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samusonさんのSteins;Gateの長文感想

ユーザー
samuson
ゲーム
Steins;Gate
ブランド
MAGES.(5pb.)
得点
90
参照数
1829

一言コメント

面白かったが・・・

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

感想書き直し。
きちんと書いていなかったので・・・ 




確かに面白い。中盤はものすごく話に引き込まれた。
ただ話の中で出てきたジョン・タイターについて昔、多世界解釈を調べている時にたまたまその存在を知ったこともあり、予言についてはプレイする前から知っていた。ジョン・タイターはいくつもの予言を残している。いくつかは当り、いくつかは外れている。その予言の中に第三次世界大戦が起きると予言している。これを知っていたので多分、これが絡んでくるのだろうなと予想がついてしまった。
次にバタフライ・エフェクトという映画がある。バタフライ・エフェクトの主人公は自分が愛する人を助けるために、何度も過去に戻り過去を変え、愛した女性が不幸にならない未来を作ろうと頑張る話なのだが、何度過去を変えてもうまくいかない。そして最後は自分と出会わなければ未来は変わるという結論にたどり着きそれを実行する。そして映画のラストシーンで主人公が主人公の記憶を持たないヒロインと街で出会うという場面があるのだが、そこがSteins;Gateの紅莉栖ENDと酷似している。バタフライ・エフェクトではマルチエンドという映画にしては変わった手法を取っている。映画verのエンディングでは主人公は声をかけずに彼女に干渉しないという選択を取って終わりを迎える。
しかしDVDverでは街中で見つけたヒロインに声をかけ彼女と今後つき合う未来を予感させて終わるというのがあり、Steins;Gateでの終わりも二人の今後の可能性が描かれており、そこがものすごくバタフライ・エフェクトに似ていると感じた。

自分はこの2点について知っていたため、紅莉栖√を進めているときになんとなく話の展開と、終わり方が予想できてしまったため、世間で言われているほど驚きもしなかったし、スゴイとも思わなかった。
ではなぜこの得点をつけているかというと、主人公のカッコよさと、中盤までの話は楽しませてくれたのでこの得点をつけました。


最後に。
少なくとも、今までプレイした世間一般で伏線がすごいと言われる作品のように
鳥肌が立つような展開はなかった。