで、
理性は捨てて感情のみでプレイするのがお勧めです。
素直に明穂に萌えて、いろいろ苦難を乗り越えて転生してやったー!
そんな感じの楽しみ方が、一番よろしいのではないかと思います。
この手のお話って、死生観等を考えだすと非常に面倒臭くなるんですよね。
似たようなお話で、アカデミー作品にもノミネートされた、
1990年の「ゴースト/ニューヨークの幻」という有名な映画があります。
気になって海外のフォーラムを見ると、案の上この手の作品って意見が二極化してるんですよね。
むしろ日本は無宗教だからまだマシな方なのでしょうか。
向こうはいろんな宗教の専門用語が飛び交って、正直半分も理解できませんでした。
個人的に明穂の生への執着の薄さは疑問があります。(悪霊の場合は別ですが)
仏教では、生きることは執着と成ること、死ぬ事は取ったものという教えがあり、
些か逆説を弄するならば、生に執着しないならば、
それは生たらしめている存在では無いと言う事を指すんですよね。
まあ死んでるから当然なのかもしれませんが、
それって既に生前とは内面が変わってしまっているということですよね。
そういうわけで、
つばさに優しい所や千早を許す所は何度も首をかしげてしまいがちでしたが、
私は幸い明穂に萌えることができたので、その辺無視して楽しむことができました。
転生時には激しくう~んと唸りかけましたが、
幼明穂が可愛かったのでこれまたスルーしてしまいました(笑)
ただ、もし萌える事ができなかったら…
おそらく正反対の感想になっていたかもしれませんね。
お気に入りのシナリオ:明穂ノーマルED
お気に入りのキャラ:明穂
お気に入りの曲:「秋の空、微風」、「これからずっと」