01に比べたら随分よくなっていた。
自分は今回、Muv-Luv Alternative Chroniclesシリーズを今後買うかどうかの指標にするつもりで購入したが今回はよく出来ていた。これなら次も買っても良いと思えるほどには楽しめた。
今回、業界No1の演出に加え、シナリオに関しても前作に比べ随分マシになっていたと感じた。特に「憧憬」に関しては笑わせるところは笑わせ、締めるところは締めるといった感じでギャグとシリアスのギャップがとてもよかった。ただ、エロに関してはおまけで一応あるにはあるものの、前回と同じく本編にはないのでそれに期待すると肩透かしを食らうので注意が必要。
個別感想
デイアフター
前回の01と比べシナリオが随分改善された。前回と同じくボリュームこそないが、中身が随分濃くなっていた。マブラヴらしく"熱く"盛り上がるところでは盛り上がり、前回の終わり方とアンリミテッドの世界ということを考えると、暗い未来しか想像できないような状況であるが、今回はかなりすっきりして綺麗に纏まった終わり方をしていた。
ただ、主人公の過去の"トラウマ"も神宮寺少佐の取り巻く環境と、あの「また生き残ってしまった…」のセリフを聞く限り、一抹の不安を感じないこともないが…
なんとなくオルタでXM3が完成したときのことを思い出す。
あの時もトライアルまでは物事は良い方へと向かっているような感じに見せておきながら、武を地獄の底にまで叩き落したことを考えると、今回の終わり方に懐疑的な目でしか見ることが出来ない。03以降の何処かで必ず鬱描写があると思われるが、今後に注目したい。
憧憬
かなり面白かった。最初はただのギャグ物かと思ったりもしたが、シナリオも後半で一気に盛り上げてくれた。特にギャグに関しては個人的に今年プレイした中では一番ヒットした。無駄に演出も凝っていて戦闘だけでなくギャグシーンに惜しみなくその技術を投入していて本当に笑った。特にゲルハルト・ララーシュタイン大尉と主人公の真壁 清十郎はツボだった。この二人には今後、是非レギュラー化して欲しい。今回だけの登場はあまりにも勿体無い。