大筋は典型的な通俗メロドラマ。とにもかくにも、プレイヤーに強烈な感情移入をさせてしまうシナリオ構成。
発売当時は、体験版として第一章がまるまる入ったディスクが配布されていましたね。
某掲示板で結構話題になっていた事を記憶しています。
ゲーム内容に関してですが、公式HPに書いてあった事がすべてでした。
>泣けるほど切なく時間を忘れてプレーするほどの起伏の激しいストーリー展開。
>あなたに『うれしさ』『楽しさ』『悲しさ』『辛さ』など様々な感動、 さらには『新鮮な驚き』から『禁断の快感』まであらゆるを感情、感動を提供いたします。
>選択肢においても、結果を直感的に想像しやすいものを用意いたしました。
>『選択肢のどれが正解か』で悩まずに、『どちらのヒロインを選ぶべきなのか』で悩む作品にいたしました。
>その結果、主人公=プレイヤーという究極の一体感を提供いたします。
感想としては、まさにこのageの思惑に完全にはまったといった感じでしたね。
ただ、突っ込みたい所が二点ほど。
まず一点目、五行目に書いてある「主人公=プレイヤーという究極の一体感」
これはさすがに無い・・。
確かに選択肢を選ぶときは、相当悩みました。
ただ主人公との一体感というのはちょっと・・。
いやまあ私はそんなに嫌いじゃないんですけでどね鳴海孝之。
どちらかというと、ヒロイン側に感情移入MAXだった感じですかね。
そして二点目、二行目に書いてある『禁断の快感』
ちょっと、この禁断の快感って何なんですかね!?
三角関係の葛藤!?
水月の犬○○!?
彼女の妹の××!?
まさかのマナ○ナ!?
当時、下請けで受注していた某ゲームの資金を流用して君のぞを制作したという黒い噂がありましたが、
その某ゲームに『禁断の快感』に近いフレーズが使われているんですよね・・。
その点を踏まえると、『禁断の快感』に該当するのはおそらく上の中で四番目のマ○マナ・・。
はぁ・・。いやはや・・。
最後に、感動といえば、プレイ時やプレイ直後は特に感泣するという事は無かったのですが、
ゲームのしばらく後に発売された、
「マヤウルのおくりもの」と「ほんとうのたからもの」
を購入して改めて読んだときに、自然とあの場面が眼前へと広がり、うるっとなりました。
「さよなら………しよ」
今でも脳裏から離れないシーンです。
お気に入りのシナリオ:水月シナリオ
お気に入りのキャラ:遙
お気に入りの曲:Rumbling hearts、六月のメモリーアレンジ