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saphireさんの天使ノ二挺拳銃 -Angelos Armas-の長文感想

ユーザー
saphire
ゲーム
天使ノ二挺拳銃 -Angelos Armas-
ブランド
NitroPlus
得点
98
参照数
633

一言コメント

期待していたので、流し読みはしないで、心に刻み付けるつもりでプレイ でも…すぐに挫けそうに。時間を置いたり、我慢して、乗り切った。…やっと、一回終わった。でも、自分には心に残る作品になりそうです。嫌悪、嫉妬心、もどかしさが進行を妨げる、…ゲームだからと許されるのか?と思ってしまう生々しさ。拳銃はそれを吹き飛ばす象徴。爽快感は得られません…。予想外で予定外、後3年は、世の中に出てこなかった気がする作品に出会い…。とにかく最初の一回目。これっきりと覚悟して、天使に生じてください

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ニトロプラスが 作ってくれたのに 感謝したい。
最初に言いたい 嬉しいこと。
…わざわざ 作ってくれたんだと そんな気持ち。
全然、想像も出来ないかったことだ 
旨く言えないけど
もっと求められている感じを、ずっと作り続けて行って、終わるのだろうと
……諦めていた。
出来上がったのは きっと面白いだろう・・
でも・・ という気持ちはどこかに のこるだろうとも。


「人は増えた だから人は減る」

いつかはやってくる来ると思う… 終わり
あんまり目に見えないだけ
 バイオハザードで人類が滅びるなんて
何時、寝ておきて 目が冷めて 気が付かないで…
何処で誰が何をしているのか なんてわからない
人の手に余る事なんて いっぱいありそう
地震とか隕石とか天変地異とか 偶然か
目に見えないところで もう手遅れになっている
目に見えない怖さ。忙しく日々に埋もれれば 自然とわざわざ考えなくてすむ
ケーブルに足を引っ掛けて コンセントから抜いてしまうような…
何度も、事なきを終えてる 単純で 簡単で 案外、微妙なバランスで
成り立っているように感じるのは何故だろう
あぁ 安心が 理由が欲しいんだ
実感する 理由が ほしい…
誰かのため、になにかをして そうやって生きていたい

自分は…妙に同調できた、『自然現象』的な衰退の過程
「個」が終わり… 「種」も終わりゆく風景…
あれほど、痛かった痛みが 全体が飲み込まれていくなかで
薄れていったのが…なんか分かった。
ぼやかしたりしないで、ハッキリと描写したところ
最後まで、希望的観測、都合主義がなされない終わり…

だから 余計に希望をもってしまったのか。
もてた、自分が嬉しかった。

誰も生まれなくなったら、未来に展望も希望もないのかな
セックスなんてタダの行為になり下がり、欲望を満たすだけの道具
人には感情がある、人を、誰かを思いやれる気持ちを、持ち続けられる。
そんな…簡単には終わらないでほしい。

そんな なかでもそれぞれの行き方を歩んで行く。人は沢山いて、
そうある人も、そうじゃない人も

集団で行動する人も
一人でいる人も
多少の不安はあるけど
私はどうしたいのか、あまり切実ではなくて…
…考えてないと思う
今は平和だからね…

--------------------------
本能に忠実に従い
小巻・ルート(だと思う…)クリアしました。
再度プレイで他のルートをする予定は…今のところありません。

------感想と流れ等--------

ヴィムと小巻の交差シーン、この一瞬が、思い出深い。
これで、小巻に対してすごく魅かれたんだ、と思う……。

(本当、一瞬で 気がついたら終わってた…)

エピローグ 戦い続けた後の…
一人で、病院の病院のシーンは
一瞬全て夢だったのかと思うくらい綺麗だった…
外も晴れ渡っていて
すっかり覚えてしまった ラジオから流れてくる歌…

病室へ急ぐヴィム…
途中で出会う仲間たち…

 産声

そして赤ん坊

それを抱く小巻…


…それが全てだ

これを忘れなければ生きていけるだろうと思った。

なんかターミネータの終末世界に似てませんか
子供はやっぱり 天使の拳銃 とかもっていて
戦士になるのかな…

ヴィムはマトリクスのネオみたいに
弾丸(たぶん)…避けるし
すごいから
優秀な戦士なんだろう・・けど


…頑張って、両親、これから愛する人たちを守ってくれ… 頼む。



余り参考とかではなくて!
自分の確認でちょっとメモみたいので
塗りつぶしてるだけ……
(内容すごく酷いと思う 未整理)


-----
頭にヨギル
頭をリセット、忘れようとしようと
どうも頭を振る……思い出すだけで辛いからだ…
余り思い出したくない…

小巻を考えるか?子供を…あのシーン
今、溢れる …染み出す 想い 思い出で、
それを小巻一色に塗りつぶす…(馬鹿か?駄目…だから想えばよぎる だから嫌な事も思い出す)
 
他のことを始めて気を紛らわす(無難)
痛みには より大きな痛みで押しつぶす
もっと、きつい痛み………(冗談じゃない…)

無難なのは思い出さないように、
…書いたら
実は…気をまぎらわすために 書いている
他のことを直ぐに始めることだ……。 
自分をコントロールしろ!!するんだ!

--------
最初の画面で流れる曲が
どこかで聞いたことがあるような……月の光/ドビュッシー
クラシック、エンドでも流れました。 安心感
時計の針。秒針が鳴っている…(無音だと分かる)

天使、……自分は……傍観者……。

ニトロらしい
盛り上がりは特にクライマックスにあるというわけでは
なく、浅く広く散りばめられ ゆるやか。

最後まで自然な流れで。

~選択肢~

少ない。
あまり感情まかせに決めてしまうと、どうしてこうなる?という
違和感を覚えるかもしれない。

天使であるヴィムの感情は、とても純粋
本当に考えた方がいい。そのほうがいい…

ヴィムは本当に考えて、いるようだから…

この救いのない世界で
たぶん選択は殆ど無い …そうなると分かっていることだ。
なんでこうなるのは なんて 都合のいい いい訳に感じる

選択、
アンリのそばにいて 幸せになれる ハズない…

ヴィムは小巻を想って人間になった

それから、誰かを愛せるか?
もう無理だ…
興味本位は実を滅ぼすだけだ
矛盾だ
辛いだけだろう……。
それに 絶対に後悔し、報われないと感じる。

~流~

メインストーリがあり、だれと関わりを持つのかで
そこから、分岐するかんじだから。
祭りのとき 天使は何者なのか(話がでてきたとき それまで考えもしなかった)
そこから、何者か想像するのは難しくない。
それから、話が一気に終末へ進む。

もっと、あたりまえの 幸せを実感したかった
イチャいちゃしたかった!!
ご飯うまかった!!
…温泉入りたかった!!


……頭がしびれてしまった感じ……
終わっても眠れない……

感情を焦らし、逆なでようと、よく計算されてる感じがします。

天使は傍観者で
天使は人間と関わっていけなくて
…アンリ厳しい…

それでもただみていることなんて できなくて
それが本音、切実 希望

身近に感じてしまった人は決して他人ごとには
ならない。

ただ話を聞くのと 
他人でも それを見たり、知っていたりするのとでは
全然他人ごとに感じない。
何ができるわけじゃないけど……

あーきーらーめーるなーーーーぁ


(もどかしいぃぃいいい!!!)


~ナレーション~
物語を語る 語りが

ヴィムの思考と同じであることに
ひたすら、ずっと、苦しい。

ずっと喋ってるなよ!!
意識混濁か!?

すっと、いつまでも続くように思っていた。

やるせなさを…(勘弁してくれ!)

人間になって、…そんな風に感じなく
なっている事に気付いた…。

  小巻のおかげだ

最初あれほど嫌悪で最後まで緒を引いて
最後の瞬間まで残ると思ったあのことが
最後は忘れていた…!?

……
あ・・なんてことだ
忘れるなんて…慣れてしまったのか?
人が死ぬ事に…

でも、それ以上の感情と想いが占めていたことは
ゆるぎない事実だ…
すべて忘れたいともおもっていた…

悲しいことは、忘れるようになってるのか
薄れていって…
あの少女のこと絶対忘れないとおもったのに…
あのときは!!
そのまま一斉を、みたときは撃ち殺したかった
俺は、あそこまで暴力に
過剰に反応したことは
…ない 理由なんていない

~流れ 個人的に印象に残ったシーン~

少女のこと
ヴィムと二挺拳銃
小巻とヴェムがすれ違い、交差するシーン
町に降りたち、二挺拳銃を両手にヴィム
小巻の友達と恋人のこと
病院お婆ちゃんのとの会話
アンリの過去の語りから天使と少年の像の演出
小巻の友達
祭り(小巻)
小巻とヴィム
サチ
ミニ(やっぱりニトロだなぁ)
空 いっぱいの天使
ジェイ フーコ
アンリ 一斉
新沼 ビックサム
ペータ
ヴィム 小巻
ヴィム仲間
ヴィム家族

~ 小巻 ~
バイト姿
(ファミレスは 最 高)
・・まさか風俗 とか 経験は無いよね・・って
本気の本気で 心 配 する。

バスタオルをもって、風呂場へいって
まだいる?(戻ってくる…いいよ グット)

あれだけ素敵で、魅力的な人だ
とにかく笑顔が素敵だ
人を疑うことをしない… だから心配だけど
笑って許せる?
何事にも前向きな人 誰にでも笑顔って出来ないよ
風子がああなった原因は、庇えなかった自分のせいにあると、ずっと後悔。
献身的に看病している…

大学卒業後は、付き合いは?
時間と金銭面 風子のこともあるが
特定の恋人がいた様子はなかったけれど…
はじめてでなくても不思議はないけど…だからって
当たり前のようで、ちょっとくやしい
それは、そう想って当たり前の感情だ。
そこまで思うなんて…
過去は・・・・過去だ。彼女がそうだったら
それでいい……

今、俺を向いてくれてる小巻が……全てだ。

今日まで大丈夫だったからって
明日も大丈夫とは限らないよ と

仕草、すべての カット絵
ベットに横になった姿。
子供を抱いた絵
ヴィムと小巻とちょっと大きくなった子供

小巻エンドの後、

気になってしまって……。
アンリの話を聞くを選んだらで小巻がどうなってしまうのか
小走りに 状態を覗き見て
俺は 負けた。自分の本能を 殺したくなった。

絶対わすれること わすれろ
封印だ。わすれろ わすれろ

他のことで塗りつぶせ
小巻の笑顔でぬりつぶせ

その後、横になったが 全然 眠れず………
…よぎる 頭を振る 毎日…………


~声優~

ヴィム:片岡大二郎(迷ったが、決めて最初からオフでやらせてもらった…すまん)
アンリ:佐伯亜美(直ぐに、じわじわ確実にアンリのイメージにピッタリ重っていった
渡部小巻:手塚まき=生天目仁美(明るい、もっと聞きたい 甘えたい 守りたい)
渡部風子:木村あやか(フーコは風の子元気な子)
ペーター:犬神ミカド(何となく陽気なガンマン)
ジェイ:中原茂
渡部一斉:巌蝉秋
少女:ハロワの奈都美ちゃんの生まれ変わりに聞こえて耐えられなくて…、
もうやめようかと思った!!
何故彼女が!!! そうなのか!?


~~
 小巻 
心が冷めて
疲れていたのかもしれない

…暖かい

小巻と肌を重ねてなんだか、それだけで
救われた気持ちになった…

人間になって最初の朝 輝いてみえる

眠っている彼女を見れば、 …とても幸せそうで 、

 想う

これからずっと、守っていくから、この二挺の拳銃で。

                 
 少女(両親に愛されて、この世の中でとても純粋に可愛らしく成長して、すべてが…これからだった 人類最後の卒業生 ラストチャイルド。 だった…奈都美ちゃん。名前は勝手に命名したけど…、不憫です…とても可哀想です)

 ヴィム(もぅ…ちょっと行動!! 感情だそうぜ)

 アンリ(笑顔の彼女がもっと見たかった。 …甘えたい年頃だったのかもしれない)

 フーコ(小巻の妹。明るい表面とは裏腹に、内面ではひどく子猫のように怯えていて、怖がっていた)

 サチ(そこまで、一斉を…)

ペータ は最後の最後までいい役でした。
最古参の天使であるペータの「経験」は凄まじいものが
あると考える。最初にウィルスが侵されて
最後まで自我を保てたのを見ても、
彼が精神的にも強靭である証拠だと思える。
ペータはわざと撃たれたと思うのは都合のいい解釈だろうか…
少なくとも心底、本気でヴィムを撃とうとはしなかったんだろうと
思った。
陽気な言動とは裏腹に、最古参の天使であるペータは
やっぱり…疲れていたのかもしれない…

ペータとジェイを比べた場合
ポテンシャルからいったら、どちらが上だろうか
難しいが、結論から言えばペータの方が高いと思う。
流石のペータもジェイに対して甘さは見せないだろう…
だけどペータって最後まで「お人よしってイメージ」が
消えないよ…本人、「そんなことない。」って言いそうだけど
肝心な所で、スキ見せるんじゃないかな。

「理由は なんてない」

「どうするかって 戦うしかない」

そこで、暫くしてエンディングがくると
期待した。真っ黒な背景に 文字だけながれる
簡素なやつ。

エピローグまで用意されているとは
正直。思わなかったよ…。

小巻の友達(リエと恋人)(強い人達だったんだ、本当、これが普通の人間といえるんだ)
少女の両親(親…です)


…チンピラ …ヤクザ 
ハッキリとわかった。分かってたけど再認識 必要ない

癌細胞

この世に存在が許せねぇ………消えうせろ雑魚ども!!!!

一斉。 …小巻の親父だし…

なんで暴力ふるうかなーーーー!!!
弱いものいじめだぞ!!
おめぇつよいんだろが

特攻は許す!!

ビックサムと、新沼は地獄行きは確定だ…ゆるぎない
結して許すことはできない。
過去を捨てて生きるって、できるのか
最後を見て…ホントに少しだけ分からなくなった。
薄皮一枚のさ もぅ透けてるし 
…気分しだいで…爆発

…不思議だ 妙に納得する自分がいて、
どんな悪党も 子供が殺せなかった …あれか
…結局、事が 頭よぎったら かんけーね
おさえることなんて できねーーーー

…だだ、小巻のこと。 彼女がアクセルで ブレーキ………。




…ジェイ……、…チンピラ… 地獄落下 最下位

チンピラは屑。
ニンゲンシッカク

……簡単に逝き過ぎ
……許せるかよ。 バカメ
せめて手足を縛って 動けなくし
的にする 股下連射…
生き埋め、水中投下
…百舌ってダイブ位当たり前
まるで、もうそれでかたずいたとばかりに
終息する感じが辛かった…なぁ


…ジェェェイイイイイイイイイイイィィィ!!!!!!!!!!


こん!!! 八つ当たり野郎!!!

ほんとに ほんとに ただの 八つ当たりだな!!!

こ、こいつは……わからなすぎる…
狂ってる、としか言えない
くらい 狂ってる
こいつについては…知りたいとも思わない

同情なんてもっての他だ!!

そのとき、決してこちらに向けられることはないと想った。
小巻がコイツに向けた 笑顔と 病院での出来事が。
それが それを見て! それから先…が 不安で胸が裂けそうだった!!
すごい 嫉妬感と眩暈がしたほどだ 
本当だ ジェィ…!!